ステムの太さに差があるディスプレイサンセリフ。基本的にローマンのように縦線が太く、横線が細い。プロポーションは幅広で字形はやや野暮ったく、古い書体の印象がある。イタリックは少し筆っぽいニュアンスがあり可愛らしい。お菓子のパッケージとか合うかも。4ウェイト。ただいま40%オフセール中。
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スワッシュが豊富なカリグラフィックイタリック。アクセント記号付きやオーナメントも含むが、800を超える字種があり、様々な文字組の表情が楽しめる(その割にリガチャーはだいぶ少ないが)。Pro 版はもちろん、異体字切替機能がないアプリ用に、ファイルが分かれたバージョンもある。名前はモナコにある有名な街の名前から。ただいま10%オフセール中。
ややエクステンドでスタンダードなサンセリフ。ややヒューマニスト寄りで(やや言い過ぎ)、a や g が2階建てになっている。「白」の名の通り、あまり主張しないシンプルで読みやすい書体。字種は残念ながら多くなく普通。9ウェイトあるが、一番重い Heavy はインラインタイプとなっている。サンプルイメージは IBM のロゴなどで有名で、世界中のグラフィックデザイナーに多大な影響を与えたポール・ランドの言葉。どう訳したらいいのやら(笑)。
マルチスタイルのディスプレイファミリー。サンプルイメージには4種類の書体が使われているが、一番大きな書体名を書いてるヤツはなんと書体としては入っていない(なんでやねん!)。オーナメントの一つとして、この書体名がひとつのグリフになって入っている。…意味不明だ。まぁそれはさておき、他の2種に加えサンプルには入っていないあと3種、計5種のディスプレイ書体のファミリーとなっている。「UNE…」と組んでるのが Crypte、上下の小さい字が Metier である。ほか、Metier のクセを強くしたような Fait Divers、ジオメトリックサンセリフの Poste、Poste と Meiter の中間のような Midi がある。全部小文字はなし。
英国スタイルのヒューマニストサンセリフ。Gill Sans の影響が見て取れるが、ステムが所々ほんの少しだけ外側に膨らんでおり、やや柔らかめな印象を持たせている。本文用として設計されており、ファミリーと字種が豊富。スモールキャップスや数字の字種を減らした Std 版もあり。8ウェイト。
ステンシルタイプのモダンローマンディスプレイ。元々は Compass TRF という書体のファミリー。ジオメトリックなモダンローマンという珍しいスタイルである。Regular の字形はまぁまぁ普通だが、Alternate の方はセリフの先に丸いドットが付くなど、デコラティブになっている。Bold と2ウェイト。名前は特に小室哲哉とは関係ない模様。
ぐにょぐにょな手書きのモノラインディスプレイサンセリフ。ややコンデンスなプロポーションで、大文字小文字あるものの、全部同じ大きさである。ファミリーに Gota というタイプがさらに巻きが強いセリフがある。それぞれにぐにょぐにょのスワッシュオルタネートがあり、リガチャーもかなり多めに用意されている。もちろんオーナメント類も揃っている。ウェイトが太いタイプもあるが別書体となっており、こちらは名前が Romeo となっている。つまり「ロミオとジュリエット」なのだが、特に仲を引き裂かれたり心中したりはしないようである。
ダイナミックなブラッシュスクリプト。傾きがかなり強くスピード感があるが、スワッシュはそんなに大きくなく、割とコンパクト。オルタネートは結構ある。前も説明したが、こういう書体ってスピーディに書いてるかと勘違いされるが、これも結構ゆっくり書いてるハズ。普通の字を書くよりもずっとゆっくりで書かないと、なかなかこうは行かない。もし筆ペンとかで書いてみようという人がいたら、ゆっくり書いてみることをオススメする。名前はタガログ語で「ありがとう」の意。ただいま35%オフセール中。
スタンダードなローマンのプロポーションを持つスラブセリフ。スラブセリフは大体ディスプレイ用が多いが、これは本文に使っても全然問題ないレベルで洗練されており、色々と使い勝手が良いように思う。文学作品は難しいかもしれないが、それ以外なら何に使っても文句なしという感じ。字種はかなり豊富で、アクセント記号やリガチャー、数字も各種揃い、スモールキャップスもある。9ウェイト。
字形のおもしろいディスプレイサンセリフ。基本的にはジオメトリックでややカッパープレート風味があり、平べったく小文字がなくてスモールキャップス。大文字はベースラインが下がっていて、小文字が上下中央に来る感じである。各字にはちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがあり、大文字にはデコラティブなオーナメントの付いたイニシャルもある。
これ Estilo という書体の Pro 版という事らしいが、雰囲気は踏襲しているものの、全然字形が違う。うーん。個人的にはこっちの方が好き。ほか、スクリプトタイプの Estilo Script と、本文向けの Estilo Text がある。