かなりラフで自由なスクリプト。ボヘミアンの少女にインスパイアされてデザインしたとある。「ボヘミアン」とは名の通りボヘミア人という意味ではなく、なんか自由な放浪者的な人を指すことが多く、この場合もそれだろう。普通の Script と、ラインの端々に丸いちょんちょこりんが付いた Drop、線に抑揚がない Line、Line と Drop を合わせた Line Drop の4つのスタイルがあり、このスクリプトに似合う手書きのコンデンスなサンセリフとセリフもある。アイコンやオーナメント類もあり。書体はコーラペンを使用してデザインしたとある。コーラペンとはその名の通りコーラ味のするペン…ではなく、アルミ缶を切り出して作ったペン先の事をいい、モダンカリグラフィの世界ではちょいちょい使用されるもので、主にコーラ缶が使用されるようでこの名がある。「Cola pen」で検索するといっぱい出てくるので興味のある方はどうぞ。な~んて~ ボヘ~ミア~ン♪
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アール・デコ調のディスプレイ。ステムの太細に極端な差があり、セリフはくりくりカールしててかなりデコラティブ。時代の雰囲気をよく醸しだしていると思う。小文字はなくスモールキャップスで、Esther Plus の方にはノーマルのものに加え、L を元にしたリガチャーがいくつかと、サンプルイメージの「THE」のようなキャッチワードが数種。だから買うならこっちがオトクだろう(両方買う必要はない)。「エステル」は欧米人女性によく見られる名前だが、元をたどれば旧約聖書に出てくるユダヤ人女性の名前らしい(でもあんまこっちとは関係ないと思う)。
カーリーでかわいらしいサンセリフディスプレイ。基本的に字幅の狭めなサンセリフだが、そんなに派手ではないやや控えめなスワッシュの付いたオルタネートがある。リガチャーがかなり豊富で、大文字同士だけでなく、大文字と小文字の組み合わせも多数あって組み応えあり。ウェイトは残念ながら今のところ Light ウェイト1つのみ。名前のマーセドとは、カルフォルニアにある都市らしい。
スタンダードなプロポーションのスラブセリフ。ステムの太さにはほとんど差が見られないが、水平なセリフはちょっと弧を描いてしなっているほか、イタリックは手書き感がよく残っていて、伸びやかな印象がある。幾何学的な冷たさはあまり感じない。字種やリガチャーもかなり豊富で、2ウェイトしかないものの、本文用として十分通用すると思う。カナッペというと、パンやクラッカーなどにチーズや野菜などをのせた軽食を思い浮かべるが、元々はフランス語で「ソファ」の事らしい。なのでソファのオーナメントも入っている。
レイヤー型の非常にデコラティブなバロック調のディスプレイ。アウトラインとセリフにちょんちょこりんが付いたベースの書体に、いろんなパターンでの塗りつぶしを重ね、さらに上下左右に伸びるツタが付けられ、さらにそこからそのツタに付ける花や葉があるという、組んでいて何とも楽しい書体。様々な組み合わせのバリエーションから、自分だけのデザインを選んで欲しい。名前はポルトガルの都市からとったそうな。
超極細で手書き感が全然ないスクリプト。字によってはほとんどオブリークのサンセリフになっていて、ボウルがあるものにかろうじてスクリプト風味がある程度という珍しい書体である。n やm などはあまりに角ばりすぎて字には見えないほど。ウェイトは5種あるが、一番太くても他の書体に比べてかなり細い。一番細いものは通常のサイズだとほとんど判別できないので、かなり大きく使う必要があるだろう。リガチャーやスワッシュオーナメント?は結構豊富。5ウェイト。名前は、例のスマホアプリとは関係ない。スタンプもないしね。
本日節分ではあるが、そうそう関連する欧文書体もあるわけないので関係ないものを紹介する(笑)。Courier などと同じような、タイプライターを模した書体である。ただしこちらはモノスペースではなく、普通の書体のようにプロポーショナルで、かつ字形も自然で読みやすい。海外ではこのテの書体はどうも郵便物とイメージが結び付けられているようで、この書体も「電報」の名が付いている(courier も「配達人」などの意)。2ウェイト。ただいま40%オフセール中。
なんかどっかで聞いたことあるようなないような名前のディスプレイサンセリフ。ジオメトリックに分類できると思うが、ウェイトは軽めで重心が高かったり低かったりで、なんかオシャレである。「建造物的なデザイン」と紹介されてるんで、そのへんの用途にマッチする…か? まぁ自由に使って下さい。小文字はなしのオールキャップス。2ウェイト。
スワッシュイタリックしかないサンセリフとでも言えばいいだろうか。まぁそういうサンセリフなので、ディスプレイと分類した方がいいだろう。FTN Lisboa(なぜかこっちはMyFontsにない)のスワッシュイタリックバージョン。やや Gill Sans 風味のあるヒューマニストで、大文字にはスワッシュを採用している。いくつかはちょっと字形の違うオルタネートがある。リガチャーは結構豊富。普通のスクリプトだとクラシックすぎるな、という時に選択肢として入れられるんじゃなかろうか。
クラシカルなちょっとぼてっとした本文用ローマン。Plantin を参考にしたとあり、時代を感じさせるオールドスタイルの王道といった感じである。ファミリーはボールドがひとつあるだけだが、代わりにその頃によく使用されていたオーナメントや、ドロップキャップスに適したオープンフェイスがある。どっしりして重いので、大きく使うには不向き。やはり本文組に使用すべきだろう。ただいま50%オフセール中。