名の通り、モードな雰囲気のフレアセリフ。アール・デコ風味のあるコントラストの強い字体に、細いラインの端にのみちょっとしたフレアセリフが付いていて、オシャレな雰囲気を醸し出している。K や R、X の右のレッグが垂直に裁ち落とされているのがおもしろい。大文字にはリガチャーが大変豊富に揃っており、おもしろい文字組が楽しめる。x-ハイトが大きかったり、ややちょっと野暮ったさがあるのが残念。もっと尖っても良かった気はする。5ウェイト。
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本日『海王星の日』だそうでこちら。すっきりと読みやすいジオメトリックサンセリフ。N などのステムと斜めの線が繋がるところが尖っておらず、Futura に比べてやや目に優しい印象がある。e や s などの巻き込みも弱い。K のレッグが離れてるのと、Q のテールが真下に伸びてるのが特徴的。2年前はそのものズバリの名前の書体がなかったが、今年になって発表されてよかった~(笑)。6ウェイト。
本日『ヴァイオリンの日』だそうな。1880年に深川の三味線職人・松永定次郎が、初めて国産ヴァイオリンを作ったとか。というワケでその名を持つ書体を紹介。優雅(?)な名前とは裏腹に、ぶっといモノラインに、半円状の変わったセリフを持つスラブセリフディスプレイ。基本的にはややジオメトリックなアップライトで小文字はなく、大文字グリフにはスワッシュの付いたオルタネートが割り当てられている。フィルがソリッドな Clean と ラフな Rough があり、両方でスワッシュの形が違う。
ヴィンテージ感のあるレタリングイタリック。50’s~60’s アメリカンの風味がある太めのイタリックで、大文字はなかなかダイナミックでスワッシュオルタネートもある。小文字はステンシルタイプ。フィルはソリッドな Regular、ラフな Rough、さらにラフな Textured、フィルがなく影のみの Shadow の4種。それとは別に大文字のみのラフなローマンタイプの Serif、それが傾いた Oblique、それの字間が広い(だけか?) Oblique Tracked がある。ほかスワッシュのみのオーナメント(フィルバリエーションあり)と、あと洋服のタグ型のフレームがあるのが変わってる。
ラグジュアリー感あふれるディスプレイローマン。基本的にコントラストの強い didone なモダンローマンだが、通常のモダンローマンとは違いブラケットが大きい。そのためか直線的で硬い印象が弱まり、女性的な優雅さが増している。名前の通り本文用には向かないが、7ウェイトとウェイトバリエーションも豊富。イタリックももちろんあり。ただいま75%オフセール中。
ちょっと変わったアール・デコ調のディスプレイ。ややジオメトリックなプロポーションの字形に、ステムの太い所がインラインというか二重線というかそのようになっている。細いモノラインのスラブセリフに、ステムだけ二重線にしたと言った方がいいかもしれない。ストロークがスパッと裁ち落とされた Regular と丸くなった Rounded、それぞれの二重線を塗りつぶした Black / Black Rounded の計4種。大文字のみでイタリックもなし。ややレトロ感もあるので、そういったレストランやバーなどによく似合うだろう。
ちょっと変わったデザインの本文用オールドスタイルローマン。この辺は正直間違い探しレベルで、詳しくない人が見ても「どこが違うねん」ではあるかと思うが、セリフの形が変わってて結構面白い。グリフもややシステマチックで堅い感じはあるのだが、長文を組んでみると意外と柔らかい雰囲気があって驚きである。本文用なのでスモールキャップスがあり、数字もライニングとオールドスタイル、上付き下付き全部揃っている。イタリックはカリグラフィー風味が少々強めでクラシック。ひと目で気に入った書体である。作者はオランダで学んだメキシコ人女性だそうだ。4ウェイト。名前は何から取ったんかな…アイルランドに「タラの丘」という場所があるが、それ?
エレガントなディスプレイモダンローマン。ややコンデンスでx-ハイトも少々低めなので、背の高い印象がある。ヘアラインはあくまで細く、小さなエレメントにポインテッドニブで書いたようなカリグラフィー的エッセンスが入っているのもオシャレ。ただディセンダーが短いので、そこがちょっと残念かな。もう少しスペースを取った方がよりエレガントさが増すような気がする。イタリックもあって6ウェイトとバリエーションも豊富だが、ヘアラインはとにかく細いので本文用としては向かない。あくまでディスプレイだろう。ただいま80%オフセール中。
みんな大好きジオメトリックサンセリフ。昔アメリカにあった Intertype という鋳植機(活字の鋳造と組版を同時にやる機械)を製造していた会社が1930年代に発表した Vogue という書体をデジタル化したもの。Futura や Kabel に対抗してデザインされたらしい。G のバーがやけに長いのと Q のテールが下部中央に突き刺さってるのと、? の字形がちょっと変わってる、という以外はまぁまぁ Futura かなーという感じ。7ウェイト。ただいま80%オフセール中。
オシャレでカジュアルなシグニチャー(サイン)タイプのスクリプト。やはり能書家ではない普通の人が書いたようなスクリプトで、作例のように全部をこれで組むのではなくアクセントとして使い、他はサンセリフなどで組んだ方が映えるだろう。オルタネートはかなり用意されているが、異体字切り替えではなく別フォントになっている。どうも Creative Market で販売されている書体全般がこんな感じ。その代わりパックで$16と非常にお安い。このサイトではこのタイプのスクリプトが非常に豊富に販売されているので、一度ご覧になってはいかが。