背が高くレトロでアール・デコ風味のあるフレアセリフディスプレイ。基本コンデンスでコントラストがやや強めな字形だが、ボウルのあるものに関しては大胆に正円近いプロポーションになっており、それが適度に文字列に余白を生んでアクセントになっている。大文字のみではあるが、リガチャーが100コほど用意されており、おもしろい文字組が楽しめる。1ウェイト。
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なんかベルリンの壁の壊し残し?が見つかったとのニュースが本日流れたのでこちら。ベルリンの名を持つサンセリフとスクリプトのデュオ。サンセリフの方はコンデンスなボールドウェイトで、角が丸く落とされたややソフトな印象のディスプレイで小文字はなし。スクリプトは対象的に、細めのラフなブラッシュスクリプト。筆のカスレも再現されている。もちろんスワッシュオルタネート付き。ちなみに沖縄の宮古島にあるうえのドイツ文化村には、ドイツから贈られた、ガチで本物のベルリンの壁が2枚ある。興味ある方はドウゾ。
今日から8月ってことでこんなのを。手書きでてきとーに書いたようなスラブセリフディスプレイ。あえてラインを揃えておらずガッタガタになっており、小文字にも大文字グリフが割り当てられているが、崩れ具合が本来の大文字のグリフとは違っているので、実質大文字2種のオルタネートという感じである。ただし総グリフ数は200ほどとかなり少ない。サンプルの「in a」や「a bouncy…」という書体もファミリーにあるかと思いきや、まったくない(笑)。どうやら別書体である模様。ま、$6 という格安書体なのでご容赦を。あー暑い…。
ちょっと変わったモノグラム?専用書体。システマチックなコリッとした書体で、幅は同じで3種類の高さの文字があり、これらを組み合わせてモノグラムを作れるようになっている。楕円のグリフまで入っており、これで囲むとどっちかというとハンコのような印象になる。こちらはサンセリフだが、スラブセリフ版の Ama もある。3ウェイト。本日まで20%オフセール中。
明日7月28日は、便器を作品としたことで有名な(笑)芸術家マルセル・デュシャン Marcel Duchamp の誕生日(1887)なので名前が入ってるこんなのを。こんなんもスクリプトと呼ぶのかどうかは判らない、なんとも言えないハンドライティングフォント。曲線がほとんどなく、ほぼ直線のみで構成されている。パレットナイフの先っちょでガリガリ書いたら多分こんなのができるのかなー、という感じ。製作年が古いため、字種はスタンダードのみ。1ウェイト。
ラフながらもかわいらしいシグネチャースクリプト。抑揚のないペンスクリプトで、ベースラインをあまり気にせず、上下の振り幅の大きいストロークで書かれている。傾きはなくアップライト。オルタネートはないが、リガチャーが13ほどとちょろっとあり。名前は偶然かどうかは知らないが、映画『タイタニック』の主人公たちの名前がそれである。ちなみに Jack Rose というカクテルもある。
本日「アイスクリームの日」だそうなのでこんなのを。モダンローマンイタリック。アップライトはなく、イタリックのみの書体である。コンデンスでコントラストの強いモダンローマンで、ノーマルなものと、サンプルのようにぐりぐりのスワッシュが付いた Swirl というバージョンがある。字種はごくごくノーマル。1ウェイトのみ。ちなみにアイスの定番のバニラだが、バニラそのものに味はない。ただの香り付けである。かき氷のシロップも、どの味も味付けは全種同じで、香りだけが違うというのは有名な話だ。人間は味+香りで味わっているのだなぁ…。
コンデンスなサンセリフとモノラインスクリプトのデュオ。’70~’80年代のロシアのデザインにインスパイアされたものとあるが、全然そのままではなく、かなり現代的なアレンジが施されており、とても今っぽい。サンセリフの方は超楕円をベースにジオメトリックにデザインされているが、そこまでコンデンスではなく結構読みやすい。スクリプトはやや傾きが強いがさほどダイナミックさはなく、ストロークの端がスパッとカットされているのがスッキリしてて良い。キリル文字もサポート。それぞれ5ウェイト。この TypeType というロシアのファウンダリーは最近の注目株で、近年非常に優秀な書体を立て続けに発表している。書体名に「TT」があったらまずチェケラ。
本日「オリーブの日」らしいのでこちらを。サードウェービーなゆるゆるハンドドロウンディスプレイ。細いサインペンなどでデザインされたようなストロークでゆるゆるな線で構成されており、字形はコンデンス。ストロークの端にはわずかにインク溜まりができている。大文字のみで小文字もなく、またありがちなイラストアイコンさえないという潔さ(笑)。ま、1,000円もしないので気軽に使えるかなという感じ。かわいくはあるしね。
本日はみつばちの日だそうなのでこちらを。ウルトラコンデンスなサンセリフディスプレイ。ま、っていうだけでこれといった特徴はない。ウェイトは4種類あり、それぞれ One から Four まで数字の名前がついている。One の可読性はかなり厳しく、大文字だけで組んだらほぼバーコードにしか見えない(笑)。使用には注意が必要。これがなぜミツバチなのかは知らない。