コンデンスで優雅なローマンディスプレイ。主役はオルタネートで1文字につき数種あり、おとなしめのちょっとしたものから、ループのある派手なものまでいくつかバリエーションがあり、組み方によって使い分けることができるようになっている。最近 Loverica という似たような書体を紹介したが、こちらの方がやや太めでがっしりしているだろうか。優雅さにはやや欠けるが、その分小さくしてもすっ飛んだりしないので用途によって選ぶと良いだろう。サンプルには大文字しかないが小文字もちゃんとあるのでご安心を。$15程度とかなり安いのもオススメできるポイント。1ウェイト。
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本日『初恋の日』らしいのでこちら。直線的なモノラインスクリプト。縦のステムがギュッと真っ直ぐなあまり見ない珍しいタイプのスクリプトで、各ストロークの端も真っ直ぐに裁ち落とされて角ばっている。抑揚はまったくなく、名前とは裏腹に男らしい(笑)。フィルはソリッドなタイプと、筆のかすれを表現したような Lined というタイプがある。各1ウェイトずつ。
本日は短編小説『最後の一葉 The Last Leaf』で有名な O. ヘンリー O. Henry の誕生日(1862)。そしてまだまだ全然クソ暑いが暦の上ではセプテンバー。なので「秋の葉」という名の書体を紹介。手書き感の残るコンデンスなアール・デコ風のコントラストを付けたディスプレイで、太い方のステムには植物的なデコレーションが施されている。モノラインのスワッシュが付いたオルタネートもあり。A や M などはこのタイプだと普通右側の方が太くなりそうだが、この書体では全体的になるべく左側が重くなるようにデザインされている。大文字のみ。イタリック(オブリーク)もあり。1ウェイト。
ややコンデンス気味な背の高いモノラインサンセリフディスプレイ。小文字はなくスモールキャップスで、大文字のグリフにはスワッシュが付いており、いくつかはスワッシュのタイプが違うオルタネートがある。スモールキャップスの方はリガチャーが30あり、色々とおもしろい文字組が楽しめる。文字と同じ太さのスワッシュラインも別フォントで付属。Clean というファミリーがあるが、違いはよく判らず…。1ウェイト。
オシャレなコンデンスローマンとスクリプトのデュオ。ローマンの方はコントラストの強いモダンローマンをベースにしており、コンデンスで腰の位置がかなり高め。全体的に背の高いモデルのような雰囲気を持っている。対してスクリプトの方はボールペンで書いたような感じで、コントラストが弱くほぼモノライン。字形も能書家ではない、普通の人の筆致に近いシグネチャー(サイン)タイプで、それがカチッとしたローマンとのコントラストを生んでいる。スワッシュはないがリガチャーは割と多め。ファッションやおしゃれカフェなどにどうぞ。それぞれ1ウェイトずつ。
本日はそりゃもういろんな「日」が設定されてるが、そのひとつ『パパイヤの日』にちなんでこちら。手書き風味のモノラインサンセリフ。やや太めの先が丸いマーカーで書いたような書体で、ややコンデンス。一部にはちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがある。カジュアルでかわいらしい雰囲気なので、オーガニックなカフェなどに似合うだろう。大文字のみの1ウェイト。
ややコンデンスで角ばった印象のあるサンセリフ。19世紀のサンセリフとカリグラフィー風味をミックスした、と説明にはある。水平なストロークは先がやや細くなっていて、カウンターは全体的に広め、C や S などは巻き込みがまったくなくオープンである。カーブも丸みが弱く、やや長方形に近い。イタリックは傾きが弱く、またちょっとセリフっぽいものが付いているのが特徴的。視認性がよく字幅が狭いため幅も取らないので、サインなどによく向いていると思う。字種も多くウェイトも8つと豊富。
非常に変わったウルトラコンデンスなディスプレイ。名前からすると映画のエンドロールなどによく使用されるほっそい書体を模しているようで、一応字幅があるバージョンもあるが、基本的にかなりほっそい。字形も相当変わっており、インクトラップのような「欠け」がそこかしこに、また結構大ゲサに入っており、それが書体に強いアクセントを与えている。高さが半分のグリフも入っており、縦に2つ並べて組んだりすることも可能。なんとも使い方が難しいだろうが、うまく使えば強い差別化ができるだろう。9ウェイトある他にバリアブルなものもあり、対応アプリ(Illustrator等)で字幅やウェイトを自由に設定することが可能。ただいま70%オフセール中。
コンデンスなディスプレイフレアセリフ。コントラストが強くやや野暮ったいレトロな雰囲気の書体で、「20世紀のヨーロッパのサインペイント(看板等)」にインスパイアされたものとの事。この「20世紀の」という説明がなんかちょっとスゲェなと思うが、21世紀も20年ほどが経過するんだなぁと思うとこう表現されるのもむべなるかなという感じ。サイン用途の書体はスペース節約のために大体字幅が狭いが、これも例に漏れない。ウェイトバリエーションはあるが、Regular からして結構重たく、目立たせようという意図が感じられる。イタリックもあり。5ウェイト。ただいま80%オフセール中。
バレンタインも近いので、それまではその辺に似合う書体を紹介していこうと思う。コンデンスでラフなかわいらしい手書きディスプレイ。柔らかいマーカーか毛足がごく短い筆ペンで書いたような書体で、こういうのもスクリプトというのだろうか。まぁそういう事にしておく。字形はラフ過ぎず、可読性は良好。ところどころストロークが巻いているところがティアドロップになっているのがかわいらしい。すごく安いので手軽に使えるだろう。1ウェイト。