極端に細いウェイトと太いウェイトのあるディスプレイローマン。両方ともに細いステムはヘアラインと化しており、小さく使うには不向き。セリフはブラケットと一体化してるというか(まぁ元々一体化してるようなもんだが)。アップライトのみだがスワッシュの付いたオルタネートが豊富。リガチャーも結構ある。いわゆる Didone な書体で現代的なラグジュアリー感というか高級感がある。Vogue的な女性誌などにどうぞ。
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Didot っぽいモダンセリフディスプレイ。「ディスプレイ」と決めつけちゃっているが、ウェイトや字種がかなり豊富なものの、字形がジオメトリック寄りに奇抜でコントラストも強く、やはり本文向きではないだろう。コントラストの強さ(=ヘアラインの太さ)に種類があって、細い方から 10/12/14/16/18/20 とナンバリングされて6種類あり、それぞれに Extra Light から Extra Bold まで6ウェイト、イタリックもあり、計72種となっている。一部の大文字にはちょっとしたスワッシュもあり。この Heimat は他に Sans、Mono、Stencil というバージョンもある。この Didone はクリスマスイブまで50%オフセール中。
エレガントな印象のあるヒューマニストサンセリフ。g の2階建てが縦に伸びてて美しいのと、Q のテールがぐんと伸びて堂々としているのが特徴。イタリックもちょっとフニャッとしていて柔らかい。字種が非常に豊富で、中央ヨーロッパやトルコ語などのアクセント付きはもちろん、ギリシャ文字やキリル文字、果てはアルメニア文字までサポート。数字もライニングとオールドのタビュラーとプロポーショナル、さらに丸数字まである。ノーマルが7ウェイト、Displayが3ウェイト。全部揃えると$750と高額だが、ただいま75%オフセール中。長文を組む機会の多い人は、買っておいて損はないだろう。
悩んだ挙句、ローマンに分類したクラシックな書体。セリフというには微妙すぎるものがちょろっと付いてるが、と言ってサンセリフに分類するのもなんだかなと思ってこうなった。1951年頃にドレスデンのTypoartという所から発表された書体のリバイバルだそうだ。小文字の縦のステムの下部が右に折れており、ブラックレターの影響が見て取れる。ステムに抑揚があり腰高で、x-ハイトも小さく、全体的にクラシックな雰囲気が漂っていて筆者好み。デジタル化にあたり、イタリックにスワッシュを追加したらしい。このRMUというファウンダリーはよく古い書体のリバイバルを行っており、結構好みである。ただいま20%オフセール中。
非常にコントラストの強いカッパープレートスクリプト。通常こういう書体は結構フォーマルな印象があるのだが、コイツは名前の通りとてもセクシーでエロい(笑)。とても招待状なんかには使えない(偏見)。この系統の書体ではもう当たり前だが、非常にオルタネートが豊富で飾り付けし放題である。通常の Big と、小さなサイズでヘアラインがすっ飛ばないようコントラストを若干弱めた Small、サンプルイメージのように線の入った Inline があり、またこの書体に似合う細めのスラブセリフが2ウェイトある。オーナメントもあり。
ウェイトの軽いジオメトリックサンセリフディスプレイ。x-ハイトが小さく、小文字はかなり正円を意識していて丸っこい。大文字はCやOなどはこれまた正円だが、他は割とまとも。Bは例外で頭の方が大きい。サンプルイメージがシンプル過ぎてちと伝わらないかもしれないが、なかなかエレガントで使い勝手がありそうである。4ウェイトあるが、Boldでも普通の書体のレギュラーよりは細いかも。Regularには字形が若干違うバージョンがある。ただいま50%オフセール中で$20。
以前紹介したNovel Sansのディスプレイバリエーション。名前の通りヘアラインで構成されたライトウェイトの書体である。ウェイトのバリエーションは数字で表されており、一番軽い6から54まであり、14までは2刻み、途中から4から6刻みになっており、全部で12種ある。その他の特徴はNovel Sansと同じ。女性向けの雑誌や広告に大きく使うとエレガントでいいだろう。12月14日まで50%オフセール中。
ややぎこちない感じがするカッパープレート。サンプルイメージの書体が大きめなので判ると思うが、カーブが滑らかになっていない部分がある。どうも意図的にそうしているようで、かつスワッシュも控えめなのでそれが通常のカッパープレートよりゴツゴツした印象を生んでいる。大文字にはほぼすべてにフローリッシュが付いているが、小文字にはない。代わりと言ってはなんだが文字とは別にフローリッシュが多数用意されている。変わっているのが数字にもスワッシュが付いている事。ファミリーはない。投稿時点で50%オフセール中。
昨日やたらFacebookで宣伝していたので紹介(笑)。手書き風のステムに繊細なヘアラインのスワッシュが付いたディスプレイ。ヘアラインの一部はステムに寄り添って二重線になっているが、これがないスタンダードなものもある。書体そのものも手書き風味が強く、またこれに似合うロンバルディックスタイルのキャップスも付属している。こちらはフレームで囲ったものもあり。オーナメントも充実。全体的にガーリーな雰囲気満載の書体である。ただいま初売50%オフセール中。どうでもいいけど、Fantasyって名前ありそうでなかったね。
紅白の司会が嵐に決まった本日、嵐が近づく沖縄よりチェコのファウンダリー・Stormの書体を紹介する(嵐だらけ)。コンデンスなディスプレイローマン。碑文系のプロポーションで、平筆で書いたようなシュッとしたエレメントを持つ。ちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがいくつかあり、またサンプルイメージのようなあまり見ない組み合わせのリガチャーがある。キリル文字もサポート。グリフォンのアイコンがひとつ入っているが、同ファウンダリーのロゴらしい。5ウェイト。