皆様GWいかがお過ごしでしょうか。本日は憲法記念日。子供の頃はケンポーが何なのかはさっぱり理解できず、というか勘違いして拳法だと思っていた。我々の世代の拳法といえば、なんといってもジャッキー・チェン。彼を置いて他にはいない。酔拳やら蛇拳やらをよくマネしたものだ。ドラゴンボールなどは彼がいなければ生まれなかっただろう。それぐらいの圧倒的なヒーローだ。というワケで Jackie という名の書体を紹介する(笑)。
まぁ名前が一緒というだけで、ジャッキー・チェンのイメージとはかけ離れた優し目の柔らかい書体。コントラストのあるサンセリフで、手書きのニュアンスが強く残っている。スワッシュの付いたオルタネートやリガチャーも豊富。スクリプトの代わりに子供向けに使えるだろうか。2ウェイトある他、いわゆる袋文字とその中身ば別々になったバージョンがある。
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木活字をデジタル化したコレクション。木活字とは、通常の鉛の活字ではなく、文字通り木製の活字の事。あまり大きな字は鉛だと重すぎて扱いにくい(のもそうだがそもそも鋳造が困難らしい。というご指摘をいただいたので追記)ので、こうして木で制作していたようである。必然的に太めのディスプレイ書体が多く、このフォントはそれが20種類まとめられている。凸版印刷は大きなベタ面の印刷が得意ではなくかすれてしまう事が多いのだが、この書体もそのかすれが再現されている。ちなみに実物の木活字は、木製のためかタイプハイトが微妙に揃わず、印刷時に紙まで届かない字が出てきてしまい、そこだけ真っ白に抜けてしまう事があるそうだ。その場合、下に紙を何枚か挟んで嵩上げして微調整したりして、取り扱いが結構めんどくさいらしい。今のデジタル時代に感謝。ただいま80%オフセール中。
なんかちょっと違和感のある変わったサンセリフ。どこがどうと説明が非常にしづらいのだが、とにかくなんか妙である。言ってしまえばちょっと「つたない」。初心者が一生懸命レタリングしたような、それでいてバラバラではなく統一感はあるという不思議な雰囲気を醸し出している。名前の Grot は多分 Grotesque の略だと思うが、この言葉の原義に近いんじゃないかと思う。7ウェイト。ただいま75%オフセール中。
柔らかい印象のサンセリフ。水平・垂直のバーやステム以外の線はすべてカーブしており、にゅよっとしたオーガニックなラインとなっている。加えてすべての角が落とされて丸くなっており、目に優しい。可読性もよく、日本で言う丸ゴシックに近い雰囲気を持っており、食品パッケージや子供向け商品などに重宝すると思われる。字種もかなり豊富で、a や g は1階建て・2階建て両方のグリフがあり、ウェイトも8つと大ファミリー。なのに全部で$150と大変リーズナブルな上、ただいま70%オフとかなりお買い得。
サンセリフとスクリプトのハイブリッドディスプレイ。基本的にはサンセリフの体(てい)をしているがエレメントに丸筆のニュアンスがあり、双方のニュアンスがコンバインされたような字形をしている。小文字にはターミナルレターがある他、イタリックの大文字にはスワッシュ付きのオルタネートも用意されていて、スクリプトのように扱える。元は1ウェイトの書体だったが、Pro 版になりウェイトが5つに増えた。字種も増え、ギリシャ文字やキリル文字もサポートしている。ただいま30%オフセール中。そういえばハイドロキシアパタイトとかいう成分が入った歯磨きがあったよな…芸能人は歯が命!
グラフィティ風味のあるブラッシュスクリプト。作者はこのブログでは何度も紹介している南米のスクリプトの名手で、普段は優雅なものが多いが、今度の新作はワイルドなものに挑戦した模様。とはいえ、やっぱり丁寧さがよく出ており、一見ラフに見えてとてもよく整えられた印象はある。ほーんとうまいよねこの人。Skill と Skill Standard があるが、Standard の方はいわゆる Std 版で字種が少ない。Skill の方を購入すればいいだろう。1ウェイト。ただいま25%オフセール中。
リガチャーが豊富なディスプレイ。ラグビーボール状の楕円が多用されたサンセリフで、2~5文字のリガチャーが多数用意されている。小文字にもあるが、圧倒的多数で大文字リガチャーが多い。ちょっと不思議な幾何学模様のオーナメントがちょろっとあり。名前は「騎士」という意味があるが、どの辺がそうなのかは不明。5ウェイト。ただいま50%オフセール中。
大文字と小文字のサイズに極端な差があるディスプレイサンセリフ。極細ウェイトのモノラインサンセリフで、キャップハイトがx-ハイトの5倍ぐらいあって、アセンダーもそれぐらいある。基本的な文字のプロポーションは正方形に近く、そのためかなりコロコロしてて可愛らしい。Dot という大文字にドットが3個どこかに飾りとして付いているバージョンと、Stencil というその名の通りステンシル、Stencil Dot という両方を合わせたバージョンがある。名前はヒガンバナの一種の事らしい。ただいま50%オフセール中。
「ご当地ビール醸造所」という名のモノラインスクリプトとサンセリフのデュオ。ビールに似合うよう、優雅さよりはカジュアルさ重視の雰囲気を持つ。無印を One とし、あと Two から Five まであって、One から Three までがスクリプト、Four と Five がコンデンスなサンセリフとなっている。スクリプトは Bold と2ウェイトバージョンがあり、Three と Five はステムがラフに塗りつぶされている。サンセリフは小文字がない。あと正直 One と Two の違いがよくは解らない(笑)。なんだろうな…。ただいま30%オフセール中。
字間の広いラフなスクリプト。見ての通りかなりラフなつたない感じのアップライトなスクリプトだが、コネクションは意外とちゃんと取れている。最初コーラペンで書いたのかなーと思ったが、名前や別の写真からどうも竹ペンを使用してデザインした模様。ほとんどの小文字にターミナルレターがあり、右方向に伸びるストロークが追加されているほかは、ハデなスワッシュやフローリッシュは見当たらない。代わりにサンプルイメージにあるような、ただの一本線が多少ある。ボールドウェイトのほか、ややコンデンスなアップライトもあり。ただいま50%オフセール中。