クラシックとモダンの中間のようなカッパープレートスクリプト。クラシックほどタイトで大人しくなく、モダンほど暴れてもいないスクリプトで、基本はややカウンターとx-ハイトの大きめなグリフで読みやすく、それにこれでもかというぐらいに派手なスワッシュオルタネートが付随している。その総グリフ数は2500弱とトップクラスである。それはそれはバリエーション豊かな文字組みが楽しめるだろう。バレンタインなどにどうぞ。1ウェイト。
Tag: #lady’s
フェミニンなモダンローマンディスプレイ。柔らかく優雅なグリフの Didone なローマン本体に、カリグラフィックなスワッシュオルタネートが付いている。リガチャーもあり、リガチャーにさらにスワッシュが付いたものもあって、バリエーション豊かなおもしろい文字組が楽しめる。女性向けファッションやコスメなどに。3ウェイト。
最近流行りのローマンとスクリプトのデュオ。Serif の方はゆったりした繊細で優雅なタイプで、大文字のみだがリガチャーがいくつかある。Script はカジュアルなシグネチャータイプで、わずかだがコントラストがある。スワッシュオルタネートはないが、リガチャーがやや多めに用意されている。またロゴのテンプレート画像も付属。素敵なロゴがサラッと作れるだろう。女性向けのあれやこれやに。共に1ウェイトずつ。
本日はファッションデザイナーのクリスチャン・ディオール Christian Dior の誕生日(1905)。Dior といえばモダンローマンの代表格のこの書体。ロゴはこのまんまではないが、かなり近いものが用いられている。18世紀にフランスの Firman Didot がデザインしたものを、Adrian Frutiger が現代に蘇らせたものである。Mac には標準搭載されているのでお馴染みの方も多いだろう。大変優雅でラグジュアリー感のある書体で、Bodoni と並びよくハイファッションで用いられている。またこの書体のようにコントラストが強く、ブラケットのない細いセリフを持つモダンローマンのタイプを “Didone” と呼んだりするが、その語源ともなっており、それぐらい定番となっている。あまりにも定番なので避けられるぐらいだったが(笑)、最近はカジュアルなスクリプトと組み合わせるのも流行っている気がするので、見直してみるのもいかがだろうか。
変わったリガチャーが特徴的なディスプレイローマン。細いステムとヘアラインで構成された、カウンターが大きめのゆったりしたエレガントなローマンで、見ての通り通常とはかなり変わった方法で文字同士が連結している。普通はグリフがぶつかってしまいがちな所で綺麗に連結するものだが、連結する必要のない所をストロークを延長して無理なく繋げており、なかなかおもしろい書体になっている。ただ前も言ったが、作りたいロゴのスペリングに何故かなかなかおもしろいリガチャーがなかったりする事が多いので(笑)、使いたいリガチャーを先に見つけ、そのスペルが入る名前を考えた方が早いのかもしれない(本末転倒)。1ウェイト。
アール・デコ風味のエレガントなディスプレイ。ハイコントラストで腰高なモダンローマンで、上品でフェミニンな雰囲気を持っている。大文字のみでスモールキャップスだが、リガチャーが結構あっておもしろい文字組が楽しめる。K や Q にはほんの申し訳程度のちょろっとしたスワッシュオルタネートがある。ロゴのテンプレートデータも4つだけだが付属している。女性向けのファッションやコスメなどにどうぞ。しかしソバージュって懐かしい…。
フェミニンで優雅なサンセリフディスプレイ。基本はコントラストのあるサンセリフで、ステムの端が一部フレアになっているのが特徴。骨格は全体的に腰高、あるいは頭でっかちでアンバランスだが、それがとても柔らかでかわいらしい。字間はデフォルトではちょっと詰まり気味で、やはり大きく使う事を想定してると思われる。必要に応じて空けて組んだ方がいいだろう。女性向けだが、高級品よりはちょっとカジュアルなものに向いてるだろうか。1ウェイト。
エレガントなカッパープレート。クラシックな正統派に近いタイプで、印象は柔らかめで女性的。800近いグリフがあり、見ての通りスワッシュオルタネートが豊富にある。まぁこのテの書体はたくさんあるが、なんと言っても値段が安い(2000円弱)なのにただいま50%オフで1000円しないという大盤振る舞い。いまの時期に大変重宝すると思うので入手しておいて損はない。作者はインドネシア人。最近東南アジアやオセアニアの台頭がすごいねぇ…ラテンアルファベット圏なので親しみやすいのだろう。
コンデンスで優雅なローマンディスプレイ。主役はオルタネートで1文字につき数種あり、おとなしめのちょっとしたものから、ループのある派手なものまでいくつかバリエーションがあり、組み方によって使い分けることができるようになっている。最近 Loverica という似たような書体を紹介したが、こちらの方がやや太めでがっしりしているだろうか。優雅さにはやや欠けるが、その分小さくしてもすっ飛んだりしないので用途によって選ぶと良いだろう。サンプルには大文字しかないが小文字もちゃんとあるのでご安心を。$15程度とかなり安いのもオススメできるポイント。1ウェイト。
コントラストの強いエレガントなディスプレイ。直線的なやや太めのステムとほぼヘアラインに近い細いステムに、小さなセリフがちょこっと付いたやや変わったスタイルの書体で、ラグジュアリーな雰囲気がある。g と q のループが特徴的。オルタネートはなく字種も平凡だがその分かなり安く、st のリガチャーがある所が結構気が利いている。名前はヘーゼルかと思いきやスペルがちょっと違う(hazel)。ファッションやワインなどのファッショナブルな雰囲気が要求される場面に。2ウェイト。