めちゃめちゃ刺々しくも名前の通り色気のあるディスプレイローマン。コントラストがかなり強く細いストロークはヘアラインと化しており、セリフの付き方が独特でケレン味が強い。オルタネートが多く、スワッシュが付いたものもあるが、多くはグリフが変わってるだけ。しかしその変わったグリフがおもしろい。リガチャーもまた豊富にある。オーナメントやフローリッシュもあり。4ウェイト。ただいま69%オフセール中。
Archive: 2020
クラシックなイタリックスクリプト。カリグラフィーを学んだことがある人は必ずと言っていいほど目にするタイプのスタンダードなイタリックで、中でもこれは結構古いスタイルである。どこがどうと説明はしづらいのだが、やや重いウェイト、弱い傾き、丁寧な筆致とスワッシュなどがそう思わせるのかもしれない。現代的なものはもうちょっと細く、傾きももう少しあり、かつもっと伸び伸びと書かれているように思う。とにかくとてもマジメ~な感じのするスクリプトで、現代ではちょっとめずらしいかもしれない。作者がそう思ったかどうかは不明だが、遊び心のあるステンシルタイプもある。2ウェイトあり、やや細めでコントラストの強い Headline タイプもある。
しつこくソフトセリフ。アクシスはほぼ垂直で、モダンローマンに近いだろうか。割とスタンダードで素直なグリフで、これまでのものよりはクセがあまりなく読みやすい。代わりというか、控えめなスワッシュオルタネートがあり、それでアクセントを付けられるようになっている。イタリックがないのがちと残念。5ウェイト。しかしこうやって連投しているとホントに多いと感じるな。日本でも流行れ~。
本日は『ウルトラマンの日』。1966年のこの日に初放送だったそうな。というワケでウルトラな書体を紹介。モダンでレトロな(?)ディスプレイサンセリフ。やや太めなジオメトリック気味なサンセリフで、縦のステムの一部が欠けている。P や R はボウルの左側のステムがないばかりか、B や E に至っては完全になく、3 と三に見える(笑)。一見モダンだけど、なんか古い SF やゲームでよく使用されていた Eurostile Extended な雰囲気がなくもない。大文字のみで1ウェイト。
怒涛の流行りソフトセリフ攻めでこちら。スワッシュオルタネートがかわいいディスプレイ。やや太めの1ウェイトのみで、ソフトセリフにしてはややコントラストが強め。見ての通りスワッシュオルタネートがあり、また変わったリガチャーもそこそこある。普通のソフトセリフじゃ物足りないという人に。
本当に流行っているようで、またまた出ましたソフトセリフ。頭でっかちのグリフにボタッとしたセリフ、短いアセンダー・ディセンダーとお約束が揃っている。a の投げっぱなしの頭が特徴的。レトロかわいい印象があり、オーガニックカフェとかに似合うと思う。惜しむらくはイタリックがないところか。5ウェイト。名前からして、最近 Monotype の傘下に入った英国のファウンダリー、Fontsmith の作品かなと思ったらどうやらそのようで。ただいま半額セール中。
本日は七夕なので「天の川」の名を持つこちら。点を線で繋いだ、星座のようなディスプレイ。グリフはかなりコンデンスで、ラインはあまりかっちりしておらずやや手書きの雰囲気が残っていてかわいらしい。ボウルを持つグリフにややムリがあるが(笑)、まーしょうがないかな。キリル文字をサポートしているのが意外である。1ウェイト。
本日はマユゲな自画像で有名な(偏見)メキシコの画家フリーダ・カーロ Magdalena Carmen Frida Kahlo y Calderón の誕生日(1907)。なのでその名を持つ書体を紹介。かわいらしいライトウェイトのサンセリフディスプレイ。x-ハイトが小さく大文字と小文字のサイズ差が大きく、かつ大文字はベースラインが下がり、小文字のx-ハイトが大文字の中央に来るようになっている。で、大多数の文字にはちょっとしたスワッシュが付いたオルタネートがある。全体的にかわいらしく、カーロのイメージとはちょっと違うな―と思うが、ま、いいんじゃないでしょか。イタリックもあって4ウェイト。
本日は(現在の)チェコ出身の作家フランツ・カフカ Franz Kafka の誕生日(1833)という事でこちら。カフカの筆致をフォント化したスクリプト。『審判』という作品および日記の筆致を参考にしたとのこと。全体的にやや左に傾いているという変わった筆跡で、かなり筆跡に忠実にしているものと思われ、なかなかに読みづらい(笑)。ペンよりは筆ペンみたいなストロークとウェイトの付き方だなーという印象がある。リガチャーも多数あり。1ウェイト。
なんとも分類がしづらいディスプレイ。基本はコントラストの強いモダンローマンからセリフを落としたような書体だが、一部フレアセリフのようにステムの端が広がっており、それもベルボトムのように裾だけ広がってるのではなく、フレアスカートのように全体的に広がっている。開発元は chiseled sans-serif と呼んでるようである。グリフも少々変わっていて、リガチャーも多く、繋がり方も独特。なかなかおもしろい書体である。結構ラグジュアリー感があるので、先鋭的なファッションブランドとかに似合うと思う。2ウェイト。