レイヤー型の非常にデコラティブなバロック調のディスプレイ。アウトラインとセリフにちょんちょこりんが付いたベースの書体に、いろんなパターンでの塗りつぶしを重ね、さらに上下左右に伸びるツタが付けられ、さらにそこからそのツタに付ける花や葉があるという、組んでいて何とも楽しい書体。様々な組み合わせのバリエーションから、自分だけのデザインを選んで欲しい。名前はポルトガルの都市からとったそうな。
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超極細で手書き感が全然ないスクリプト。字によってはほとんどオブリークのサンセリフになっていて、ボウルがあるものにかろうじてスクリプト風味がある程度という珍しい書体である。n やm などはあまりに角ばりすぎて字には見えないほど。ウェイトは5種あるが、一番太くても他の書体に比べてかなり細い。一番細いものは通常のサイズだとほとんど判別できないので、かなり大きく使う必要があるだろう。リガチャーやスワッシュオーナメント?は結構豊富。5ウェイト。名前は、例のスマホアプリとは関係ない。スタンプもないしね。
本日節分ではあるが、そうそう関連する欧文書体もあるわけないので関係ないものを紹介する(笑)。Courier などと同じような、タイプライターを模した書体である。ただしこちらはモノスペースではなく、普通の書体のようにプロポーショナルで、かつ字形も自然で読みやすい。海外ではこのテの書体はどうも郵便物とイメージが結び付けられているようで、この書体も「電報」の名が付いている(courier も「配達人」などの意)。2ウェイト。ただいま40%オフセール中。
なんかどっかで聞いたことあるようなないような名前のディスプレイサンセリフ。ジオメトリックに分類できると思うが、ウェイトは軽めで重心が高かったり低かったりで、なんかオシャレである。「建造物的なデザイン」と紹介されてるんで、そのへんの用途にマッチする…か? まぁ自由に使って下さい。小文字はなしのオールキャップス。2ウェイト。
スワッシュイタリックしかないサンセリフとでも言えばいいだろうか。まぁそういうサンセリフなので、ディスプレイと分類した方がいいだろう。FTN Lisboa(なぜかこっちはMyFontsにない)のスワッシュイタリックバージョン。やや Gill Sans 風味のあるヒューマニストで、大文字にはスワッシュを採用している。いくつかはちょっと字形の違うオルタネートがある。リガチャーは結構豊富。普通のスクリプトだとクラシックすぎるな、という時に選択肢として入れられるんじゃなかろうか。
クラシカルなちょっとぼてっとした本文用ローマン。Plantin を参考にしたとあり、時代を感じさせるオールドスタイルの王道といった感じである。ファミリーはボールドがひとつあるだけだが、代わりにその頃によく使用されていたオーナメントや、ドロップキャップスに適したオープンフェイスがある。どっしりして重いので、大きく使うには不向き。やはり本文組に使用すべきだろう。ただいま50%オフセール中。
9ウェイトあるラージファミリーだが、ほぼほぼディスプレイなサンセリフ。見ての通り字形が丸みが強くファンシーで、本文用とは言いがたい。x-ハイトやカウンターがかなり大きく、読みやすくはある。g や y の下部がループ状に閉じているのが特徴的。Q のテールも変わってる。イタリックは傾けただけのオブリーク。ただいま85%オフセール中。
現代的にアレンジされたブラックレター。名前の通り、洋酒のラベルに使えそうな酒のニオイのプンプンする書体である。通常、ブラックレターは見慣れないと読みづらいが、これはかなり読みやすい字形にデザインされていて、使いやすいんじゃなかろうか。7ウェイトあって、それぞれにステムに線の入った Inline と、その反転でライン部分のみの Fill がある。おもしろいのがウェイトの名称。一番軽いのが1230で、重いのが1890。なんか西暦っぽくなっている。ちなみにウィスキーの表記には whisky と whiskey の2種類あって、前者はスコッチやアイリッシュ、後者はアメリカンバーボン等に使われる(なんか細かい分類があるっぽいけど)。む~ぎ~は~なき~ む~ぎ~は~さき~♪
Optima 系サンセリフ。Optima よりさらに手書き感が強く、伸びやかなステムが特徴。オルタネートが結構豊富で、アップライトにはバーがドットになった A や E、イタリックにはスワッシュがあり、リガチャーも多い。オールドスタイル数字やスモールキャップスもある。オーナメント類も少し。惜しむらくは作られたのが20年以上も前なので OpenType 化されておらず、オルタネート等が別ファイルになっている事。それを除けばかなり出来がよく、隠れた名作だと思う。名前はワイン好きならよく知っているだろう、イタリア・トスカーナ州のキャンティ地方から。同名のワインも多数ある。だからイメージもブドウ。