ハレーションを起こしたような錯覚をしてしまうディスプレイローマン。元は Didone なモダンローマンだと思うが、かすみがちなヘアラインを潔くすっ飛ばして消してしまっている。なんかちょっと目がチカチカしてしまって見づらいが、モードファッション誌などにうまく使えばカッコイイと思う。イタリックと2スタイル。
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フレンチスタイルのカリグラフィーイタリックスクリプト。やっぱりオルタネートが豊富で、全部で1800を超えるグリフがあるとの事。スモールキャップスがある所がちょっと珍しいだろうか。作例が豊富にあるので、MyFonts に行って実際確認して欲しい。こんなに手書きに近いものが再現できるようになって、いい時代だよなぁ…。ただいま35%オフセール中。3/15まで。
ファンシーなサンセリフ。「ジオメトリックをベースにカリグラフィーのテイストを組み合わせたセミセリフ」と説明されてるが、ジオメトリックかな…? 筆者の目にはどちらかというとヒューマニスト寄りに見えるが、カリグラフィー風味がそう見せてるのかもしれない。見ての通り字のあちこちにループが付いており、1ストロークを意識してか、閉じていない部分も多くある。小文字にはちょこちょこセリフっぽいものも。大文字には B と R には見られるが、他は全然なかったりする(笑)。全体的にかわいらしい雰囲気の書体。名前はスペイン語で「石畳」の意。7ウェイト。
ステンシルタイプのディスプレイローマン。ディセンダーが極端に短いため、詰めて組みやすくなっている。サンプルイメージのように、パッケージなどに重宝するだろう。ウェイトは重めだが、なぜかちょっと女性っぽい雰囲気があるので、女性向けプロダクトに向いてるかな。イタリックもあり。2ウェイト。オルタネートはなし。
ちょっと変わった感じのするヒューマニストサンセリフ。全体的にヒューマニストらしい柔らかな雰囲気があり、i や l、r、u などにへにょっとしたセリフっぽいものが付いていて、ちょっとしたアクセントになっている。おもしろいのが Q。3種類のテールがオルタネートで入っている。5ウェイトある他、3種類のディスプレイが付いており、立体的になったもの、ボックスに入ったもの、ステンシルタイプがある。ただいま40%オフセール中。
このブログで何度か紹介している、南米のスクリプトの名手の新作。その名も「モデル」というこのスクリプトは、傾きがやや弱くコンデンス気味で、名の通りウェイトもかなり軽い。ご多分に漏れずスワッシュの付いたオルタネートがあるが、この作者の他の書体に比べるとやや数は少ない。ややウェイトがある Small と2種類ある。Illustrator 等、異体字切り替え機能のあるアプリケーションで使うなら Pro 版を。ただいま30%オフセール中。
フレンチ風味のアップライトなスクリプト。スタイルに3種類あって、モノラインのノーマルが9ウェイトと、線の端が丸くなった Noodle が6ウェイト、カリグラフィーペンで書いたように線に抑揚がある Calligraphic が1ウェイト。若干コネクトがぎこちない部分もあるが(笑)、全体的にガーリーで可愛らしい書体。
伊東屋か糸屋か不明だが、そんな名前のサンセリフ。西洋と日本のテイストを融合させたとかあるが、どの辺が…(笑)。まぁでも大文字だけを並べてみると、’70年代以前の日本のレタリングを思わせる気がしないでもない。小文字はゆるやかに弧を描くようなカーブではなく、突然ギュンと急カーブを切ったようなラインが採用されている。これがなかなか他では見ない面白いデザインである。字種は豊富でリガチャーも多数ある。ウェイトも7つあり、本文組には困らないだろう。ただいま80%オフセール中。
バロック調というかヴィクトリア朝というか、まぁそんな感じのディスプレイ。コンデンスで、下半分に花模様のような装飾が施されている。スモールキャップスで小文字はないどころか、記号類や数字さえもないという潔さ。サンプルイメージのデザインに惹かれて紹介したが、まぁこんなのもたまにはいいよね。ただいま半額セール中。
カリグラファーとしても有名な Jovica Veljovic(ヨヴィカ・ヴェリョビチ)の古い書体のリニューアル拡張版。やや鋭く硬い印象のあるローマンで、プロポーションとしてはトランジショナルだろうか。Gerald Unger の作る書体のようなオランダ風味も感じられる。以前の4ウェイトから5ウェイトに増えたほか、Condensed と Display がそれぞれ5ウェイト加えられ、イタリックと合わせて合計30種のファミリーとなっている。字形はリガチャーが多数増え、ギリシャ文字とキリル文字も加わった。現在ファミリーパック $499 の所を $99 でセール中。