なんか面白げな書体が発表されていたので紹介する。ディスプレイとするか本文用とするかちょっと迷うサンセリフ。見ての通り、陸上のトラック形というか超楕円というか、それが基本になった書体である。NなんかU形磁石そのもの(笑)。このまま行くと U と V の区別がつかなくなるが、そこで作者は考えたのだろう。V だけちょこっととんがらせた。それがまたちょっとしたアクセントになっていてカワイイ。ほか、e のバーが斜めになっていたり、a のテールがなかったりで結構おもしろい。字形はさほど多くなく、まぁ普通のヨーロッパをカバーしている感じ。9ウェイト。ただいま初売り90%オフの出血大サービス中。
Home: page 245
なんとも比類するものがないディスプレイ。基本、コンデンスなモノラインサンセリフだが、見ての通りかなり傾斜しており、しかも字形がだいぶラフ。自分でも書けそうである(笑)。でもなんか惹かれるものがあるので紹介するが、どういうシーンで使えばいいのかちと思いつかない困った書体である(笑)。Italic とあるが、アップライトは今のところ存在しない模様。ウェイトは2種あるほか、四角いマーカーで書いたようにストロークに若干の抑揚が付いた Calligraphic というバージョンがある。スワッシュはないが、ちょっとしたリガチャーがいくつか。ただいま30%オフセール中。
可読性が良く本文組にも使えるスラブセリフ。a や n などのカーブを持った字の処理が独特でおもしろい。大文字の字幅にあまり差がなく、x-ハイトは大きめで小さい字でも読みやすい。小文字だけじゃなく大文字同士のリガチャーも多く、目を引くタイトル組みもできるだろう。イタリックはスラントではなくちゃんとイタリックしている。8ウェイト。レギュラーはデモ版が無料でダウンロード可能。ただいま75%という大幅な値引きセール中。
ウェイトの軽いジオメトリックサンセリフディスプレイ。x-ハイトが小さく、小文字はかなり正円を意識していて丸っこい。大文字はCやOなどはこれまた正円だが、他は割とまとも。Bは例外で頭の方が大きい。サンプルイメージがシンプル過ぎてちと伝わらないかもしれないが、なかなかエレガントで使い勝手がありそうである。4ウェイトあるが、Boldでも普通の書体のレギュラーよりは細いかも。Regularには字形が若干違うバージョンがある。ただいま50%オフセール中で$20。
コンデンスな丸ゴシック。x-ハイトが大きくカウンターや字間が広めで、目に明るくて読みやすい。イタリックはレタリングと手書きの中間といった感じで、システマチックでありながら手書きの優しさも残っている。ステムが重なる部分に鋭い切れ込みが入っているのが大きな特徴。ギリシャ文字とキリル文字もサポート。スモールキャップスはファイルが分かれており、それのイタリックと合わせて1ウェイト4種×8ウェイトで計32種。ただいま90%オフセール中。かなりお買い得だと思う。
傾きの弱いブラッシュスクリプト。一見カッパープレートにも見えるが、多分丸筆でデザインを起こしたものと思われる。柔らかくぬちょっとした感じが特徴で、この書体で「Milk Chocolate」と書けばそれだけで美味しそうである。やっぱりというかなんというか、スワッシュとリガチャーが豊富に揃ってる。一応 Italic と名のつくファミリーがあるが、やっぱりほとんど傾いていない代わりに、スワッシュが少々ハデにぐるぐるしている。作者はフィンランドの若い男性だが、このようにちょっと女性的な雰囲気を持ったスクリプトを多数発表している。ただいまクリスマスセールで10%オフ。元々$45しかしないので値引きはちょこっと(笑)。
ドエラいコンデンスなディスプレイ。申し訳程度だが太いセリフが付いていて、スラブセリフと呼べなくもない。サンプルイメージは組木細工のように文字が組まれているが、これは一つ一つ調整して組んでいるワケではなく、様々な文字の大小の2~3文字の組み合わせでひとつのグリフに入っていて、それらを使用して組めるようになっている。その数1800以上とある。ステムが普通に塗りつぶされたものと、ラフに塗りつぶされたものがある。なんとなくアメリカン50’sな印象のある書体である。余談だが、本記事でこのブログ200コめ。パチパチパチ(拍手)。
以前紹介したNovel Sansのディスプレイバリエーション。名前の通りヘアラインで構成されたライトウェイトの書体である。ウェイトのバリエーションは数字で表されており、一番軽い6から54まであり、14までは2刻み、途中から4から6刻みになっており、全部で12種ある。その他の特徴はNovel Sansと同じ。女性向けの雑誌や広告に大きく使うとエレガントでいいだろう。12月14日まで50%オフセール中。
ややぎこちない感じがするカッパープレート。サンプルイメージの書体が大きめなので判ると思うが、カーブが滑らかになっていない部分がある。どうも意図的にそうしているようで、かつスワッシュも控えめなのでそれが通常のカッパープレートよりゴツゴツした印象を生んでいる。大文字にはほぼすべてにフローリッシュが付いているが、小文字にはない。代わりと言ってはなんだが文字とは別にフローリッシュが多数用意されている。変わっているのが数字にもスワッシュが付いている事。ファミリーはない。投稿時点で50%オフセール中。