奇をてらったところがない、正統派のフラクトゥール(Fraktur: ドイツでよく用いられていたブラックレターの一種)。15世紀ドイツのカリグラファー、Johann Neudörffer(ぜひリンク先をご覧あれ)と Leonhard Wagner の書体を参考にしたとある。大変真面目な感じのするフォントで、すごくかっちりしていてカッコいい。スワッシュオルタネートはあるが、それでさえ遊んでいる感じは薄く、作者はマジメなんだろうなぁと思う(笑)。普通にカリグラフィーの手本になる素晴らしい出来。1ウェイト。
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上品ぽくもありカジュアルでもあるディスプレイセリフ。コンデンスでxハイトも大きめでゆったりしており、フレアで短いスワッシュが付いたオルタネートが多数ある。このテとしては珍しく9ウェイトもあり、イタリックもある。品がありながらも高級すぎない雰囲気もまた珍しい。やっぱり女性向けになるだろうか。
エレガントかつかわいらしいディスプレイローマン。見ての通り、変わったグリフに変わったリガチャーが豊富に用意されたライトウェイトのモダンローマンで、高級感もありながら大人っぽくなりすぎないかわいらしさがあり、古い言い方をすればチャーミングである。やっぱり女性向けになるだろうか。1ウェイト。
ちょっと変わったラグジュアリーなディスプレイローマン。基本はコントラストの強めなモダンローマンで、あちこちにゅよっとしたカーブが入っているところが特徴的。特に A は小文字と合体したようなグリフで大変おもしろい。ゴージャスかつエレガントで、やっぱり女性向けとなるだろうか。作例ではミキモトの広告を模したものも作ってあるんだが、いいのだろうか…(笑)。1ウェイト。
シックでエレガントなディスプレイセリフ。ライトウェイトのゆったりした感じのあるローマンで、細めながらコントラストもしっかりある。最近はどんな書体でもアケ気味に組みがちだが、これは詰めても黒々とせず目にうるさくない。クラシックでもあり、品の良いマダムを思わせる書体である。イタリックもあり。1ウェイト。
エレガントなディスプレイローマンとスクリプトのデュオ。ローマンの方はウェイト軽めでコンデンス気味。一見サンセリフに見えるが、ほんのちょっぴりセリフが付いている。スワッシュオルタネートやリガチャーが豊富。実はこの書体単体のも別にあるが、このデュオに付属してるものはそれよりほんのり太くしてあるそうだ。一般に白黒反転すると若干細く見えるが、それに対応するためとか。スクリプトの方はよくあるゆったりしたアップライトのモダンタイプ。スワッシュオルタネートはなく、リガチャーが少しある。ただいまサイバーマンデーセール中で50%オフ。700円弱。
ややヴィンテージ感のあるキラキラデコラティブなディスプレイ。基本はモダンローマンだが、見ての通りクリスマスツリーみたいにこれでもかという感じでオーナメントが付いたオルタネートがある。多い文字で5種もあり。可読性はかなり苦しいが(笑)、まあそんなのはこの手の書体に求めてはいけない。好きなだけ飾り付けを愉しめばよかろう。1ウェイト。
今年がもう終わるかと思うと恐ろしいが、クリスマスまであとひと月なのでこちら。古風でデコラティブなディスプレイ。10世紀頃の英国でよく見られたような書風で、大変クラシカルで筆者好み。文字自体もセリフがタスカン(二股)になっていてデコラティブだが、加えてリガチャーが大変豊富で、おもしろい文字組が楽しめる。ノーマルタイプの Regular と、上下にリースの付いた Deco の2種。大文字のみ。
ちょっと変わったモダンスクリプト。字によってサイズ差が大きくかなりバウンシーでダイナミックだが、ストロークがゆったりしておりエレガントさがある。グリフ自体も結構変わっており、ストロークも筆ペンで書いたようなコントラストがついていて表情豊か。ほかのモダンスクリプトにはないユニークさがあっておもしろい。1ウェイトのみ。
エレガントかつ可読性の良いフレアセリフ。とは言うものの、ローマンとも判じ難い。でもまぁパッと見はフレアセリフなのでそうしておく。xハイトが大きくカウンターが広めで大変読みやすい。大体こうするとちょっと野暮ったくなるものだが、エレガントさもきっちり確保されていて美しい。7ウェイトあって、一番重い Black には Outliine とデコられた Decor がある。バリアブルタイプもあり。ただいま80%オフという大盤振る舞い中。