ザ・ジオメトリックとも呼べるサンセリフ。Futura と同じような幾何学的なサンセリフで、非常にモダンで洗練された印象で超カッコイイ。元の bill corporate よりは字幅が若干細めにデザインされている。A の字幅がかなり広いのと、M の縦のステムが垂直なのが Futura との主な違いだろうか。あとアセンダーやディセンダーも若干低め。Hairline から Super(Heavy相当)まで細かくウェイトがあるが、Hairline よりもさらに細いものが Two、Four、Six、Eight と4種あり、Two などはもう普通のサイズではほとんど視認できない(笑)。相当大きく使う必要があるだろう。残念ながらイタリックはなし。
作者に名を連ね、書体名にもなっている Max Bill はドイツ・バウハウス出身の非常に多彩な芸術家で、建築、プロダクト、グラフィックと多方面で才能を発揮した。ミッドセンチュリーのインテリアを扱うショップでは、Bill のプロダクトを扱っている所も多い(こちらなど)。Typography, Advertising, Book Design という著書も著している。この書体はただいま70%オフセール中。
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ステンシルタイプのモダンローマンディスプレイ。元々は Compass TRF という書体のファミリー。ジオメトリックなモダンローマンという珍しいスタイルである。Regular の字形はまぁまぁ普通だが、Alternate の方はセリフの先に丸いドットが付くなど、デコラティブになっている。Bold と2ウェイト。名前は特に小室哲哉とは関係ない模様。
字形のおもしろいディスプレイサンセリフ。基本的にはジオメトリックでややカッパープレート風味があり、平べったく小文字がなくてスモールキャップス。大文字はベースラインが下がっていて、小文字が上下中央に来る感じである。各字にはちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがあり、大文字にはデコラティブなオーナメントの付いたイニシャルもある。
これ Estilo という書体の Pro 版という事らしいが、雰囲気は踏襲しているものの、全然字形が違う。うーん。個人的にはこっちの方が好き。ほか、スクリプトタイプの Estilo Script と、本文向けの Estilo Text がある。
つい先日発表された新しいジオメトリックサンセリフ。最近の傾向としてあまり幾何学的になり過ぎないというのがあり、これも a や s などが字として無理のない形になっている。ステムの角が落とされ丸くなっており、全体的な雰囲気も軽く、最近のフラットデザインによくマッチするだろう。9ウェイトあり、コンデンスタイプの Slim と、それぞれ丸ゴシックタイプの R があり、イタリックと合わせて総勢72種の大ファミリーである。ただいま85%オフセール中。
エレガントな雰囲気を持つジオメトリックサンセリフ。Futura より字間が広めに取られ、a や g には2階建てを採用する(オルタネートで1階建てのヤツはある)など可読性に配慮されている。Futura も大文字は割と碑文タイプで堂々としているが、こちらはなんだか Futura をもう1段階洗練させたという感じでとてもキレイ。太いウェイトは少し字間が詰まるなど、通好みのデザインである。キリル文字もサポート。7ウェイト。最近これ系の書体の紹介が多いって? やっぱね、需要があるみたいなのよ(笑)。
惑星探査機のニューホライズンズが冥王星(Pluto)に最接近したという事でコチラを紹介。元々プルートとはローマ神話の冥府の神の事だが、この恐ろしげな名からは程遠い印象の可愛らしいサンセリフ。もっとも作者はこれをサンセリフとは位置づけてないようで、これとは別に Pluto Sans が存在する。ここで紹介する Pluto は、セリフというにはちょっとなんか違う、ふにょっとしたごく小さなスワッシュがちょこんと付いていて、ほんのり手書き感が残っている。これが純粋なサンセリフではないとしているのだろう。基本的にはx-ハイトの大きなジオメトリックである。コンデンスタイプもあり、それぞれ8ウェイトある。先に挙げた Pluto Sans と Pluto Italics、Pluto Sans Italics もそれぞれ同じファミリー展開で、計64種と大ファミリーになっている。
ちょっとだけヒューマニスティック寄りにしたジオメトリックサンセリフ。元々ピュアなジオメトリックの Galano Grotesque を、a や g のデフォルト字形を2階建てにする、ややヒューマニストな字形をオルタネートに持たせるなどしてちょっとヒューマニスティックにしたバージョンである。アセンダーやディセンダーも多少長くなっているだろうか。印刷ではなく電子機器のディスプレイにマッチするよう制作したそうだが、無論印刷用途でも使用可能。この微妙な変化はパッと見ではちょっと判らないだろうが、書体好きには「おっ?」とか思ってもらえる書体かなと思う。筆者は結構好きである。11ウェイト。Pro 版はもちろん、Office 等の異体字切替機能のないアプリでも使えるよう Std 版もある。
ちょびっとだけヒューマニストのテイストを持ったジオメトリックサンセリフ。通常、ジオメトリックだと a や g は1階建てが普通だが、これは2階建てをデフォルトとしている(1階建てはオルタネート)。あとポッキリ折れたちょっとしたセリフっぽいものがちらほら。少々個性的だが、読みやすくはあると思う。字幅の狭い Condensed もあり、ノーマル幅とそれぞれ5ウェイトある。イタリックはイタリックじゃなくオブリーク。
本文組にも十分使えるスラブセリフ。x-ハイトやカウンターが大きく、可読性は良好。ややジオメトリック気味だがプロポーションもスタンダードで、セリフもスラブセリフにしては控えめ。字種やファミリーも豊富で使い勝手が良い。9ウェイトあって、レギュラーのアップライトとイタリックは無料でダウンロード可能。ただいま50%オフセール中。
コロコロとかわいらしいジオメトリックサンセリフ。全体的には Futura とあまり変わりはないが、a と g に2階建てを採用しており、j もしっかり曲がっているなど、可読性に配慮されている。ほか、A は腰が低く、M の両ステムは垂直でセンターはベースラインに届いていない、? が普通の形(笑)など微妙な違いがいくつかある。キリル文字もサポート。5ウェイト。ただいま85%オフセール中。チョコレート口移ししてぇ~♪