カジュアルなモダンカッパープレート。最近のスクリプトとしてはグリフ数が少なく、大文字にはオルタネートはない。小文字にはあり、スワッシュオルタネートがあるのは普通だが、変わってるのが太細のパターンを変えたものがある所。例えば g はステムが太くボウルがヘアラインになったものと、それが逆になったものがある。こういうオルタネートは結構めずらしい。2,000円弱とかなりお安め。名前の通り、ジューンブライドにどうぞ。
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モノラインのスクリプトとコンデンスなサンセリフのデュオ。ビューティーというよりはキュートで、最近のサードウェーブテイストを持ったカジュアルな書体である。スクリプトの方は12種のオルタネートと56種のリガチャーがあり、4ウェイトある。サンセリフの方は大文字のみで1ウェイト。アクセント記号類を省いてグリフ数を少なくし、その分安くなった US というバージョンがある。英語しか使わないという人はそちらの方が安くて良いだろう。単語単位でグリフになっていて自由に文字組みはできないものがファミリーにあるが、そちらは無料。ただいま30%オフセール中。
優雅なモダンカリグラフィースクリプト。最近よくある女性的なカッパープレートで、グリフ数は確認できないものの、多くのオルタネートが用意されている模様。来月のジューンブライドにどうぞ。作者のサイトを拝見したが、マレーシア在住の女性二人組のデザイナーユニットだった。二人共カワイイんですけど…移住したい(笑)。
本日は推理小説の『シャーロック・ホームズ』シリーズの著者として知られるアーサー・コナン・ドイル Sir Arthur Ignatius Conan Doyle の誕生日(1859)。というワケでそれをイメージして作られたと思しき書体を紹介。緩めなポインテッドニブスクリプト。と言っても最近のゆるゆるカッパープレートではなく、つけペンが日常的に使用されていた時代の手書き文字に近い。一応スワッシュオルタネートもあるが、能書家が書いたような優雅なものではなく、多分ワザとではあると思うが、シロウトがちょっと頑張ってみた感が強い(笑)。他、指紋や手形、血痕などのグリフが入った Stuff というファミリーがあり。
勢いはあるもののさほど暴れてはいないブラッシュスクリプト。傾きがやや強いがコントラストは統制が取れており、スワッシュやフローリッシュはごくごく控えめ。900ものグリフはあるがオルタネートはさほどなく、大半はアクセント記号やリガチャーに取られている。名前は「小さな天使」という意味で、ハデさは抑えめではあるが、全体的にはやや男性的かなという感じ。作者は30年のカリグラフィーのキャリアを持ち、カード専門メーカー Hallmark Cards などで腕を磨いたとの事。1ウェイト。Monotype サブスクリプションにも入っている。
ラフながらもかわいらしいシグネチャースクリプト。抑揚のないペンスクリプトで、ベースラインをあまり気にせず、上下の振り幅の大きいストロークで書かれている。傾きはなくアップライト。オルタネートはないが、リガチャーが13ほどとちょろっとあり。名前は偶然かどうかは知らないが、映画『タイタニック』の主人公たちの名前がそれである。ちなみに Jack Rose というカクテルもある。
ガーリーでカーリーなアップライトスクリプト。ロンドタイプに近いスクリプトでぐりんぐりんにカールしており、スワッシュの先にはティアドロップのターミナルが付いているのが特徴的。この作者の書体としてはオルタネートは少なめ。その代わり(かどうかは判らないが)、細いインラインがハイライトのように入った Shine と、影のみの Shade というタイプがある。
この書体、実は原案は作者の母親だそうで、土木技師で数学の先生だった(とあるがどういうこと?)母親は10年前のある日、息子の仕事に興味を持ったらしく、息子の本棚からカリグラフィーの本を数冊持って行き、数週間後にこのスケッチを見せてきたそうだ。カリグラフィーの常識にとらわれないデザインに驚いた息子はそれを取っておき、10年経って整理しフォント化した。なんだか微笑ましいエピソードである。名前はスペイン語でヒマワリの意。今週末は母の日。皆さん、家の太陽でありヒマワリであるお母さんを大事にね。私も仏壇にカーネーションを添えようと思う。
本日、奄美地方に続き沖縄も梅雨入りしたと見られるのでこちらを紹介。サードウェービーなスクリプト。通常のポインテッドニブで書かれたものと、抑揚のないモノラインがある。そんなにゆるゆるしておらず、ややカッパープレート風味も残っている。字種は少なくオルタネートはないが、ポインテッドニブのものは4ウェイトあり、オーナメントも一応ある。名前のアイテール(エーテル)は、エリクサーと同じく RPG ではお馴染みの架空の物質の事。
ちなみにこの「梅雨入り『したと見られる』」という言い方は実は以前はしておらず、「しました」「明けました」と断言していたが、10数年前に気象庁が「明けた」と宣言したにも関わらず大雨が降ったりと大外しをしてしまい、以来この微妙な表現に切替わったという過去がある(笑)。
ガーリーでかわいらしいモノラインのミクスド。スクリプト、コンデンスサンセリフ、小さな丸っこいサンセリフ、スラブセリフと4種のミクスドで、どれも細いモノラインで若干手書き感は残るものの、昨今のサードウェービーなヤツほどではなく、スッキリしてて使いやすいだろう。スクリプト以外は大文字のみ。ちなみ Save the Date とは「この日は空けといて!」という意味で、欧米では結婚式や披露宴の正式な招待状を送る前に、こう書いた日付入りのカードを送るのが一般的らしい。二度手間や…(笑)。来月はジューンブライドという事で紹介しときました。
サードウェービーな5種の書体のミクスド。モノラインのスクリプト(2ウェイト)、ブラッシュスクリプト、ヘビーウェイトのサンセリフ、それに飾りの付いたもの、モノラインのスラブセリフがあり、それぞれに Print というフィルがかすれたバージョンがある。どれも手書きの要素が若干あり。名前は言わずと知れた伝説の万能薬の事。元は錬金術から生まれた言葉(概念?)のようだが、ファイナルファンタジーシリーズをはじめ、ゲームの世界ではお馴染みの薬である。ちなみに最近「エリクサー症候群」という言葉が生まれた模様。簡単に言うと「宝の持ち腐れ」「貧乏性」に近いのだが、興味のある方はググりたまえ。