最近やたら Monotype が推して来る(笑)ディスプレイローマン。コントラストがかなり強くモダンローマンのようではあるが、ブラケットが大きく取られて刃物のようになっており、ここが通常のモダンローマンとは大きく異なっている。ぬめっとしたイメージはあるものの、骨格は正統派で結構カッコイイ。6ウェイトあるほか、ステンシルタイプと3重にインラインが入った Groove というディスプレイタイプがファミリーにあり。名前はノルウェーの同名のジャズバンドから。
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モダンでスタイリッシュ(なんか表現が古い)なジオメトリックセリフドゴシック。ごくごく僅かに申し訳程度にセリフの付いたモノラインの書体で、洗練された雰囲気を持っている。何でも作者が2週間ほどニューヨークで過ごしたらしく、その街の雰囲気を非常に気に入り、それを書体に反映させたものだとのこと。成功してるかどうかは筆者はニューヨークへ行ったことがないので判らないが(笑)、カッコよくはなっているかと思う。a は2階建てで、j と y のディセンダーが垂直になっているのが特徴的。W もアームが垂直でおもしろい。イタリックはオブリークタイプ。7ウェイト。ただいま80%オフセール中。
かわいらしいヒューマニストサンセリフ。字形はヒューマニストがベースになっているが全体的に独特で、ステムがカーブしてる部分は円から切り出されており、ジオメトリック風味も多分に加味されている。x-ハイトが大きく、字間も広めで軽めに仕上がっている。今の雰囲気にマッチしているいい書体。6ウェイト。ただいま35%オフセール中。このデザイナーの書体は、まだ公開されているものは少ないがどれも筆者好みで、いい作家が出てきたなと思う。これから先が楽しみである。
本日は「囲碁の日」「いちごの日」らしいが無視する(笑)。コントラストが非常に強いモダンローマンディスプレイ。プロポーションはややぼったりしてるが、大変ラグジュアリー感がある。セリフは普通のモダンローマンのようなヘアラインではなく三角形で、最近入手した資料によれば、こういう形は wedge というっぽい。オルタネートはまったくないが、普通に組んでも結構目を引くだろう。ちょっとでも小さくするとヘアラインがすっ飛んでしまうので、かなり大きめに使う必要がある。1ウェイト。
ややコンデンスなフレアセリフっぽいディスプレイローマン。セリフが結構独特な形をしており、見方によってはフレアセリフかなとも思う。コントラストが強くモダンローマンっぽい雰囲気があり、結構ラグジュアリー感がある。字幅が狭く、x-ハイトは大きくアセンダーやディセンダーは小さいので、一見新聞本文用かなとも思える特徴を備えているが、でもやっぱりイタリックもなくヘアラインがあるので本文向きではないだろう。5ウェイト。キリル文字もサポート。ただいま75%オフセール中。
本日は真珠湾攻撃の日で、ジョン・レノンの命日で、AKB48劇場杮落しの日なのだが、どれにもちなんだ書体が見つからなかったので普通に紹介する(笑)。コンデンスでコントラストの強い Didone ディスプレイ。ヘアラインが極端に細く、かすれてしまいそうで目がチカチカする。ストロークがフックしている所にはティアドロップターミナルが付いている。全体的に18~19世紀オランダのオーナメント活字のような雰囲気がある。2ウェイトあって、Regular と Bold の差がかなり大きい。ただいま45%オフセール中。
本日は昨日も説明した通り Black Friday、という事で Black Foundry の(笑)書体を紹介。Gauthier FY という書体のディスプレイ版。ご覧いただければ判るが元は普通の肉付きをしたオールドスタイルローマンだが、こちらはプロポーションはそのままにヘアラインだけで構成されており、かなりモダンな印象になっている。加えてイタリックには元はないスワッシュオルタネートが加えられていて、文字組みのバリエーションが広がっている。見ての通りちょっと小さくは使えないが、ハイファッション誌などに重宝すると思う。ちなみにこのファウンダリーは改名しており、元は FontYou という名前だったようで、そのため書体名にはイニシャルの FY が付いている。
セリフの付いたゴシック(?)。なんのこっちゃだが、要はサンセリフにちょろっとセリフを付けたものである。ならセリフ書体じゃんというツッコミはこの際無視する。ジオメトリックベースではあるが、全体的に骨格が普通ではなくかなり個性的。作者の Herb Lubalin はタイプデザイナーではなく、レタリングが得意なグラフィックデザイナーなので、こういった常識外れなデザインができるのだろう。Avant Garde Gothic をデザインした人だと言えば納得行くだろうか。当時の感覚で字間がちょっと詰まり気味なので、若干空けて組む方が今っぽくなるだろう。6ウェイト。
かわいらしいモダンローマン。子供向けに作られたという珍しいモダンローマンで、そのためか Didot のようにハイブランドのファッション誌に似合うというわけではなく、緊張感の弱い親しみやすいものになっている。見ての通り s がスクリプト型になっている所と、a や g に1階建てを採用しているのが変わっている。5ウェイト。アップライトにはユニケースもあり。11月6日まで85%オフセール中。
珍しいローマンのステンシル。だいたいステンシルはサンセリフかスラブセリフと相場は決まってるが、こちらはローマンタイプである。途切れている部分が唐突ではなく、段々に細くなっているので、強い後光でヘアラインがすっ飛んでしまったように見える。光ってないのになんとなく眩しさを感じる書体である。a と g は1階建てと2階建ての両方があり。6ウェイト。ただいま79%オフセール中。