コントラストの強いラグジュアリー感のあるディスプレイ。モダンローマンからセリフが落ちたようなスタイルのコントラストの強い書体で、ウェイト展開は多いものの、ヘアライン部の細さは変わらないので、小さく使うのは無理だろう。リガチャーが少しあるが、変わってるのが大文字にスクリプト型のスワッシュオルタネートがあること。これがなかなかおもしろい。字幅に3種類あり、それぞれに7ウェイトずつで計21種。名前はギリシャ神話に登場する海の精ネレイスのスペイン語形らしい。ただいま60%オフセール中。
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シックでエレガントなローマンディスプレイ。ハイコントラストの繊細な書体で、シルエットはオールドスタイルだが印象はモダンローマンのそれである。80種以上の個性的なリガチャーがあり、そのまま組んでロゴやポスターの見出しなどで力を発揮するだろう。このテとしてはめずらしくファミリー展開があり、イタリックもあって5ウェイトある。ちなみにこの作者はこういう雰囲気の書体が得意らしい。ファウンダリー名である Silk が代表だろうか。
関係ないけど投稿時点で MyFonts のグリフ確認機能が動作してない。はよ直してくれー。
Didot と並んでモダンローマンの代表格。18世紀イタリアの印刷業者でタイプデザイナーのジャンバティスタ・ボドニ Giambattista Bodoni (1740-1813) のデザインした代表的な書体をデジタル化したもの。とはいえ、まんまコピーな訳ではない。フォントには Caslon や Garamond など過去の偉大なタイプデザイナーの名が付いたものが多くあるが、それらは彼らの作った書体の完全コピーではなく、復刻に携わった者の解釈やクセなどが反映されており、オリジナルとは異なっていることがほとんどである。中でもこの Bauer Bodoni は出来が良いとされているらしい。Bauer とはかつてドイツにあったバウアー活字鋳造所のことで、ここが作った Bodoni 活字を元にデジタル化されている。レギュラー幅はイタリックがあって4ウェイトあり、コンデンス幅はイタリックなしで2ウェイト。
Bodoni は Linotype や Monotype の他にも多数のファウンダリーから発売されており、かなりの数のバリエーションがある。初心者には正直間違い探しぐらいの違いでしかないだろうが(笑)、それぞれ見比べてみるのもおもしろいだろう。
ちなみに Bodoni が出版した自社?の見本帳がタッシェンより復刻されている。興味のある方はどうぞ。
→ Giambattista Bodoni: The Complete Manual of Typography
あとイタリアのパルマにはボドニ美術館がある。
お肌がプルプルになりそうな名前の、全体的に鋭い感じのするディスプレイローマン。基本はコントラストの強いモダンローマンで、骨格は割とスタンダードだが、水平のストロークがあちこち針のようにテーパードになっているのが特徴。イタリックも通常のものより傾きが強い。そんな感じなのでやはりディスプレイ向きで、本文用途には使いづらいだろう。字幅にレギュラーとコンデンスの2種がある。それぞれ7ウェイトある他、バリアブルタイプもあり。ちなみに残念だがコラーゲン collagen の美肌への有用性については科学的根拠がイマイチ薄いようだ(笑)。ただいま50%オフセール中。
本日もブラックフライデー(というか今日がそう)セールより。鋭く大きなセリフを持ったコンデンスなディスプレイローマン。コントラストがかなり強いモダンローマンベースで、とにもかくにも幅が細い。どうにもこうにも目がチカチカしてしょうがないので(笑)、小さく使うのはご法度だろう。g のループが閉じていないのが特徴的。コンセプトのよく分からない謎のイラストアイコンが20種ほど付属している。6ウェイトある他、バリアブルタイプもあり。名前はスペイン語で「トゲ」「魚の骨」などの意。ただいま35%オフセール中。
あちこちブラックフライデー/サイバーマンデーセール中で、MyFonts もご多分に漏れず。その中から1点紹介。モダンでスッキリしてかわいらしいジオメトリックサンセリフ。全体的に変わったところはなく素直で大変スッキリしている。画像では R が頭でっかちに見えるが、これは太いからそうなっているだけで、細い方はそれほどでもなく通常のプロポーション。a と g にデフォルトで2階建てを採用しているのがエレガント(オルタネートで1階建てもある)。9ウェイト。パックでも元々3,000円もしないが、ただいま半額セール中。
筆者が見た中で最細(そんな言葉ある?)のディスプレイローマン。見ての通りストロークの一部、あるいは全部がヘアラインになったモダンローマンで、太いステムもあるもののこちらも相当細く、画像の大きさでこの細さなので小さく使うのはほぼムリだろう。グリフはかなりジオメトリック寄りで、O などはほぼ正円である。リガチャーが多数あって、おもしろい文字組が楽しめるだろう。1ウェイトのみ。
コリっとしたポッキーみたいなサンセリフ。ジオメトリックではないがストレートのストロークがよく目立つサンセリフで、ウェイトも軽いのでなんともポッキーのような書体である。ところどころややクセのあるグリフだが全体的にはスッキリしていて読みやすく、ある程度の長文にも耐えられるが、やっぱりディスプレイ用かなと思う。ウェイトは3種類あるものの差がそれほどなく、一番重いウェイトでも普通の書体のレギュラー程度で全体的に軽めになっている。
シンプルでエレガントなモダンローマンディスプレイ。ヘアラインが非常に細いライトウェイトのモダンローマンで、最近の書体にしては珍しくまったくオルタネートやディスプレイ用のリガチャーがないシンプルな書体である。その分使い方に迷うことはないだろう(笑)。シックかつラグジュアリー感があるので、その辺の演出をしたい時に。Didot じゃありきたりだなーと思ったら検討の価値がある。1ウェイトのみとこれまた潔い。ただいま12%オフという中途半端なセール中(笑)。2,000円ちょい。
モダンでスッキリした読みやすいサンセリフ。名前の通りとても軽い印象の現代的な書体で、ウェイト展開はあるものの、一番重い Black でもHelvetica の Medium ぐらいしかない。それぐらい軽い書体である。本文用として十分使えるほど可読性が良いが、変わったグリフのオルタネートやリガチャーが豊富で、ディスプレイやロゴにも使いやすい。見た感じ特徴の薄い感じではあるが、意外と優秀な書体である。ちなみにカジュアルウェアのアパレルショップと名前が似てるが関係はない(笑)。6ウェイト。