ヴィンテージ感のあるデコラティブなローマンディスプレイ。コントラストがごく弱い、ほぼモノラインのローマンをベースに、独特なオーナメントの付いたオルタネートがある。あまり見ない文様で、どことなく東欧の香りがするなと思ったら、作者はセルビア人だそうだ。ほか、細いシャドウの付いたオルタネートもある。オーナメントは独立したものも数種あり。イタリックもあるがそれぞれ1ウェイトのみ。「ボトルに詰めた月」という名前がなんかシャレている。
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バレンタインも近いので「ガナッシュ」という名の書体を紹介。ぼったりしたオールドアメリカンなスクリプト。ベースラインもサイズもきちっと揃ってはいるが、そこはスクリプトなのでスワッシュオルタネートやリガチャーが多数ある。とてもレトロでベタなタイプではあるが、それだけにそういう雰囲気を出したい時にはもってこいだろう。沖縄なら北谷のアメリカンビレッジで重宝しそうである(笑)。1ウェイト。
フレンチ風味のディスプレイローマン。幅広でどことなくカッパープレート風味のあるローマンで、大文字のみのスモールキャップス。リガチャーが大小両方に豊富にある。このテはだいたい大文字か小文字?のどちらかに偏るが、両方にあるのが嬉しい。フィルがソリッドなノーマルと、ラインの入った Initials がある。「このへんのどこがフレンチ?」と思う人も多いだろうが、つい最近入手した Graphique de la Rue というフランスの町中で見かける文字を集めた本を眺めてると、確かにこういうのも多くある。というわけで、安心して「フランス風味だぞ」と喧伝していい(笑)。
レトロでなんとも味のあるディスプレイサンセリフ。どうもなんか違和感あるなと思ったらほぼ等幅のようで、なんだか昔の和文フォントの従属欧文のような雰囲気があってちょっと不格好。ただ制作スタジオは実績のあるところで、ワザと狙ってこういう風にした模様。その技術とセンスでスワッシュオルタネートとリガチャーを追加しており、これがなんとも味があっていい。一部の文字にはかなり幅広になったオルタネートもあり。キリル文字もサポートし、ウェイトも8つと豊富。全部パックで $19 と大変お買い得。
ヴィンテージ感あふれるディスプレイローマン。古い印刷物からスキャンしたような整っていないアウトラインの書体で、見ての通りスワッシュオルタネートがあるのだが、それらも古いテイストのスワッシュで、全体的にとにかくクラシカル。フィルはソリッドなものと、画像のようにところどころ抜けたラフな Vintage というバージョンがある。それぞれイタリックもあり。
本日はアメリカ独立宣言書に署名した5名の政治家のひとりで発明家、印刷業者のベンジャミン・フランクリン Benjamin Franklin の誕生日(1705 ユリウス暦)ということでこちら。古き良きアメリカンなサンセリフ。名前はこのベンジャミン・フランクリンからとられてるようだが、デザイン的にはまったく関係ないそうな(笑)。100年以上前にデザインされた書体なので、大変素朴でヴィンテージ感が溢れている。説明文には「もしブルース・スプリングスティーンが書体だったらこれだろう」とある(なんのこっちゃ)。米軍払い下げ品やアメリカの古い雑貨を取り扱うような店にはベストマッチだろう。バーボンにも。デジタル化に当たっては拡張されており、字幅が4種、ウェイトは字幅によって2~4種ほど。
クラシカルなブラックレター。そもそもブラックレター自体クラシカルなんだけど(笑)、こちらは中でも古いスタイルで、大文字がロンバルディック・キャピタルになっている。なんでこれが古いかというと、手書きのブラックレターにはそもそも大文字がなく、近代にフォントになった際に小文字と同じスタイルで大文字がデザインされた、という経緯があるので、大文字がないのが当たり前。そういう意味でこの書体はクラシカルなのである。グリフは結構手書き感が残っている。あとクリスマスにふさわしいアイコン類もあり。
本日も Fontacular より。ゆるゆる手書きレタリングのミクスドファミリー。おしゃカフェの黒板に使われてそうな書体を集めたもので、大文字のみのモノラインのサンセリフとスラブセリフ、それのコントラストの付いたもの、小文字もあるもの、スクリプト、タイプライター風とそれぞれウェイトバリエーションのある5種類ほどの書体と、それに似合うオーナメント類のセットである。これは単体で買うよりセットで買った方がいいだろう。こういうのを紹介するのは久しぶりだと思ったら、制作年が7年前だった。道理で懐かしいワケである。ただいま50%オフセール中。
クラシカルな正統派オールドスタイルローマン。ニューヨークの地下鉄にあった20世紀初頭の古い書体にインスパイアされたとある。コントラストが若干弱めでセリフも少し角が丸く、xハイトが小さい。小文字は Bookman や Chelthenham、Della Robbia などの古いソフトセリフを参考にしたとある。最近じゃ珍しいクラシカルなタイプである。この雰囲気によく似合うボーダーオーナメントもファミリーにあり。イタリックもあって7ウェイト。ただいま50%オフセール中。
本日は画家ジャン=フランソワ・ミレー Jean-François Millet の誕生日(1814)。ミレーといえば『落ち穂拾い』、といえば小麦、といえばパン、ということでこちら(強引)。レトロで柔らかい雰囲気のあるセリフディスプレイ。太めでカーブの多めなグリフで、セリフが片側にだけ付いてたりしてちょっと変わってる。ソフトセリフっぽい雰囲気があるだろうか。レイヤードになっており、外側の影の Shadow、内側の影の Inner Shadow、ステム内部のハイライト飾りの Style の3種があり、色を変えて重ねて打つ事で文字に装飾を施せるようになっている。ロゴのテンプレート画像も付属。
ちなみに筆者は最近 Amazon プライムで『ブリティッシュ・ベイクオフ』という番組を見るのにハマってる。全英からアマチュアベイカーを集め、パンやケーキの課題を数週に渡ってこなしチャンピオンを決めるという番組で、もうシーズン7まであるらしい。最近シーズン1を観終わったばかり。まだ先は長い。