本日は赤穂浪士討ち入りの日(1702・元禄15)。というワケでこんなのを。なんと表現していいのかよく判らないディスプレイ。Japan Label Style とあるが、何がどうそうなのかはよく解らない(笑)。一応ステムの端が何となく刀の切っ先のようになっているのがサムライっぽいかなと思う。フィルが5種類あって、重ね打ちして使うレイヤードになっている。大文字のみ。
Archive: December 2020
みんな大好きジオメトリックサンセリフ。基本はまあ普通のジオメトリックだが、見ての通り g が2階建てで下のループがカットされたグリフで非常に変わっている。G にチン(あご)、a に2階建て、g に1階建て、u にステム、w に底が丸い u が2つくっついた形のオルタネートがある。9ウェイトとファミリーも多め。ただいま75%オフセール中。
ラフなサンセリフとスクリプトのデュオ。サンセリフの方はかなりコンデンスでテーパードになっており、プロポーションも極端に上下どちらかに寄っていてかわいらしい。スクリプトは細めのモノラインで割とラフだが、そんなに崩れておらず読みやすい。どちらもグリフにバリエーションがなく、ちょっと退屈だが、まあ「17才の冬」ならこんなものなのだろう。大人になるのを待ちたい。ただいま70%オフセール中。
みかんのおいしい季節だよねということでこちら。ラフなハンドレタリングによるディスプレイ。あまり気を使わず(笑)レタリングしたようで、垂直も揃わず角の形も丸かったり角ばってたりと安定しない。その分柔らかい雰囲気がよく出ていてかわいらしい。子供向けのなんかに使えるんじゃなかろうか。作者は2018年頃に熊野古道を訪れた際、ゲストハウスのオーナーにもらったみかんをよく覚えていて、そこから名前をとったそうな。このぶっとい Regular とかなり細めの Light の2ウェイト。イタリックもあり。
ちょっと変わったラグジュアリーなディスプレイローマン。基本はコントラストの強めなモダンローマンで、あちこちにゅよっとしたカーブが入っているところが特徴的。特に A は小文字と合体したようなグリフで大変おもしろい。ゴージャスかつエレガントで、やっぱり女性向けとなるだろうか。作例ではミキモトの広告を模したものも作ってあるんだが、いいのだろうか…(笑)。1ウェイト。
かわいらしいアウトラインディスプレイ。アール・デコ風のウェイトの付き方をしたアウトラインのみのディスプレイで、スワッシュオルタネートがある。スパークルや雪の結晶のアイコンが EPS で付属しており、サンプルのような画像がすぐ作れるようになっている。金銀のテクスチャーも付属。大文字のみで1ウェイト。
アラブ首長国連邦の首都アブダビの名を持つダイナミックなシグネチャースクリプト。線が暴れてる印象があるが、xハイトというか小文字が大きめでベースラインもさほどズレておらず割と読めるかなという感じである。ただし字間は詰まり気味。大文字はちょっと装飾が強い。スワッシュオルタネートはないが、小文字にリガチャーが多めにある。1ウェイト。
ややラフな感じのモダンスクリプト。アップライトかつコンデンス、しかもバウンシーで、あらゆるカーブが急というかほぼ折れ曲がっており、長文を組むと地震計というと言い過ぎだけどそんな感じに見える。ストロークは割とコントラストは強め。小文字は前か後ろにスワッシュが伸びたオルタネートがある。1ウェイト。
シックでエレガントなディスプレイセリフ。ライトウェイトのゆったりした感じのあるローマンで、細めながらコントラストもしっかりある。最近はどんな書体でもアケ気味に組みがちだが、これは詰めても黒々とせず目にうるさくない。クラシックでもあり、品の良いマダムを思わせる書体である。イタリックもあり。1ウェイト。
大変だった2020年が終わりに近づいているが災禍の方はまったく収束の気配無しで来年も続くのかと思うとウンザリするけどもそんな中でもクリスマスはやってくるのでこちら(読点を使えよ)。クリスマス感満載のスラブセリフディスプレイ。基本は手書き風のモノラインのスラブセリフで、大小すべての字にツリーに定番のオーナメントの付いたオルタネートがあり、すべての小文字にモミの葉が付いたオルタネートがある。葉が付く位置は前後が選べるようになっている。字体はアップライトとイタリックの2種。忘年会もパーティも難しいが、まーこんなので気分を紛らわしてくださいな。