コンデンスなディスプレイサンセリフ。タイトなプロポーションの書体だが、割りと可読性は確保されていてそこまで読みづらくはない。グリフはレギュラーと Alt があり、Alt の方はレギュラーよりもちょっと曲線が多めになっている。a と g はレギュラーが2階建て、Alt は1階建て。各タイプにイタリックもあって7ウェイトずつで、計28種とやや多めのファミリーになっている。ただいま50%オフセール中。
Archive: 2022
レトロポップなジオメトリックサンセリフディスプレイ。大文字のみで、小文字のグリフには一部グリフ違いの字体が入っている。見ての通りちょろっとしたスワッシュオルタネートとリガチャーがある。全体的なテイストは新しいように見えてちょっとレトロ。ロゴテンプレートが6種と、サイケなパターンが3種付属している。1ウェイトのみ。
質のいい本文用スラブセリフ。ヒューマニストの骨格の可読性の良い書体で、各字に上付き・下付きタイプが約物まで全部用意されており、全体のグリフ数は1000を超える。恐らくは数学などの科学分野を想定した文字セットなのかなという感じがする。6ウェイトあるが、Regular には Grade Plus 5 と Minus 5 があり、それぞれ Regular より5%ほど太め/細めとなっていて、紙質により使い分けて欲しいとある。ここまで本文用途に特化したスラブセリフもめずらしい。名前は「ツルレイシ」、通称「ゴーヤー」の事。ちなみに言っておくが「ゴーヤ」と切ってはならない。必ず語尾は伸ばすこと(笑)。
エレガントなコントラス付きサンセリフディスプレイ。大変上品なライトウェイトの書体で、ほんのりコントラストが付いており、ほんのりフレアセリフ気味である。リガチャーが20弱用意されており、ちょっとしたアレンジが可能。ロゴのテンプレートも6種付属している。女性向けのあれやこれやに。イタリックと2スタイル。ちなみに英語では Argentine(アルゼンチン)が「アルゼンチンの/アルゼンチン人」という意味で、Argentina(アルゼンチーナ)が「アルゼンチン(国)」である(ややこしい)。
丸丸しい(?)ミニマルでシンプルなジオメトリックサンセリフディスプレイ。見ての通り文字として破綻しないギリギリまで幾何学的に攻めた書体で、なんとかユニークさと可読性を保っている。めずらしくスモールキャップスがある他、ギリシャ文字とキリル文字もサポート。1ウェイトしかなく、ウェイト展開しやすそうなのにしてないのが惜しい。ただいま50%オフセール中。
100円ショップみたいな名前の図太いサンセリフディスプレイ。ややジオメトリック気味のネオグロテスクをベースに、字幅の広いグリフやスワッシュオルタネートを設けたちょっとレトロな書体である。オルタネートにはただ単純にグリフが違うものもあるので、結構バリエーションのある文字組みが楽しめる。レギュラーウェイトには字幅の狭い Condensed があり。ほか Rounded というのもあるが、違いがちょっとよく分からない(笑)。
クラシカルでデコラティブなディスプレイ。コンデンスなモダンローマンをベースにインラインされた、20世紀初頭に見たような古風な書体である。大文字のみだが、キリル文字もサポートしている。スワッシュオルタネートはなく、作例にあるようなオーナメントは残念ながら付属せず。ソリッドなフィルでスワッシュオルタネートやリガチャーがある Aquatory、小文字がある Aquatory Serif も別ファミリーにある。ちなみに作者はウクライナ人だそうだ。
本日『はちみつの日』だそうなのでこちら。優雅でフェミニンなモダンスクリプト。テイストはモダンカリグラフィーのそれだが、バウンシーではなくベースラインはほぼ揃っている。スワッシュオルタネートが大変豊富で、バリエーションに困ることはないだろう。全体的な雰囲気はとてもゆったりしていて優しい。ファウンダリーはマレーシアのスクリプトの得意な女性だけのユニットで、他にも多数発表している。本ブログでもいくつか紹介しているので、Publisher のリンクをクリックしてみて欲しい。1ウェイト。
繊細なディスプレイローマン。ライトウェイトのオールドスタイルローマンをベースに、一部グリフがちょっと変わっているが、最近の変形ディスプレイほどではなくちょっとしたアクセント程度で留まっており、全体的に大変品よくまとまっている。小文字にはリガチャーと控えめなスワッシュの付いたオルタネートがちょろっと。イタリックと2スタイル。
本日は『パインの日』らしいのでこちら。ラフなブラッシュスクリプト。ストロークはかすれていてグリフも少々ダイナミックでラフな印象ではあるが、割りと崩れてなくて読みやすい書体。小文字にはオルタネートがあるが、スワッシュが付いてる訳ではなく、単純にグリフ違いが入っていて、単調な文字組みにならないようになっている。レギュラーと、傾きの強い Slant の2種。ちなみに「パイン」だけだと「松 pine」なのでちゃんと「パイナップル」と言うべきである(笑)。