本日は『オレンジデー』らしいのでこちら。去年か一昨年にちょっとリバイバルブームがあったトロなソフトセリフディスプレイ。ぼったりしたxハイトの大きなソフトセリフに、現代的なスワッシュオルタネートを加えたものである。e にはバーが水平なものと傾斜したものがあって、好みによって使い分けられる。ちなみに傾斜したものの方がよりレトロ。日用する食料品のパッケージとかにいいかも。1ウェイト。ちなみに以前このテの書体を note にまとめたので、興味のある方はそちらをどうぞ。
Archive: 2022
エレガントな碑文系ディスプレイ。Optima 風味のあるフレアセリフディスプレイで、全体的に腰高で堂々とした中にも繊細さがあり、K や R のレッグがふよっとしてるのが特徴的。15世紀の彫刻家・建築家のベルナルド・ロッセリーノ Bernard Rosselino が彫った、フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会にある聖ヴィラナ・ボッティ Beata Villana delle Botti の墓石の書体を参考にしたとある。Optima も確かイタリアの教会でスケッチしたものを元にしたはずなので、こういう書体はそこかしこにあるのかもしれない。製作年が2004年と古いため、字種は最低限のみ。小文字はなくスモールキャップス。1ウェイト。
かっこよくてエレガントなモダンローマンディスプレイ。腰高なライトウェイトのモダンローマンベースで、セリフは長めで鋭くグリフは全体的に幾何学的要素が強い。女性的でエレガントだが柔らかさよりも鋭さがあり、なかなかかっこいい。リガチャーも豊富にあり。名前はカシオペア座に似てるがスペルが違う(Cassiopeia)。1ウェイト。
ガーリーなディスプレイローマン。モダンローマンをベースに、やや派手目にスワッシュが付いたオルタネートが多数ある。グリフは基本的にベーシックだが、B や S はちょっと変わってるだろうか。全体的な雰囲気は結構ファンシーでガーリーだろうか。イタリックもあって2ウェイト。ファミリーパックでも2,000円程度とかなりお安め。
極端にコンデンスなサンセリフディスプレイ。Empire ほどではないがとにかく字幅の細いサンセリフで、ウェイトはやや太め。フィルに3タイプあり、ソリッドなものとアウトラインのみの Outline、かすれてる Script がある。Script はストロークもやや歪んで端も荒れており、ホントに筆で書いたかのよう。こういうタイプは結構めずらしい。大文字のみでそれぞれ1ウェイトずつ。
ハイコントラストな変形ディスプレイ。最近流行りのモダンローマンベースの変形グリフディスプレイで、ウェイトが重くコントラストも強い。一部のセリフはフレアになっている。このテとしてはめずらしく、リガチャーがない(笑)。の割にはそんなに値段も安くないんだが、雰囲気は良く形もおもしろいのでまあ使って見る価値はあるだろう。1ウェイト。
今日は「0406」で『マシュマロの日』という超絶強引な日らしいのでこちら。カジュアルなモノラインハンドリッテン。まあよくあるガーリーなスクリプトで、アップライトでややバウンシーなタイプ。ストロークにも抑揚はなくモノラインで、全体的に年齢低めな感じの書体である。小文字にはちょっとオルタネートやリガチャーがあって、単調にならないようになっている。1ウェイト。
ライトウェイトのオサレなディスプレイ。全体的にかなりウェイトが細く、字幅がゆったり広めでxハイトもかなり大きめ。骨格は結構幾何学的。全体的な雰囲気はエレガントながらも気取ってなくてかわいらしい。ただあまりに細いので、小さく使うと魅力半減だろう。大きく使うべし。オブリークタイプと2スタイル。
アール・デコ風味のあるレトロなディスプレイ。基本はジオメトリックで、アセンダーやディセンダーが極端に長い。大文字はコンデンスだが小文字に比べてかなり大きく、一部 C や G などは真円に近くアクセントになっている。リガチャーが大文字・小文字両方に結構用意されていて、おもしろい文字組が楽しめる。アンダーライン付きとナシの2種。
今日から4月(うそでしょ)で春ということでこちら。ジオメトリックなモダンローマンディスプレイ。基本は結構幾何学的なグリフの変わったモダンローマンで、それにこれまた幾何学的な葉っぱが絡みついたオルタネートがある。他にアウトラインのみのものがあって計3種。大文字のみ。