高級感のあるローマンキャピタル系ディスプレイサンセリフ。2015年に紹介したセリフ書体の Turquoise のサンセリフ版で、実に9年ぶりに親戚ができた模様。元の平筆で書いたローマンキャピタルからセリフを取り除いた、という感じの書体で、元々がステムがくびれており、おかげでフレアセリフのようになっている。ゴージャスな雰囲気はそのままに、今っぽく仕上がっていると思う。もちろんスワッシュオルタネートは健在。今回はステムの一部が抜けたインライン版もファミリーに追加された。ただいま50%オフセール中。
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ヴィンテージ風味あふれるセリフドゴシック。ほぼモノラインの無骨なグリフの本体に、小さなウェッジセリフがちょこっと付いている魅力的な書体である。全体的にラテンアメリカの雰囲気があり、作者はイタリア人とスペイン人のコンビのようだが、筆者には中南米の香りが感じられる。酒類やスナックのパッケージにありそう。6ウェイトあってかなり細いものもあるが、やっぱり太く使ってなんぼの書体だろう。字幅も4種類あって計24種。ただいま50%オフセール中。
北欧レトロポップなジオメトリックサンセリフディスプレイ。作者らがスウェーデンのイェーテボリに旅行した際にインスパイアされたものとのこと。バウハウスと’70年代のテイストを取り入れたそうな。角に大きく R を取り、ジオメトリックでありながら冷たい感じがせず温かい雰囲気を醸し出している。変わったグリフが多く、ロゴなどに使うと目を引くだろう。 IT スタートアップのサービスに良さそうである。画像は太いが、かなり細い Thin から9ウェイトある。ただいま50%オフセール中。
なかなかめずらしいテイストのスクリプト。ストロークはコントラストの強いカッパープレートのそれだがグリフは結構カジュアルで、なのにあまり上下には暴れず字幅も揃って整然としているという、いろんな要素がコンバインされた見たことないタイプの書体である。派手なスワッシュの付いたオルタネートはないが、いくつかの字にはちょっとしたグリフ違いが用意されている。あとリガチャーもちょろっと。1ウェイトのみ。ただいま65%オフセール中。
なんか最近やたら勧められるので紹介。レトロなモノラインスクリプト。20世紀中盤ぐらいまでのスタイルで、派手さはなく全体的に丸っこい。大文字にオルタネートはなく、小文字のスワッシュオルタネートもかなり控えめで、個人的には正直あんあまり…(笑)な書体である。i や j のドットがハート型なのか V 字型なのかちょっと判別がつかないが、そういう風になっているのが特徴。全体的にガーリーな雰囲気があるのでその辺にどうぞ。3ウェイト。
毎年恒例のフォントセール #Fontacular が始まった(日本時間10.24 13:59まで)ので、そのセール中のフォントからこちら。エレガントなサンセリフディスプレイ。ローマンのようにコントラストの付いたタイプで、ライトウェイトでカウンターがかなり大きくとられゆったりしたグリフである。ほとんどの文字にスワッシュオルタネートがあり、一部にはリガチャーもある。また意外にも小文字やイタリックもあり。ウェイトは3つあるが、レギュラーの400より細いウェイト(100と200)しかない。やっぱり女性向けだろうか。ただいま70%オフセール中。
2日続けて似たような書体の紹介になったが気にせずこちら。コンデンスでコントラストの強いディスプレイローマン。ブラケットの大きいモダンローマンといった風情の書体で、フリーハンドの感覚が割と残っている。全体的にはコンデンスだが、C や O などの丸い字は幅が細いものと大きいものが用意されており、アクセントを付けることができる。スワッシュオルタネートがあるが、スワッシュはステムが伸びたというより、後から細く付け足したようなニュアンスになっている。ウェイトは2種類あるが、Regular2 というレギュラーよりほんのりちょっとだけ太いという変わったバリエーションになっている。ただいま70%オフセール中。
すっかり忘れていたが先日は11月の第3木曜日でボジョレー・ヌーヴォーの解禁日だったという事でこちら。繊細で柔らかいカッパープレート。線が太くなったり細くなったりする部分が通常のカッパープレートと異なっており(スペンサリアンに近いか?)、また字形もややつたなく、といってモダンスクリプトほどいい加減でもない、というとても変わった書体である。あまり数は多くはなく、小文字にだけだがスワッシュオルタネートがある。傾きの弱い Regular と、それよりやや傾いた Slanted がある。また独立したスワッシュのみ Swashes もあり。ちなみにキューバにはヘミングウェイが通った(とされている)同名の有名なバーがある。モヒートが有名だが…なんでワインっぽい画像なんだろう。
魚の尻尾のように二股に分かれたセリフをタスカン Tuscan(=イタリア・トスカーナ地方の)スタイルと呼ぶそうだが、そっち方面のデコラティブでかわいらしいガーリーなディスプレイ。モノラインでコントラストがない所が現代的。スワッシュオルタネートやリガチャーが大変豊富で、全部で900近いグリフがある。ウェイトが数字で表されており、細い順に 5, 10, 15, 20, 30, 35, 40, 45 と5刻みに8つ用意されてるが、なぜか25がない。45にはフチがギザギザな Rough、フィルがない Outline、影のみの Shadow のバリエーションがある。字幅はレギュラーとコンデンスド(Cd)とさらに細いコンプレッスド(Cm)、レギュラーより広いエクステンデド(Ex)と4種。ただいま50%オフセール中。
本日はバレンタインデー。というワケでイタリア・トリノ名物のチョコ菓子ジャンドゥーヤの名を持つ書体を紹介。手書き風味のよくある(笑)ミクスドファミリー。コンデンスタイプのサンセリフとクラシカルなローマン、モノラインのスクリプトとそれらに似合うアイコンイラストが揃ってる。ローマンは大文字のみだがソリッドとアウトラインタイプがあり、サンセリフはリガチャーが結構な数がある。ま、可愛らしいんじゃないでしょうか。ただいま30%オフセール中。
ちなみにジャンドゥーヤで有名な Caffarel 社の Facebook を見たが、バレンタイン向けと思しき記事が上がってた。他でも聞いたが、日本特有のチョコを贈るという風習が、韓国以外の海外でもじんわり広まってきてる模様。続けてみるもんだねぇ…。それはそうと筆者は絶賛チョコ募集中である。いつでもウェルカム。