またまた出ました手書き風味のマルチスタイルファミリー。主たる書体はコンデンスなフレアセリフで、それのオープンフェイス(Inline)とその塗りつぶし部分のみ(Fill)があり、小文字のないオールキャップス版(Caps)はリガチャーが豊富。Caps には小さなダイヤ型の飾りのついた Western と名付けられたものがひとつと、あと躍動感のあるブラッシュスクリプトが1種。ほか、このテの書体には必ず付いてるオーナメントやアイコン類があり、名前の通りカフェに適したものが多くある。ただいま50%オフセール中。
Category: Display
コンデンスなオールキャップスのディスプレイ。半分だけセリフが付いたスラブセリフでちょっとクセがあるが、字形が割と素直なのでそんなに目にうるさくなく、結構使えると思う。オブリークもあり、それぞれ2ウェイト。セリフがまったくないサンセリフ版もあるが、先に書いたように字形が当たり前の形をしているのでつまらなくなる(笑)。半セリフ版を使う方がいいだろう。キリル文字もサポートしている。名前はスペイン・バレンシア地方のリゾート地の事らしい。
碑文系のディスプレイフレアセリフ。Optima よりも手書き感が強く、大文字だけだがリガチャーが大変豊富でおもしろい組版が可能。Mac に付属していた Papyrus に似てなくもない。名前はダンテの神曲・地獄編から取ったとかなんとか…ちなみに神曲は「しんきょく」と読みます。「かみきょく」ではないからね悪しからず。
マルチスタイルのディスプレイファミリー。サンプルイメージには4種類の書体が使われているが、一番大きな書体名を書いてるヤツはなんと書体としては入っていない(なんでやねん!)。オーナメントの一つとして、この書体名がひとつのグリフになって入っている。…意味不明だ。まぁそれはさておき、他の2種に加えサンプルには入っていないあと3種、計5種のディスプレイ書体のファミリーとなっている。「UNE…」と組んでるのが Crypte、上下の小さい字が Metier である。ほか、Metier のクセを強くしたような Fait Divers、ジオメトリックサンセリフの Poste、Poste と Meiter の中間のような Midi がある。全部小文字はなし。
ステンシルタイプのモダンローマンディスプレイ。元々は Compass TRF という書体のファミリー。ジオメトリックなモダンローマンという珍しいスタイルである。Regular の字形はまぁまぁ普通だが、Alternate の方はセリフの先に丸いドットが付くなど、デコラティブになっている。Bold と2ウェイト。名前は特に小室哲哉とは関係ない模様。
ぐにょぐにょな手書きのモノラインディスプレイサンセリフ。ややコンデンスなプロポーションで、大文字小文字あるものの、全部同じ大きさである。ファミリーに Gota というタイプがさらに巻きが強いセリフがある。それぞれにぐにょぐにょのスワッシュオルタネートがあり、リガチャーもかなり多めに用意されている。もちろんオーナメント類も揃っている。ウェイトが太いタイプもあるが別書体となっており、こちらは名前が Romeo となっている。つまり「ロミオとジュリエット」なのだが、特に仲を引き裂かれたり心中したりはしないようである。
字形のおもしろいディスプレイサンセリフ。基本的にはジオメトリックでややカッパープレート風味があり、平べったく小文字がなくてスモールキャップス。大文字はベースラインが下がっていて、小文字が上下中央に来る感じである。各字にはちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがあり、大文字にはデコラティブなオーナメントの付いたイニシャルもある。
これ Estilo という書体の Pro 版という事らしいが、雰囲気は踏襲しているものの、全然字形が違う。うーん。個人的にはこっちの方が好き。ほか、スクリプトタイプの Estilo Script と、本文向けの Estilo Text がある。
こういうのもアール・デコ調というのかなぁ。という感じのディスプレイ。見ての通りステムの幅に極端なコントラストを持たせたもので、I なんかはもはや箱にちょっとセリフがついたと言った方がいいような感じである。意外としっかりデザインされていて、洗練された印象はある。使い道がよくは分かんないけども…。大文字だけステムをさらに太っとくしたバージョンがある。
昨日から引きずって、惑星探査機と同じ名前の書体を紹介。見ての通り堂々とした碑文系のタイトリング。コントラストが強めで、サイズが小さいと細いステムがヘアラインになってしまうので、30pt 以上での使用が推奨されている。オルタネートは Y だけにある。数字は一応オールドスタイルがあるが、小文字がないのであんま出番はなさそう。どうでもいいが、「ニューホライズン」て英語の教科書あったよね?
ちょっとバリエーションが少なめなマルチスタイルファミリー。やっぱり全体的に手書き風で、モダンローマンとスラブセリフがあり、ほかブラッシュスクリプトもあるが、こちらは単語単位でひとつのグリフになっており、自由に組めるワケではない(なんでだ?)。オーナメント類は名の通り植物がモチーフになっており(元々そういうもんだが)、アイコン類も鉢が充実している。モダンローマンの方は Pro 版と Std 版がある。作者がブラジルに行った時、その自然と雰囲気にインスパイアされてデザインしたものだそう。