Monotype

Category: Display

Saphir

Saphir

本日台風まっただ中の沖縄だが、まったく関係ない書体を紹介する(笑)。先ごろ亡くなられた Hermann Zapf さんデザインのディスプレイ。超極太のモダンローマンのステム内に文様が刻まれている。多分「サファイア」と発音するんじゃないかなと思うが、宝石の sapphire とはスペルが違う。けどなんかキラキラ具合が宝石っぽいなと思わせる書体である。ざっくりと「モダンローマン」と紹介したが、セリフ部分は手書き感が満載である。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
1953
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Artica Rough Pro

Artica Rough Pro

ラフなラインが魅力的なキャピタルディスプレイ。線は見ての通りラフに描かれているが、骨格そのものはかなりきちんとしており、碑文系のプロポーションを感じるものになっている。多分コーラペンあたりで丁寧に書くとこうなるかなという感じ。小文字はないがスモールキャップスで、あとオルタネートとリガチャーがかなり豊富にある。キリル文字もサポート。1ウェイトしかないが、元々は Artica というフレアセリフのラフディスプレイバージョンらしい。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2015
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Carmencita

Carmencita

手書きオープンフェイスローマンディスプレイ。ガタガタしたラインが賑やかな雰囲気を持った書体。どの文字も微妙に形が違うオルタネートを持っており、ガタガタ具合が一定にならないように組むことができる。小文字はなくスモールキャップスで、こちらはなぜか上下にラインが付いている。オーナメント(主にブレース)と接続詞などの短い単語がひとつのグリフに入った Ornaments がファミリーにある。あとオープンフェイスのステムをラフに塗りつぶした Bold タイプもあり。

Category(s)
Design Date
2015
Designer(s)
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Sommelier

Sommelier

柔らかい雰囲気のややコンデンスなフレアセリフ。B や E、T などの上下のバーがやや内側にカーブし、全体的にカウンターも広めで明るい印象がある優しい書体。Q のテールが離れてるのが筆者好み(なんで離れてると好きなのだろう…)。字種はかなり少なく、fi のリガチャーさえもないという最近の書体では珍しい仕様である。その上ファミリーもなく天涯孤独。そんなに悪い書体ではないと思うので、今後に期待する。サンプルイメージは名前通り、ワインのラベルを模したもの。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2011
Designer(s)
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Catull Pro

Catull Pro

いまや誰もが毎日目にする、超ウルトラ有名書体となったカリグラフィックディスプレイ。そう、あの Google さんのロゴの書体がコレである。スタイルそのものはほぼ普通のローマンだが、ストロークやエレメントは手書き感が残っており、いわば「カリグラフィーペンで書いたローマン」的な感じになっている。特に a や e、g にその傾向が強い。イタリックがほぼオブリークなのがちょっと残念。ちゃんと「イタリック」になっていて欲しかった…。以前は BE と BQ があり、何がどう違うのかよく判らなかったが、OpenType Pro 版が出たので今から買うならこちらがいいだろう。3ウェイト。

Category(s)
Design Date
1982
Designer(s)
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Espresso Beans

Espresso Beans

コンデンスなモノラインの手書き風スラブセリフディスプレイ。柔らかく可愛らしい雰囲気を持っており、Pro 版にはスワッシュの付いたオルタネートもある。3ウェイトある他、フレームやオーナメント、カフェ関連のイラストアイコンの入った Extra もファミリーにある。筆者は以前、コーヒーを飲むと頭痛がするという特異体質だったが、なぜか最近それがなくなり、いまやエスプレッソマシンを購入しようかと画策するほどハマっている。なのでこの書体を紹介した(笑)。ちなみにコーヒーとエスプレッソって何が違うのかというと、エスプレッソはイタリア生まれで、深煎りした豆を特殊な機械で高圧かつ高速に抽出した苦~~~いコーヒーの事。あんまり苦いので少量で出される。イタリア人はこれを立ち飲みで2、3口で飲んで帰るとの事。その代わり一日に何度も店に寄るらしい。カフェラテは、これを多めのミルクで割ったもの。スタバでは主力商品だがイタリアでは家で飲むものとされ、店で出されることはない。カプチーノはスチーマーで泡立てたミルクでエスプレッソを割ったもの。ラテアートはこれに描かれる。カッフェマキアートは…キリがないのであとはググってください(笑)。

Category(s)
Design Date
2015
Designer(s)
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Jana Thork

Jana Thork

通常のローマンとアンシャル体のハイブリッド書体。2つのスタイルをコンバインした書体は結構あるが、この組み合わせはかなり珍しい。アンシャルは基本的にカリグラフィー(手書き)なので難しかったと思うが、なかなかうまく仕上がっていると思う。カリグラフィーらしく、スワッシュのあるオルタネートやリガチャーも豊富。小文字がない、っていうと成り立ちからいうと変なのだが、ともあれ小文字はなくスモールキャップスである。メンズナックル(笑)というか、あの辺のスタイルにマッチしそうなのが若干残念。2ウェイト。

Category(s)
Design Date
2007
Designer(s)
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LTC Goudy Ornate

LTC Goudy Ornate

華やかで可愛らしい、ややクラシックなディスプレイ。ほとんどの字で両サイドのアウトラインしかなく、上下はぽっかり空いており、オープンフェイスというにもほどがある書体である。セリフがくるっと巻いており、植物的な印象がある。Goudy がデザインしたにしては随分女性っぽい雰囲気がある。元は大文字しかなかったようだが、デジタル化するにあたって小文字も追加した模様。記号類ももちろんあるが、このスタイルだとダブルダガーがほとんどムカデにしか見えない(笑)。

Category(s)
Design Date
1931, 2007
Designer(s)

Radspieler

Radspieler

アール・デコ調のディスプレイローマン。頭でっかちでコロコロとした可愛らしい書体。コントラストは若干強めでセリフは鋭さがなく、ポテっとしている。何となく懐かしの Cheltenham 風味がある書体である。何でもミュンヘンにある同名の家具店のロゴからインスパイアされてデザインしたものだとか。こちらにその店の写真を見つけたが、ロゴ…これ…そうなのかな…(笑)。店名は大文字のみだったので、小文字は勝手にデザインしたそうな。ファミリーはオープンフェイスと2種。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2015
Designer(s)
Publisher

Caturrita Display

Caturrita Display

モダンローマン(?)っぽいディスプレイ。ステムのコントラストが強くモダンローマンっぽいのだが、セリフが通常のものではなく、筆で書いたようなふよっとしたものが付いている。モダンローマンとブラッシュスクリプトが融合したような書体。スワッシュはないがリガチャーが多く、gi や sb など変わった組み合わせも多数ある。5ウェイトあって、軽い方はコントラストが弱くモダンローマン風味が薄れる。アップライトのみでイタリックはなし。ただいま50%オフセール中。

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Design Date
2012
Designer(s)
Publisher
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