スワッシュが豊富なモダンローマンディスプレイ。もうこのテは飽きたとか言わないで(笑)。好きなんだからしょうがない。ヘアラインが非常に繊細で、ウェイトが細かろうが太かろうがヘアラインの方は変わらないというディスプレイ専用書体。その分x-ハイトやカウンターは大きめで、可読性は確保している。イタリックのみならずアップライトにもスワッシュが非常に豊富。キリル文字のグリフもあり。よく似合うオーナメントも揃っている。販売サイトには68ページに及ぶ使用マニュアルがPDFで配布されているので、先にそれを見てみるのもいいだろう。名前はスペイン語で「空気(air)」の意。投稿時点でMyFontsベストセラー12位。3ウェイト。
Category: Display
これの活字を2文字だけ買ったので紹介(笑)。1917年にアメリカのタイプデザイナー・Frederic W. Goudyがデザインしたイニシャル。使い方はドロップキャップスと言って、この説明文のように長文を組む際に最初の一文字だけデカくするスタイルがあるが、あれに使用する。決してこれだけで単語や文を組んではイケナイ(いるかそんなヤツ?)。実は結構前にCloister Initialsとしてデジタル化されているが、最近になってバージョンアップし、文字部分と装飾部分がセパレートになって色分けが容易になった。日本では何とも使用しづらいとは思うが、ま、お好きな方はどうぞ。
130以上の豊富なリガチャーを持つジオメトリックサンセリフディスプレイ。このテのものはITC Avant Garde Gothicという偉大な先達があるが、意識されてるのは間違いないだろう。こちらはより女性的になっている。3ウェイトあるが、一番太いものでさえ普通の書体だと Thin 相当なので、小さく使うのは危険。オールキャップスで小文字はない。女性ファッション誌などにどうぞ。読み方は [sey-vee-nyey] らしい。カタカナにすると「セヴィーニェ」かな。
碑文系好きが止まらないのでまたも紹介。リガチャーが豊富なインペリアルキャピタルローマン。代表格のTrajanに比べるとやや刺々しくて硬い印象である。珍しいのはローマ数字のグリフがある事。和文フォントには入っているが、それと同じコードの部分に割り当てられている。ウェイトはレギュラーとボールドの2種あるが、他に字幅の狭いコンデンスバージョンがある。大文字だけで組むと行長が長くなりがちなので、こういうのは助かると思う。え~び~でぇ~ あいりっすんとぅまいは~♪
書体そのものより、サンプルイメージがカッコ良かったので紹介する(笑)。Big Caslonのようにコントラストの強いディスプレイローマン。ヘアラインがあるので小さく使うには不向きで、タイトル組に適している。AやHのバーに中折れがあるオルタネートがある。こういう処理は英国やアイルランド方面でよく見るが、名前はなぜかイタリア語。小文字 f にまつわるリガチャーが豊富。全体的にアップライトは良いが、イタリックはちょいイマイチな気がする。ラグジュアリー感はあるので、高級女性誌などに。
「あした、なに着て生きていく?」的に様々なモノが全体で文字を形作っている書体。もう何をどう使っていいのかさっっっぱり判らないが、なんか気になるので紹介する。サンプルイメージのAを見てもらえれば判るが、ところどころにちょいちょいAやaが入っている。こんなのが26文字+数字。ただいま40%オフ。
女子が大好きそうな(ごめんねひとくくりにして)ハンドメイド感たっぷりのディスプレイ。定規どころかガイドラインさえ使用せずに手描きでラフにローマンを書いてそれをそのままフォントにした感じ。太さや塗りつぶし方にいくつかバリエーションがあり、スクリプトとイラストアイコンも多数。作者はチリの女の子。彼女の書体のこのブログでの紹介は気づけばもう3つ目である(笑)。しかしAdornといい、こういうのって最近の流行りだろうか…。投稿時点では75%オフ。マカロン大好き女子はどうぞ。
さてさて、FIFAワールドカップも一次予選が終わりまして、決勝トーナメント進出国が決まりました。日本はまぁ惨憺たる結果に終わってしまいましたが、カーニバルはまだまだ続くぜ! という事でブラジルがらみの書体を紹介。ブラジルといえばサッカー、サンバ、アマゾン、カイピリーニャ、そしてコーヒー。このコーヒーに似合う、ボタッとして極太でコロコロしたディスプレイ。リガチャーが大変豊富で、そのまま組んで十分ロゴになる。コーヒーがらみのイラストアイコンもちょこっとあって、カフェの新規開店のグラフィックツールはこれだけあれば十分(笑)。オ~エ~ア~♪
昨日のTypodariumの書体。15世紀後半のドイツの芸術家、Daniel Hopferの作品を元に制作された書体だそうな。ルネッサンス期の雰囲気満載のデコラティブなローマンである。小文字はなく、オーナメントはドラゴンとペガサスぐらいだが、ウクライナのファウンダリーらしく、キリル文字もセットに入っている。ファミリーにはステムにドットが入ったものと、それぞれがセパレートになったものがある。