本日は13日の金曜日という事でこちら。ストロークがチェーンになったディスプレイ。まあただそれだけなんだが、見ての通り小さく使うとほとんどなんだか分からないというなんとも残念な書体である。使う時はチェーンソーの刃がちゃんと分かるように大きく使っていただきたい。あといま調べて判明した事だが、ジェイソンはチェーンソーを使ったことは一度もないそうだ(笑)。なんか別の映画とごっちゃになって覚えられてしまってるらしい。知らなかった…。あと本来のスペルは chainsaw なのでお間違えなく。
Category: Display
アール・デコ風味がありながらレトロ感はなくモダンなサンセリフディスプレイ。見ての通りかなり字幅の狭いコンデンスな書体で、いわゆるトラック型の楕円形をベースにした幾何学的なアール・デコ調ではあるが、なぜか雰囲気はとてもモダン。クールでありながらかわいらしくもあり、色々なテイストを併せ持っている。ウェイトバリエーションも多いが、字幅の細さのためかそれほど大きな違いはない。オブリークタイプのイタリックもあって7ウェイト。
本日は『時の記念日』だそうなのでこちら。シックでクラシカルなディスプレイローマン。やや固い印象のかっちり目の骨格で、インラインが施されたストロークにイオニア式のような丸い飾りの付いたセリフが付いている。字によってはちょっとデコラティブ。全体的な雰囲気はクラシカルだが骨格のせいかそこまで古い感じはしない。大文字のみで小文字はないが、キリル文字がサポートされている。名前はひょっとしたら「ティムスキー」と読むかもしれない(笑)。1ウェイト。
ロゴ制作に特化したようなジオメトリックサンセリフ。シンプルでクリーンな太めのサンセリフディスプレイだが、小文字にかなりの量のリガチャーを用意しており、2文字と3文字のリガチャーがなんと2000種以上もあるというちょっと何やってるか分からない(笑)書体である。元は iBrand というのが別にあり、これを拡張したものらしい。一応大文字はあるが、まあ小文字で遊んだ方が楽しかろう。この書体を用いてロゴを作ろうとして、もし欲しいリガチャーが見つからなければ改名してください(笑)。1ウェイトのみ。
ヴィクトリア朝スタイルのデコラティブなディスプレイ。セリフがタスカン(魚尾型)の植物的なニュアンスがふんだんに施されたディスプレイで、往時の雰囲気満載のレトロな書体である。レイヤードになっており、インラインやシャドウスタイルのものを重ねて色分けすることでアレンジでき、かつオーナメント類も付属しているので、好きなだけデコる事が可能。小文字はなくスモールキャップス。1ウェイト。
本日は一般財団法人ルビ財団(なんじゃそりゃ)が定めた『ルビの日』らしい。その昔、英国では 5.5pt ほどの活字のサイズを ruby と呼んでおり、これが日本でルビに使ってる文字サイズに近かったためそう呼ばれるようになったとか。というワケでこちら。落ち着いた優しい雰囲気のクラッシーなフレアセリフ。やや太めのゆったりしたストロークで構成された書体で、大文字の大半にスワッシュオルタネートがある。この手の書体としてはややボタっとしており、少しお年を召した上品な御婦人、といった雰囲気である。1ウェイト。
大変繊細でエレガントなモダンローマンディスプレイ。ヘアラインが霞んですっ飛んでしまいそうな繊細な書体で、雰囲気は非常に優雅。糸のような飾り線の付いたオルタネートが多数ある。字幅にノーマルと Condensed の2種類あるが、差はかなり微妙(なんでや)。傾斜も2種あって、グリフがちゃんと変わった Italic と、アップライトをただ傾けたグリフの Slant があって計6種。$35 と大変お安め。
どことなくサブカル風味を感じるクールなセリフディスプレイ。モノラインのストロークにウェッジ型の鋭いセリフが付いた書体で、グリフのプロポーションは大文字は古代の碑文を参考にしているとの事。確かにちょっと Lithos 風味があるかなという感じではあるが、小文字はなぜかジオメトリック風味が強い。M の中央がベースラインを突き破っているのが特徴。なんとなくゲームや映画のタイトルなどに使われそうな雰囲気がある。名前は古代ギリシャの格言をラテン語訳したもので「汝自身を知れ」という意味で、この辺も含めて若干厨二病ぽい(笑)。まあでもカッコいいかな。イタリックもあって3ウェイト。
本日はかの『シャーロック・ホームズ』の作者、アーサー・コナン・ドイル Sir Arthur Ignatius Conan Doyle の誕生日(1859)ということでこちら。ヴィンテージ感のあるセリフドゴシック。一見モノラインのサンセリフだが、ほんのちょっぴりセリフが付いているのが見えるだろうか。テイストは画像にもある通りアメリカンヴィンテージ。大文字のみの書体だが、スワッシュオルタネートやリガチャーが多数あるので様々な表情が付けられる。フィルにソリッドなものと荒れた Vintage があり、それぞれに傾いた Oblique バージョンもある。
本日はかのリンドバーグがパリに到着し大西洋無着陸横断飛行に成功した日(1927)らしいのでこちら。繊細でエレガントなセリフディスプレイ。一見コントラストの強いサンセリフのようだが、よく見るとほんのちょぴっとセリフが付いている。グリフはゆったりしていてごくスタンダードで、最近流行りの変形系に見えるがそうではない。つまんないと言えばそうかもだが(笑)、まあ素直で使いやすいんじゃないでしょうか。安いしね。1ウェイト。