やや手書き感の残るエレガントなディスプレイローマン。画像のスペルではあまり分からないが、他の字のグリフは割と曲線が多く、特に小文字は結構ふにゃふにゃしていて手書きのニュアンスが大きい。セリフは分かるか分からないかぐらいの小さなのがちょこんと付いている。細いウェイトはエレガントだが、太いものもあってそちらはこの雰囲気は失われる。まあ用途によって使い分けるといいだろう。名前は医療機器・カメラメーカーではなく、ギリシャ最高峰にしてギリシャ神話の神々が住まうとされるオリュンポス山のこと。当然ながらギリシャ文字もサポートしている。5ウェイト。
Category: Display
ゴシック(ブラックレター)風味のあるフレアセリフディスプレイ。中世の書体を現代化した、モダナイズドゴシックとでも表現できそうなハイブリッドな書体で、グリフはクラシカルながらほぼモノラインな所が現代的。ストロークの端にはセリフと呼ぶには微妙な広がりがあり、オルタネートにアンシャル風なグリフがあって、これらもクラシカルな雰囲気に寄与している。可読性も良くグリフも800近くあって、いろんな言語の長文にも耐えられる。9ウェイトある他バリアブルタイプもあり。
本日はフランスの画家クロード・モネ Claude Monet の誕生日(1840)。モネといえば「睡蓮」、ということでスイレンの名を持つ書体を紹介。ボタニカルデコラティブなディスプレイローマン。太めのぼったりしたローマンに植物的なオーナメントがこれでもかと付いたヴィクトリア調の書体で、通常この手の書体は装飾なしのグリフも入っていたりするが、そんなものは一切なくお花畑から逃れる術はない(笑)。潔くゴチャゴチャになって使うのがベストだろう。スワッシュオルタネートやリガチャーも豊富。イタリックと2スタイル。
ユニークなアール・デコ風味のディスプレイ。骨格はジオメトリックをベースにしたアール・デコ調で、モノラインのストロークにウェッジ型の小さなセリフが付いたセリフドゴシックである。アンバランスなグリフがユニークでおもしろい。オルタネートはないがリガチャーがちょろっとあって、画像の Le もそのひとつである。ロゴなんかで力を発揮しそう。1ウェイトのみ。
ユニークでポップなグリフながらクールな雰囲気のサンセリフディスプレイ。カーブしたストロークが特徴で、特に小文字は手書きのようなニュアンスが強く出ているが、ストロークが太めで抑揚がなく、やや幅広のプロポーションとかなり大きいxハイトで、雰囲気はあくまでモダンでクール。あまり見ない個性的な書体である。リガチャーが少しある程度でオルタネートなどはないが、そのまま組んで十分目を引くだろう。1ウェイトのみ。
レトロな雰囲気の可愛らしいラウンドサンズディスプレイ。いわゆる丸ゴシックの書体で、大文字のグリフはちょっとしたスワッシュが付いたデコラティブなグリフで、小文字はなくスモールキャップスになっている。アウトラインがスムーズな Regular と、ちょっと荒れた Rough の2スタイル。なんとなくイラストが付いてそうな雰囲気があるけど説明文に付いてるとは書いてない(笑)。
レトロなイタリックディスプレイ。’60年代あたりに家電や自動車などインダストリアル方面で使われてたような書体を模したと思しきスタイルで、全体的な雰囲気はレトロだが、ひとつひとつのグリフは割と手が入っててモダンである。ストロークはちょっと太めで、そのせいか可愛らしい雰囲気もあり。店や商品のロゴなどで結構力を発揮するのでは。1ウェイト。
繊細でクラッシーなモダンローマンディスプレイ。よくあるリガチャーとオルタネートが豊富な書体で、大変美しくエレガントな雰囲気を持っている。この手としては珍しくファミリー展開をしており、Thin から Black まで9ウェイトもある。また小文字もちゃんとあって使い勝手がいいだろう。Creative Market は去年辺りからファミリーでもバラで購入できるようになっており、必要なウェイトだけ買うこともできる。が、この書体は2つ分で全ファミリーパックの価格を超えてしまうので、パックで買った方がお得だろう。画像内のスクリプトは同じ作者による Bustra。
はい本日ハロウィーンということでこちら。アウトラインガタガタ、グリフも不揃いのよくあるタイプのディスプレイローマン。ぐりぐりカールした不気味なスワッシュオルタネートとリガチャーがかなり豊富で、簡素なものが多いこの手の書体としてはなかなか使い勝手が良い。さらにはイラストアイコンが入ったフォントも別にあり、この点でも素晴らしいと思う。大文字だけかと思いきや小文字もあるのでご安心を。ただ当日に紹介してどうすんねんという気は自分でもする(笑)。皆さん楽しいハロウィーンを。
カリグラフィーテイストを持ったユニークなサンセリフディスプレイ。ストロークの中央部が絞れており、若干フレアセリフ気味になった手書きの跡が残るサンセリフで、見ての通りリガチャーが非常に豊富な文字組みが楽しくなってしまう書体である。元は作者が務めていたデザイン事務所の上司だった John Miles という人のレタリングから起こしたものだそうで、彼の死を悼んで制作した模様。名前のブラックヒースとはロンドン南東部の地名で、ここにそのデザイン事務所があったそうな。これは筆者は多分買うのでは…(笑)。大文字のみで小文字はスモールキャップス。1ウェイトのみ。












