ハイコントラストなモダンローマン。基本的には Didone なコントラストの強い書体だが、セリフがウェッジ型で大きめなのが特徴的。ファミリーも多めだが大文字には多数のリガチャーがあり、やっぱりどちらかというとディスプレイ向きだろう。もうすぐ春だねぇということで春っぽいイメージの書体を紹介した。これ多分ランだけど(笑)。7ウェイト。ただいま50%オフセール中。
Category: Serif
本日はフェラーリ創業者、エンツォ・フェラーリ Enzo Ferrari の誕生日(1898)。というワケで似た名前(笑)の書体を紹介。Bodoni を現代的にリファインしたモダンローマンディスプレイ。特に奇をてらったところもないスタンダードなモダンローマンだが、見ての通りヘアラインがかなり細くなっており、小さく使うことを拒否しているようである。「俺はデカく使え」と主張してて、実際そうした方が活きると思う。イタリックはないが、a と g に1階建てがあるところが変わってるだろうか。& は3種、二重円になった @ のオルタネートがある。10ウェイトあって、Light と Regular の間に Quasi(ちょっと) Light という変わったウェイトがある。
本日はガリレオ・ガリレイ Galileo Galilei の誕生日(ユリウス暦1564)なので、そのままの名前の書体を紹介。ローマンとスクリプトのデュオ。ローマンの方はコントラストが強く品のあるタイプで、ブラケットが大きくてそのためなんとなくぬちょっとした感じがある。スクリプトの方は中太のマーカーでラフに書いたようなタイプで、ストロークにはほんのりとコントラストがある。グリフはゆったりとしていた潰れたところがなく読みやすいだろう。両者は対象的だが、気取りすぎず安っぽすぎずいいバランスだと思う。
明日2月11日はカリグラフィー中興の祖でありレタリングアーティストであるエドワード・ジョンストン Edward Johnston の誕生日(1872)。ジョンストンといえばロンドン地下鉄の制定書体が有名だが、それはもう前に紹介したのでこちら。シンプルで読みやすい本文用ローマン。ジョンストンほか数名で Monotype のために Caslon をモデルにしてデザインしたとある。xハイトが大きめで字間もやや広めなため可読性は良好。ディセンダーが短いのがちょっと残念かな。雰囲気は大変おとなしく主張しない。2ウェイトしかないが、それとは別にインラインの入った(意味がダブる…)Shadow がある。
ゴージャス感のあるディスプレイモダンローマン。オプティカルになっていて、コントラストの強さに S, M, L の3種があり、S が一番が弱く L が一番強い。L は小さく使うとヘアラインがすっ飛んでしまうが、S なら雰囲気を保ったまま可読性も確保できるようになっている。xハイトが結構大きめで、そのため優雅さはないが、高級感は確保されているように思う。スパイキーなセリフが特徴的。名前はフランス語でグラン・クリュと読み、「(ワインの)特急畑」という意味である。SMLそれぞれ6ウェイトずつ。ただいま60%オフセール中。
ややがっしり目で男性的ながらデコラティブなディスプレイローマン。アウトラインは迷いがなくがっしりしていて、コントラストはやや強め。男性向けはあまりデコラティブなものは少ないのだが、これは A のバーなどグリフに変わったものが多く、またセリフが片側しかなかったりするのがおもしろい。大文字のみで1ウェイト。
コンデンスなジオメトリックモダンローマン。かなり細身でコントラストの強いディスプレイで、この手はプロポーションが上下に極端にズレてるものが多いが、これは割とスタンダードで落ち着いており、それが大人な雰囲気を感じさせている。ゴージャス感を演出したい時に重宝するだろう。作例のようにアケて組むとよい。小文字はなくスモールキャップス。1ウェイト。
コントラストが強く、ややオーガニック風味のあるモダンローマン。ヘアラインがかなり細い書体で、そのため軽いウェイトでも結構コントラストが強め。小文字のステムのフット部分がすっと流れていたり、e のアイに少し手書きっぽいカーブが入っていたりと、ちょっと柔らかいエレメントが入っているのが特徴的。a と g には1階建てと2階建てがあり、N と n にのみほんのちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがある。xハイトがかなり大きく、そのためエレガントな雰囲気はないが、なんとなくゴージャス感はあるかなという感じ。7ウェイト。字種を制限した Semi Bold のデモ版が無料でダウンロードできる。
上品ぽくもありカジュアルでもあるディスプレイセリフ。コンデンスでxハイトも大きめでゆったりしており、フレアで短いスワッシュが付いたオルタネートが多数ある。このテとしては珍しく9ウェイトもあり、イタリックもある。品がありながらも高級すぎない雰囲気もまた珍しい。やっぱり女性向けになるだろうか。
新年一発目、本日は毎年「なんじゃそら」と言っている『石の日』なので、御大 Sumner Stone の書体を紹介。碑文系の堂々としたローマンディスプレイ。E や F は幅を細く、W は堂々と幅広くと、碑文系のお約束をきちんと踏襲している堂々としたローマンである。小文字がちゃんとあるところがニクイ。1ウェイトしかなくオルタネートなどもないが、スタンダードで使いやすいと思う。イタリックもあり。名前の v は u として読んで Populus。昔は U がなく V がウ音を表しており、今でもそのように利用している例としては BVLGARI(BULGARI)が有名だろう。populus の意味はポプラの学名、もしくはラテン語で「人」。