本日終了の Type through the Eras セールより紹介する最後。割と有名なトランジショナルローマン。20世紀中頃にアメリカで制作されたもので、人によってはモダンローマンに分類するかもしれないぐらいにそっち寄り。本文用として設計されており、コントラストは強いものの、結構読みやすい。手持ちの書籍でこれで組まれたものがあり、なかなかエレガントでいいなと思った。かくんと折れ曲がった f がなかなか特徴的である。本文用と見出し用の Display があり、それぞれイタリック(Cursive と呼称)もあって2ウェイトずつ。
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本日も終了間近の Type through the Eras キャンペーンから。アール・ヌーヴォー風味のあるディスプレイ。基本はコンデンスでウェイトの軽いセリフドゴシックで、所々植物的なニュアンスのにゅよっとした曲線で構成されている。普通?のグリフの Standard と、スワッシュオルタネート的なグリフの Royal があり、基本はこれらを組み合わせて使うようになっている。サンプルのように往時の雰囲気そのままを再現するのは知識がないとなかなか難しいが、まぁあんまり気にしないで好きに使えばいいと思う。1ウェイト。
投稿時現在、MyFonts では Type thorough the Eras と題し、19世紀後半のヴィクトリア朝時代から、20世紀前半のミッドセンチュリーモダンと呼ばれる時代ぐらいまでのテイストを持った書体を特別価格で販売している。その中から1点紹介する。デコラティブでクラシカルなディスプレイ。コンデンスなグリフに、ステムの途中にダイヤ状の飾りの付いた、ゴシック風味を持つ書体である。レイヤードになっており、グリフは同じだが4種類のフィルのタイプが違うものがあって、それらを色を変えて重ね打ちする事でいろんなバリエーションを作ることができるようになっている。ただいま50%オフセール中。
みんな大好きジオメトリックサンセリフ。パウル・レナー Paul Renner やルドルフ・コッホ Rudolf Koch らの書体(Futura と Kabel だろう)を参考にしたとの事。割とクラシカルな骨格で、エレガントさがある。と思いきや、小文字にはかなり攻めたグリフがオルタネートであり、角張った Futura の初期のデザインや、それとは逆に丸っこいものなどがある。スモールキャップスなども含み、総グリフ数は900を超える。9ウェイトもあり、本文用として申し分ない。ただいま80%オフセール中。買っといて損はなし。
本日は『パイナップルの日』らしいのでこちら。ラフでカジュアルなブラッシュスクリプト。アップライトのスクリプトで、ダイナミックでバウンシーながらさほど鋭さはなく、割とゆるい感じに仕上がっており、ストロークは筆のかすれが再現されている。下に付いてるスワッシュのグリフもいくつか種類がある模様。こういうのはあまり深く考えずにサクっと使う方がいいだろう。1ウェイト。
紙テープやリボンを使ってデザインしたようなクラシカルなディスプレイ。基本のウェイトは軽めで、コントラストの付き方が紙テープもしくはリボンをひねって付けたような感じになっていておもしろい。骨格は大変優雅でクラシック。ハイブランドファッションやコスメなどによく似合うと思う。普通のモダンローマンなどに飽きた人にどうぞ。1ウェイト。
トロピカル?なブラッシュスクリプト。太めのラフなスクリプトで、グリフはあまり暴れておらずコンパクト。オルタネートもないが、その分使いやすくはある。サンプルのせいかもしれないが、なんとなく夏を感じる書体である。リゾート地でよく見る(ような気がする)からだろうか。1ウェイト。1200円程度で大変お買い得。
最近流行りのソフトセリフ。…っぽいディスプレイ。セリフそのものはボテッとはしておらず、コントラストも強めだが、全体の骨格やテイストがだいぶそれっぽい。全体的に頭でっかちでカウンターも広めでコロコロしている。ちょっとしたスワッシュが付いたオルタネートがほぼ全文字にある。結構かわいらしく、色々と使いみちはありそう。イタリックもなく1ウェイトのみ。
本来は本日が『山の日』(今年と来年はオリンピックの関係でズレるらしい)なのでこちら。ジオメトリックなサンセリフディスプレイ。ややコンデンス気味なプロポーションで、所々おもしろいグリフになった軽いオシャレ気な書体で、小文字はなくスモールキャップス。スワッシュオルタネートがあるが、そのスワッシュもジオメトリックでややぎこちない。ただそのぎこちなさがこの書体の魅力かな、と思う。この書体を使ったロゴのレイアウトデータが20点ほど付属している。1ウェイト。
本日は『バナナの日』らしいのでこちら。エレガントなフォントデュオ。コントラストの強いモダンなサンセリフの Banana と、細いモノラインスクリプトの Carolline のセットとなっている。Banana の方は小文字がなくスモールキャップスで、A にバーがないのが特徴。Carolline はシグネチャータイプで、カーブがゆるく柔らかめ。グリフは確認できないが、リガチャーがいくつかある模様。双方とも1ウェイトずつ。