本日『ソフトクリームの日』らしいので、それに似合いそうなビジュアルを探したらこんなのがあったので。アール・デコ調のポップなディスプレイ。基本はモノラインのジオメトリックなグリフの一部が太くなっている。フィル白抜きのレギュラー、斜線の Hatch、半分だけ塗りつぶされた Parlor、普通に塗りつぶされた Blackout の4種。タトゥーなどに用いられる書体をベースにしたとあるが、あまりそんな印象はなく、サンプルのようにポップな飲食店などのロゴにいいだろう。
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本日は『うどんの日』。半夏生(太陽が黄経100度を通過)の本日は農業にとっては重要な日らしく、この日までに畑仕事を終えて一段落するのだとか。香川では当然うどんを食べるそうで、それでそうなっている。というワケでこんな書体を。うどんを思わせるやや太めのかわいらしいモノラインスクリプト。スクリプトっていうかただのラフな手書き文字のような気がする(笑)。やや左に傾いたものと右に傾いたものの2種がある。作者はオランダ人だが、ま、うどんが好きだとの事。
本日より2019年も下半期に入るというのはもう何か認めたくはなく「こないだ正月だったやんけ」とか思うのだが、ともあれ時間は過ぎていき7月。という訳で「7月だ!」とでも訳すのかよく解らない名前のシグネチャースクリプト。タイプとしては、多少抑揚はあるものの基本的にモノラインでバウンシーである。字形も能書家のそれではなく普通で、やや丸く柔らかめで可愛らしい雰囲気がある。小文字にはターミナルタイプのスワッシュオルタネートがあり、リガチャーも割と豊富。スワッシュのみのフォントがファミリーにあるが、アンダーラインのように使うのが普通だろう。1ウェイト。
ヒューマニストに寄ったジオメトリックサンセリフ。「パウル・レナーがヒューマニスト志向だったらどうなっていただろう?」というコンセプトの元に制作されたそうな。確かにジオメトリックでありながらそうではなく、「一見 Futura だが、Garamond に近い雰囲気も持っている」そうな。逆バンクの A や中途半端に2階建てになった a、イヤーがドットになった r 等、変わったオルタネートやリガチャーも多くあり、本文用でありながらディスプレイ用途としてもかなりおもしろいだろう。めずらしくスモールキャップスがあり、キリル文字もサポートしている。Ultra Light から Black まで6ウェイト。ただいま75%オフセール中。優秀なフォントを多数発表している Latinotype 製なので、今買っておいて損はなし。
ラフなシグネチャースクリプトとサンセリフのデュオ。スクリプトの方は線に歪みが見られ、多分だがペンの柄の上の方を持って、わざと拙いテイストを出すように書いたもののように思える。スワッシュとオルタネートは別フォントになっていて、スワッシュの方は Swashes と Swishes とに分かれており、前者が左方向、後者が右方向へのスワッシュとなっている。サンセリフの方はちょーっと洗練されてないようだが(笑)、スタンダードなものと、大文字にちょろっとしたスワッシュの付いたものの2種がある。
本日は絶対零度(-273.15℃)でお馴染み?の温度の単位ケルビン(K)の名の元となった、英国の物理学者ケルビン卿ウィリアム・トムソン William Thomson, First Baron Kelvin の誕生日(1824)だそうなのでこちら。すっきりしてて読みやすいジオメトリックスラブセリフ。結構強めにジオメトリックで、ところどころ片側にしかセリフが付いておらず、A や y などは手を外に広げてるように見えてちょっと可愛らしい。上付き・下付き数字があり、分数は書きやすいが、特に数式が組みやすいという事はない(笑)。イタリックもないし。4ウェイト。ちなみにケルビンの名は、博士の住んでいたグラスゴーに流れるケルビン川から。1892年に男爵に叙せられた際、ケルビン卿となったそうな。
本日はマイケル・ジャクソン Michael Jackson の10回目の命日(2009)。King of Pop に敬意を評してこちら。ラグジュアリー感のある華やかなローマンディスプレイ。太めでコントラストの強いモダンローマンで、一部の字に細くて優雅なスワッシュが付いている。スワッシュはオルタネートではなく、小文字のグリフの方に付いている(つまり小文字はない)。付いているのは E, K, L, O, R のみ。フィルはソリッドなものとオープンなもの、オープンの中に装飾が施されたものが2種の合わせて4種類。様々な色の金属箔のテクスチャ画像が9種付属しており、サンプルのようにフィルに使うとよりラグジュアリー感が増すだろう。
本日『空飛ぶ円盤記念日 UFO Day』と呼ばれてるらしい(特に制定されてはおらず)。1947年、アメリカで初めて空飛ぶ円盤が目撃され、それを空軍が調査中に未確認飛行物体 Unidentified Flying Object、略して UFO と呼び出したのが最初とか。というワケでこんなのを。昔なつかしタイトーの「スペースインベーダー」(何を隠そう日本産である)をモチーフにしたと思しきディスプレイフォント。低解像度のドットフォントが再現され、インベーダーたちのアイコンも付いてると至れりつくせりである。これひとつでゲーム画面が再現できる。ちなみに6月16日が正式に『スペースインベーダーの日』だとか。スルーしてしまった…。
梅雨空が鬱陶しいのでこちら。ややレトロ風味のあるかわいらしいモノラインスクリプト。x-ハイト大きめ、カウンター広め、アセンダーディセンダー短めと、全体的にコロコロしたプロポーションでかわいらしい。スワッシュオルタネートやリガチャーはごく控えめにちょろっとあるだけだが、めずらしくキリル文字がサポートされている。Bold と2ウェイト。ただいま60%オフで2ウェイトセットで800円弱と非常にお得。どうでもいいけど鬱陶しいって字ヅラが鬱陶しいよね(無限ループ)。
可愛らしいジオメトリックセミセリフ。基本はモノラインのジオメトリックで、主にベースライン付近に小さなセリフがちょろっと付いている。わざとだとは思うが、直線と曲線の接続部分に細かい処理が施されておらず、無骨にずどんと繋がっていて、それがまたちょっと可愛らしい雰囲気を生んでいる。e のバーが斜めなのがポイント。3ウェイト。ちなみに名前のプルオットとは、プラムと杏(アプリコット)を交配させたフルーツだそうな。近年こういう近親種を交配させたハイブリッドフルーツと呼ばれるものが高級スーパーなどで見られるらしい。