繊細でレトロ感のあるディスプレイ。ライトウェイトのモノラインサンセリフで、見ての通りグリフがいびつでかわいらしい。アール・デコの風味もあるだろうか。大文字の大半に幅の違うオルタネートがあり、好みによって使い分けられる。作例のようにランダムに字幅を変えるとおもしろいだろう。この手は小文字がなかったりするがこちらはちゃんと用意されている。1ウェイトのみ。
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最近じゃ珍しい超ビッグファミリー。ゆったりしたフェミニンなグリフに小さなセリフが付いたエレガントなディスプレイローマンで、イタリックがあってウェイトバリエーションが6種類あるのは特に普通だが、それに加えて6種類もの幅があり、かつフィルにラフなものとアウトラインだけのものがあって合計116ものスタイルのビッグファミリーとなっている。オマケにブラッシュスクリプトが付いてるが、これが1種類(なんでや)。こういうバリエーション展開は本文用ならあるが、ディスプレイでは珍しい。これだけあって $44 はかなり安いのでは。
コンデンスでエレガントなディスプレイローマン。かなり幅の細いローマンでウェイトバリエーションが多く、細い方はオールドスタイルっぽいが、太い方はコントラストが強くなりモダンローマンの雰囲気が出てくるという不思議な書体である。全体的には品が良くエレガントなので、高級感の演出や女性向けに良いだろう。広告やロゴ向け。イタリックもあって8ウェイト。
ユニークなリガチャーが豊富なジオメトリックサンセリフ。コロッとしてちょっと変わったかわいらしいグリフに、他ではあまり見ないタイプのリガチャーが豊富にあって、おもしろいロゴが作りやすくなっている。可読性は悪くないが、本文用というよりはやはりディスプレイ用だろう。キリル文字もサポート。オブリークタイプのイタリックもあって9ウェイトある他、バリアブルタイプもあり。ただいま50%オフセール中。
来年の D-BROS のカレンダーがこの書体を使っていたのでご紹介。大変クラシカルなモダンローマン(?)。英国のファウンダリー Stephenson Blake が1905年に発売したもののデジタル版。グリフはスタンダードで、ベースライン上のセリフがくっとアーチ状に曲がっているのが特徴。非常にコントラストが強く、ヘアラインはこのサイズですでにちょっと見づらいが、当時の活版印刷ではインキが滲んでこのぐらいでもちょうど良かったのではなかろうか。エド・ベンギアト Ed Benguiat がデザインしたと一部の資料にあり、このカレンダーにもそう書いてあるが、Fonts in Use の説明によればこれは間違いで、恐らくよく似ている ITC Modern No. 216 との混同であり、こちらの方のデザイナーは不明であるとの事。イタリックと2種で1ウェイトのみ。
大変品があって美しい碑文系ディスプレイローマン。20世紀アメリカのブックデザイナー・カリグラファーの Oscar Ogg 的な解釈でデザインしたとの事。セリフが小さめでブラケットが大きいので、一見フレアセリフにも見えるのが特徴的。小文字もあって、xハイトが小さくややコンデンス気味。アップライトでも2度傾いており、ほんのり前のめりである。いくつかの字にはオルタネートがあり、RG にのみリガチャーがある(どこで使うん)。カリグラフィックなイタリックがあってそれぞれ1ウェイトのみ。
本日はキリスト教の万霊節(All Souls’ Day)だそうなのでこちら。ブラッシュタイプのシグネチャースクリプト。大文字がダイナミックだが、小文字のグリフはそこまで崩れておらずおとなしめで結構読みやすい。大文字にオルタネートはないが、小文字にはかなり小さめなスワッシュが付いたオルタネートと、リガチャーが多少ある。グリフは少ないがその分お安め。1ウェイト。ウルトラソゥ!(ハイ!)
本日『灯台記念日』らしいのでこちら。ヴィンテージ感のあるスラブセリフディスプレイ。アウトラインがややラフで角が丸くなっており、さらにフィルもラフなものとなっている。スワッシュオルタネートがいくつかあって、ちょっとしたアクセントになるだろう。大文字のみで小文字はなし。4ウェイト。
本日はハロウィンということでこちら。ラフでカジュアルなハンドライテン。足の短い筆ペンで書いたようなストロークで、全体的にややコンデンス。ちょっとスクリプト風味もあるが、まあただ手で書いたという感じが正解だろう。アメリカの子供向けの行事が、なんかアジアでは変なイベントと化して危険すら感じますが、まあ皆さん気をつけて楽しんで。1ウェイト。
本日はかのビル・ゲイツ William Henry Gates III の誕生日(1955)なので、名前がよく似ている(笑)こちら。かなりラフなブラッシュスクリプト。グリフはそこそこ崩れてるが、そこまで読みづらくはなっておらず、実用性は確保されている(ただし G は単体じゃほぼ読めない・笑)。小文字にはビギニングおよびターミナルスワッシュの付いたオルタネートがあり、リガチャーも少しある。大文字はオルタネートなし。1ウェイト。