流行っているウチに目についたものは紹介していくので、似たようなのが続くのはご容赦を。で本日はこのなんとも不遜な(笑)名前のコンバイン書体を紹介する。いつも通りのカッパープレートスクリプトとローマンのコンバインだが、スクリプトの方はグリフがちょっと変わっており、モダンカリグラフィー寄りな感じがする。ローマンの方は繊細でゆったりしたタイプで、オルタネートにクァーク quirk なグリフも入っている。リガチャーも多数あり。1ウェイトのみ。
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フェミニンで繊細な変形ディスプレイ。コントラストのあるジオメトリックなラインとオーガニックなストロークが混在したエレガントな書体で、カウンターが大きく取られ全体的な雰囲気はゆったりと優雅。まあまあスタンダードなものと、奇抜に変形したグリフがオルタネートに入っており、おもしろい文字組が楽しめる。2ウェイト。ただいま40%オフセール中。
ところで、この手の通常よりかなり変形したグリフを持つディスプレイ書体の分類名をこのブログでは仮に #freak としてタグ付けしていたが、この度 MyFonts では quirk という言葉で紹介しているのを見た。「奇癖」「ねじれ」などの意味があるそうだ。今後使っていこうかと思う。
繊細でモダンなサンセリフディスプレイ。全体的に細身ながらコントラストのあるサンセリフで、一部スッとしたスワッシュのような処理が施されている。大文字よりもカーブの多い小文字におもしろいものが多く、g のイヤーがくるっと回ってるところなどがユニークである。大変エレガントで美しい。イタリックと2スタイル。
またスクリプトとローマンのコンバイン書体を紹介する。こちらは珍しく小文字があるが、代わりにスクリプトは全文字に用意されていないようで、一部だけとなっている。ローマンはやや無骨で男性的なのもちょっと珍しく、ローマンのオルタネートもある。リガチャーも多く用意されているが、基本的にローマンのみ。というわけでスクリプトはホントにアクセント程度となっているが、うまく使いこなして欲しい。イタリックと2スタイルあってそれぞれ1ウェイトのみ。
またまた出ました、カッパープレートスクリプトとローマンのコンバイン書体。ローマンのグリフはコンデンスになっており、グリフ全体は確認できないが、リガチャーが多くある模様。スクリプトの方はサイズがほぼローマンと揃っており、スワッシュオルタネートの確認はできない。ないのかな? その代わりと言ってはなんだがウェイトバリエーションがあって、5ウェイトある他、バリアブルタイプもあるようだ。説明文には “Hybrid” とあり、そっちのカテゴリー名でもよかったかなとちょっと後悔…(笑)。まあでも hybrid や fusion には溶け合ってるニュアンスがあるので、combined でいいかなと思う。
本日は国際女性デーという事でイメージが黄色かったこちら(笑)。シックで繊細なディスプレイローマン。ヘアラインがかなり細く、大きく使うことが必須な書体で、最近流行りの変形系かと思いきや、g 以外は至ってスタンダードなグリフに近い。小文字はあるもののサイズが大文字と同じで、実質ユニケースのようになっている。おもしろいリガチャーが40種ほど。1ウェイトのみ。
最近流行りのカッパープレートスクリプトとローマンのコンバイン書体。繊細なライトウェイトのローマンと優雅なカッパープレートスクリプトが一体となった書体で、通常の大文字のグリフにスクリプト、小文字のグリフにローマン大文字が割り当てられている。もちろんオルタネートがあり、両タイプともスワッシュがある他、作例の WO のようにローマンには変形グリフもある。リガチャーもあり、ローマン同士のものとスクリプト+ローマンがあってバリエーション豊か。大文字のみで1ウェイト。
あともう考えるのがめんどくさくなったので(笑)、本ブログではこのテの書体は “combined” とタグ付けしようと思う。どうぞよろしく。
本日はイタリアの画家、ボッティチェリ Sandro Botticelli の誕生日(1454?5)らしい。我々デザイナーは一体何度彼の「ヴィーナスの誕生」を目にしたことか。という事でそのギリシャ名アフロディーテの名を持つ書体を紹介。コントラストの強いエレガントなサンセリフディスプレイ。基本的にはストロークは単純なストレートだが、一部フレア気味に広がっているのが特徴。小文字に数文字ちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがある他は、ごくシンプルなデザインとなっている。コスメとかに合いそう。1ウェイトのみ。
本日4年に一度の『にんにくの日』らしいのでこちら。「クリームにんにく」というちょっと気持ち悪い(笑)名前のエレガントなディスプレイ。ヘアラインが繊細なコントラストの強いモダンローマンで、オルタネートに見ての通り糸がのたくったようなグリフがある。最近流行の変形ディスプレイの一種と見ていいだろう。全体的にはやはりフェミニンな雰囲気が漂っているので、その辺りの用途にどうぞ。大文字のみで1ウェイトのみ。
シックながらかわいらしさもあるローマンディスプレイ。基本はコントラストが強めなオールドスタイルローマンで、見ての通りちょっと変わったプロポーションのグリフをしており、エレガントな雰囲気を持ちつつかわいらしさも兼ね備えているおもしろい書体。デフォルトではこんなグリフだが、実はオルタネートにスタンダードなものも入っている。とはいえ、やっぱりデフォルトを使った方がいいだろう。ファミリーには Alternate と Extended があるが、こちらは異体字切り替え機能のないアプリのためのもので、それがあれば使う必要はない。イタリックもあって3ウェイトあり、Regular には字幅の狭い Condensed もあり。