グリフ内に植物的なデコレーションが入ったかわいらしいディスプレイ。ライトウェイトのモノラインサンセリフをベースに、あちこちに葉っぱが生えている。小文字はなく、大文字のグリフにこの装飾が入ったもの、小文字部分には装飾なしのものが入っている。同じタッチで描かれた簡単なイラストが入った Symbols もファミリーにあり、これらを組み合わせれば、アロマやトイレタリーのロゴがお手軽に作れるだろう。…買っとくか(笑)。1ウェイト。
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House Industries が MyFonts に出品したのを記念してこちら(※撤退しました)。レトロ風味のあるハイコントラストなモダンローマンのイタリックディスプレイ。アップライトがあるわけではなく、このイタリックのみの書体である。元々は’60年代にフォトレタリングという写植に似たシステム用にデザインされたもので、18世紀の銅版のテイストがあるとの事。大文字にはちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがある。1ウェイト。
同社の書体は100種近くあるが、MyFonts にはまだ12種ほど。これからの追加を期待しよう。
最近流行りの変型エレガントディスプレイ。コントラストの強い細めのフレアセリフをベースに、グリフがこれでもかというぐらいぐにょんぐにょんに変形している。まるで文字そのものがヨガをしているかのよう。リガチャーもそこまで多くはないが結構ある。可読性はまあそれなり(笑)。優雅さはあるので、女性向けのあれこれにどうぞ。1ウェイト。
綺麗なスペンサリアンカッパープレート。いまどき珍しい正統派の真面目なスクリプトで、大変クラシカルで美しい。オルタネートもかなり豊富で総グリフ数は1200もあるので、誰でも達人風の文字組みが楽しめる。大文字には丸く花のオーナメントで囲ったイニシャルもあり。さらに珍しく、モノラインのスクリプトと、手書き風のセリフとサンセリフもファミリーにある。
トラディショナルだけどモダンなカリグラフィーイタリック。技法やストロークはトラディショナルのそれなのだが、字形が伝統的なものと比べてだいぶ崩れていて、かなりモダンなイタリックとなっている。傾きが大きく、大文字はかなり幅広。ベースラインはほぼ揃っていて、スワッシュオルタネートもおとなしめ。モダンスクリプトほどは崩れてないけどトラディショナルではない、というおもしろい書体。1ウェイト。
みんな大好きジオメトリックサンセリフディスプレイ。xハイトの大きなコロコロしたサンセリフで、g 以外は割とスタンダードなグリフをしていて多少の長文には耐えられそうである。ノーマル以外にステンシルタイプの Stencil と、フィルにいくつかの種類がある Layers がある。ノーマルと Stencil は5ウェイト。Layers は Black ウェイト1つのみ。名前はイタリア語で「特異な」とかそういう意味。ただいま60%オフセール中。
本日は国際ビールデー International Beer Day らしいのでこちら。レトロアメリカンテイスト満載なレタリングスクリプト。ぼったりした筆感たっぷりなレタリングで、オルタネートとリガチャーがかなりあって、総グリフ数は1200を超えており、バリエーション豊かな文字組みが楽しめる。ウェイトも5つとこのテとしては多いだろう。ちなみに日本のビールのCMは「ごくっごくっぷは~うまい!しかねぇのかよワンパターンだな」とよく揶揄されるが、結局のところ消費者がそれを一番好んでるのでああなってるらしい。他のバリエーションを見たければ我々自身が価値観をアップデートするしかないのだろう…。
レトロモダンなローマンディスプレイ。全体的にコントラストの強いモダンテイストで、セリフはヘアラインではなくウェッジ型。イタリックの方が変わっており、かなり傾きとカリグラフィー風味が強い。作者によれば、パイロットのパラレルペンで書いてデザインしたとの事。以前紹介した Ogg の元になった Oscar Ogg の書風に影響を受けてる事は間違いないだろう。アップライトの大文字にはリガチャー多数。3ウェイト。ただいま30%オフセール中。
※Adobe Fonts でも配信中 [ 2025.2.19 ]
ブラックレターとローマンのハイブリッドディスプレイ。20世紀初頭のドイツ人タイプデザイナー Carlos Winkow がスペインで制作した活字書体のデジタル版で、大文字がブラックレター、小文字がセリフというハイブリッド(雰囲気がブラックレターなのでそれに分類しておく)。言われないと分からないぐらい違和感なくデザインされているのがすごい。Regular と Black の2ウェイトの他、Black のアウトラインのみの White、フィルが斜線になった Gris(スペイン語で灰色)、フィルのみの Multi があり、White と Gris の下に Multi を重ねて色付けができるようになっている。
ヴィクトリア朝風味のデコラティブなイニシャルディスプレイ。タスカン Tuscan というセリフが魚尾状に二股に分かれたスタイルで、植物を模した装飾が施されている。全部一体となった Initials の他、文字本体のみの Caps、枝と葉っぱの Branches、つぼみだけの Buds、文字の中にある点だけの Circles と分かれたタイプもあり、これらを色分けして重ね打ちする事も可能。装飾がなく小文字も加えた Regular もあるが、それだけでもなかなかにデコラティブ。