ややヴィンテージ感のあるキラキラデコラティブなディスプレイ。基本はモダンローマンだが、見ての通りクリスマスツリーみたいにこれでもかという感じでオーナメントが付いたオルタネートがある。多い文字で5種もあり。可読性はかなり苦しいが(笑)、まあそんなのはこの手の書体に求めてはいけない。好きなだけ飾り付けを愉しめばよかろう。1ウェイト。
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今年がもう終わるかと思うと恐ろしいが、クリスマスまであとひと月なのでこちら。古風でデコラティブなディスプレイ。10世紀頃の英国でよく見られたような書風で、大変クラシカルで筆者好み。文字自体もセリフがタスカン(二股)になっていてデコラティブだが、加えてリガチャーが大変豊富で、おもしろい文字組が楽しめる。ノーマルタイプの Regular と、上下にリースの付いた Deco の2種。大文字のみ。
MyFonts がブラックフライデーセールをしており、その中からこちらを紹介。最近流行りのレトロかわいいソフトセリフ。往年の名優ハンフリー・ボガートから名前をとったらしいが、特に君の瞳に乾杯な感じはしない。やはり最近の傾向としてスワッシュオルタネートが豊富。字種も多く、キリル文字やギリシャ文字までサポートしている。ウェイトが9つある他、バリアブルタイプもあり。ただいま65%オフセール中。
今年流行の書体をまたまた紹介。ほどよくレトロでかわいらしいソフトセリフ。ぼたっとした雰囲気は共通してるが、すべての字にちょろんとしたスワッシュオルタネートがある。一部の大文字にはそのスワッシュを利用したリガチャーもあり。と一生懸命日本にも流行を伝播させようとしてはいるが、特に何も起こらずそのまま2021年に行きそうな気配である(笑)。残念。イタリックもあって6ウェイト。
エレガントなディスプレイローマンとスクリプトのデュオ。ローマンの方はかなりのライトウェイトで、見ての通り非常に変わったグリフをしている。アール・ヌーヴォー風味があるだろうか。いくつかの文字にはオルタネートがあり、スワッシュとかではなく、グリフそのものが違うものが入っている。リガチャーもあり。スクリプトの方はダイナミックなモノラインで、シグネチャータイプと言えるだろう。やっぱり女性向けかなという感じ。それぞれ1ウェイトのみ。
現代的なライトウェイトのカリグラフィックイタリック。ちょっと離れて見るとモノラインに見えるほど細めのブロードペンでデザインされており、グリフは大変現代的に踊っている。見ての通りスワッシュオルタネートがふんだんに…と言いたいが、実はこの「Explora」というロゴだけひとつのグリフに収められており(笑)、オルタネートは大文字にあるだけで小文字にはほとんど見当たらない。総グリフ数も600ほどと最近のものとしては少なめ。元々がカッコいいのでちょっと残念。拡張を望む。1ウェイト。
刺々しい鋭いセリフの付いたディスプレイローマン。コンデンスでコントラストの強いモダンローマンに、大きめな鋭いセリフが付いているのが特徴。見方によっては輝きを表現してるように見えなくもない。一部の文字にはちょっとしたスワッシュオルタネートがあり、C と O には中央にダイヤ模様の付いたオルタネートがある。作者はロシア人のようで、キリル文字もサポートされている。大文字のみで1ウェイト。それでは皆さん、楽しいハロウィンを。
今年流行のソフトセリフ。名前の通りぼったりしたレトロ風味のある書体で、大文字のリガチャーとスワッシュオルタネートふんだんにあり、ディスプレイ用途に適している。Regular 以下のウェイトならちょっとした長文も可。名前の通り食品、特にお菓子のパッケージ等に向いてるかなという感じ。6ウェイト。
本日は蓼科テディベア美術館(そんなんあるの?)が定めた『テディベアの日』らしいのでこちら。図太くコントラストの強いアメリカンテイストのレタリングスクリプト。キャンディやアイスのパッケージに使われてそうな太めのスクリプトで、レギュラーとハイライトの入った Open があり、レギュラーには重ね打ち用に縁取りの Cloud、ツヤの Highlight があって、色を変えて重ね打ちができるようになっている。2018年に TDC で賞を受賞。
コンデンスでデコラティブなローマンディスプレイ。基本のグリフは背の高い優雅なローマンで、見ての通り派手なスワッシュオルタネートやリガチャーがある。普通はスワッシュはあまりぶつからないように避けて使うものだが、これはもうあまり気にしないで思い切ってふんだんに使う方が良いかと思う。魔女が出てきそうな絵本などに似合いそう(限定的すぎる…)。ハロウィンにもぴったり。大文字のみで1ウェイト。