本日も MyFonts のサマーセールから。ラグジュアリーなモダンローマンディスプレイ。骨格やコントラストはモダンローマンのそれだが、セリフはそこまで細くなく、小さく使っても多少見えるかなという感じがある。見ての通りスワッシュオルタネートがあるが、なぜか Light ウェイトにはない。イタリックがオブリークタイプなのがちょっと残念かな。3ウェイト。
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やや刺々しくてデコラティブなディスプレイ。19世紀末頃の Julius Herriet というデザイナーの Old Style Ornamented という書体をデジタル化したものだそうだ。それにイタリックとウェイトを追加してファミリー化している。イタリックは一見ただ傾けたオブリークタイプだが、オルタネートに a や g に1階建てを持っており、ちゃんとイタリックさせることができる。名前の意味は「過多」とか「やりすぎ」とかいう意味らしい(確かに)。10ウェイト。
…ていうかこの書体、筆者がその昔フォント化を目論んで断念した(笑)書体やないか…。筆者はこれを英国の Stephenson Blake というファウンダリーの見本帳で見たのだが、作者は不明だった。判明してよかった(ちきしょー)。
本日はスコットランドの建築家・デザイナーのチャールズ・レニー・マッキントッシュ Charles Rennie Mackintosh の誕生日(1868)。なので氏の名を冠した書体を詳解。アール・デコ風味のあるディスプレイ。元々マッキントッシュがスケッチしてたものを元に書体化したものだそうである。全体的にコンデンスで、A や H のバーが二重になっていたり、M の中にドットがあったりと一部若干変わったグリフになっているのが特徴的。割と古い書体だが、最近ウェイトが増え、ギリシャ文字とキリル文字がサポートされて New となった。4ウェイトでイタリックもあり。
繊細でエレガントなディスプレイローマン。全体的にコンデンスで背が高く、エレメントに一部変わったカーブを持っていておもしろい効果を生み出している。大文字にはリガチャー、小文字には変わったグリフのオルタネートがあってバリエーション豊かな文字組みが楽しめるようになっている。フェミニンな雰囲気を持っているので、その辺の用途にどうぞ。9ウェイトとこのテとしてはウェイトも豊富。ただいま50%オフセール中。
アール・デコ風味のかわいらしいディスプレイ。基本はコロッとしたジオメトリックサンセリフで、ファミリーの内 Deco と Deco Bold だけがステムが一部二重になっている。ノーマルの方は A のバーがアーチ状になったオルタネート(画像参照)がある他、E にも丸いタイプがある。ほか、細いラインでデザインされたオーナメントやフレームの入ったフォントもあり。ノーマルの方は6ウェイト。ちなみにアメリカ16代大統領のリンカーンのスペルは Lincoln。なのでこのフォントもリンカーンと発音したいところだが、実は伸ばさず「リンカン」ぐらいが実際の発音に近い。
ウェイトの重めなゴージャス感のあるディスプレイローマン。ヘヴィでコントラストの強いモダンローマンで、ちょっと変わったリガチャーが多数あって目を引くキャッチーな文字組みが楽しめる。雰囲気がなんとなくハイブランドなので、ファッションやコスメ、エステ、あとワインなどに似合うと思う。大文字のみで小文字はなし。1ウェイト。
本日『ローマ字の日』だそうなので、5月だけどこちら。モダンスクリプトとディスプレイローマンのデュオ。ローマンの方はゆったりしたライトウェイトのモダンローマンで、ヘアラインのスワッシュが付いたオルタネートがある。スクリプトはそのスワッシュと同等ウェイトのモノラインで、こちらも大分ゆったりしたタイプ。雰囲気は総じてフェミニンなので、コスメやエステなどその辺にどうぞ。どちらも1ウェイトずつ。
本日は映画監督ジョージ・ルーカス George Walton Lucas, Jr. の誕生日(1944)というワケでこちら。あの白いザコ(ひどい言い方)のストームトゥルーパーの名を持つディスプレイ。あの特徴的なロゴを思わせるデザインの書体である。大文字のみで、多数のリガチャーを持っている。フィルに3種類あって、ソリッドな Body、アウトラインのみの Armor(鎧・スーツ)、インラインの Blaster(レーザー銃)がある。ウェイトは1つ。
奇抜ながらエレガントさを保っているローマンディスプレイ。基本はコンデンスなモダンローマンで、見ての通りかなりクセの強いグリフになっている。大文字のみで、小文字部分にも大文字のグリフが入っているが、こちらにはややおとなしめなスタンダードなグリフが入っている。あまり奇抜なグリフだけで組むと見苦しくなってしまうので、小文字部分で緩和しつつ組むといいだろう。1ウェイト。
本日はフランスの作家ガストン・ルルー Gaston Leroux の誕生日(1868)。代表作『オペラ座の怪人 Le Fantôme de L’Opéra』にちなんでこちらの書体を。コンデンスなモダンローマンとモダンスクリプトのデュオ。ローマンの方は陸上トラック型の楕円がベースになっており、全体的に縦に細長く、一部の小文字にはスワッシュオルタネートが付いている。スクリプトの方はまあよくあるモダンスクリプトで、やや傾きがありバウンシーで緩やかなタイプ。全体的に品があって女性的なので、コスメなどの用途にどうぞ。