変わったリガチャーが特徴的なディスプレイローマン。細いステムとヘアラインで構成された、カウンターが大きめのゆったりしたエレガントなローマンで、見ての通り通常とはかなり変わった方法で文字同士が連結している。普通はグリフがぶつかってしまいがちな所で綺麗に連結するものだが、連結する必要のない所をストロークを延長して無理なく繋げており、なかなかおもしろい書体になっている。ただ前も言ったが、作りたいロゴのスペリングに何故かなかなかおもしろいリガチャーがなかったりする事が多いので(笑)、使いたいリガチャーを先に見つけ、そのスペルが入る名前を考えた方が早いのかもしれない(本末転倒)。1ウェイト。
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アール・デコとアール・ヌーヴォーの中間にあるようなディスプレイ。本体はコンデンスなフレアセリフで、それに巻きひげのようなクルッとしたスワッシュオルタネートがある。バリエーションが多くリガチャーもあり、総グリフ数は2500を超えるという大作。ウェイトも6つとなかなかのファミリー展開である。雰囲気がちょっとマダム感が強くて使う場面が限られそうだが、かなり安いのも魅力的。ただいま50%オフセール中。
本日はボクシング・デー Boxing day。誰彼構わず殴り合う日…ではなく、クリスマスに働かざるを得なかった人たちをねぎらい、ギフトボックスを贈る日だそうだ(箱詰めやそれを開ける事を boxing というらしい)。現・旧英国領で行う習慣らしい。というワケでこんなのを。セーターなどによく施されるクロスステッチを模したディスプレイ。スラブセリフの Slab とステムの内側に飾りの入った Decorative、スクリプトの Script の3種。イラストアイコンも結構入ってる模様。まぁこんなんでクリスマスの余韻に浸って温まってくださいな。ちなみにこれを書いてる筆者の地元・沖縄は本日25度。あつ…
皆さんメリクリ~という事でこちら。スワッシュが派手でアウトラインがラフなディスプレイローマン。雪が降り掛かったような雰囲気を持ち、華やかなスワッシュが多く、この時期にぴったりな書体である。ただしスワッシュは大文字のみの模様。あとクリスマス関連のシルエットイラストも付属している。当日にこんなの紹介されても使いようはないかも知れないが(笑)。ま、どうぞ。
割とスタンダードなグリフのブラッシュスクリプト。ウェイトはブラッシュながらグリフは素直なカッパープレートで、最近流行りのモダンスクリプトではない。オルタネートは少なく派手さはないが、その代わり値段がかなり安いので気軽に使えるだろう。モノラインバージョンもあり、そちらは更に安い。まとめて買っても2,000円弱。
そういえばクリスマス的な書体を紹介するのを忘れてた(笑)。今更ながらこちら。スパイキーでポップなディスプレイ。太めのつたない骨格のグリフに大きく鋭いセリフが付いたディスプレイで、ステムの一部にはドットの飾りが付いている(付いてない Plain というバージョンもあり)。フォントとは別に、サンプルにあるようなクリスマス向けのイラストが PNG+EPS で付属しているので、すぐそれっぽいカードとかが作れるだろう。
クラシックなゴシックローマン。見ての通りゴシック(ブラックレター)とローマンのハイブリッドのような書体で、15世紀に活版印刷が実用化された頃はこういう書体がぽつぽつあった。現代では新たにデザインされることはほぼなく、だいたいリバイバルになる。これもその類。筆者はこういうクラシカルな書体は大好物だが、使える場面が限られる所がちょっと悲しくはある。18世紀頃に流行ったオーナメントも多数付属。1ウェイト。
ちょっと風変わりでエレガントなディスプレイ。骨格はジオメトリックでコントラストが強く、細いストロークはほぼヘアラインとなっている。セリフも控えめな小さなのがちょこんと付いている。一部ステムの端が半円形になっているのが変わってるだろうか。あちこちにティアドロップが付いてるのがアクセントになっている。作例は男性向けが多いが、女性向けにも良いと思う。コスメや高級ファッションなどに。1ウェイト。
エレガントなカッパープレート。クラシックな正統派に近いタイプで、印象は柔らかめで女性的。800近いグリフがあり、見ての通りスワッシュオルタネートが豊富にある。まぁこのテの書体はたくさんあるが、なんと言っても値段が安い(2000円弱)なのにただいま50%オフで1000円しないという大盤振る舞い。いまの時期に大変重宝すると思うので入手しておいて損はない。作者はインドネシア人。最近東南アジアやオセアニアの台頭がすごいねぇ…ラテンアルファベット圏なので親しみやすいのだろう。
コンデンスで優雅なローマンディスプレイ。主役はオルタネートで1文字につき数種あり、おとなしめのちょっとしたものから、ループのある派手なものまでいくつかバリエーションがあり、組み方によって使い分けることができるようになっている。最近 Loverica という似たような書体を紹介したが、こちらの方がやや太めでがっしりしているだろうか。優雅さにはやや欠けるが、その分小さくしてもすっ飛んだりしないので用途によって選ぶと良いだろう。サンプルには大文字しかないが小文字もちゃんとあるのでご安心を。$15程度とかなり安いのもオススメできるポイント。1ウェイト。