エレガントなローマンディスプレイ。やや硬い印象のウェッジ型セリフを持つローマンで、スワッシュオルタネートが豊富にある。ループ部分は重なりをちゃんと表現してあっておもしろい。2ウェイトあって、Bold の方はコントラストがかなり弱めになり、フレアセリフに近い印象になる所もなかなか変わってる。ほかフォントではなく Ai データになるが、この書体を用いて作ったモノグラムが多数オマケとして付いている。小文字はなくスモールキャップス。高級感があるので、その辺の用途にどうぞ。
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非常に珍しい使い方をする書体。基本は硬いイメージのモダンローマンだが、それに葉飾りの付いた Embellished、葉飾りと帯の付いた Monogram があり、Monogram の方は作例のように巨大に打ち、その中に飾りのない文字を入れて使うようになっている。Embellished の方もそのままロゴとして使えそうな感じである。文字そのものは組んだ時にちょっと「んー」という感じはしないでもないが、字間を調整すれば使えるだろう。もちろん他の書体を組み合わせても構わない。なかなかおもしろい書体である。
優雅でフェミニンなディスプレイ。ほんのりコントラストのある細身のサンセリフで、リガチャーやスワッシュオルタネートが豊富。そのまま組んでロゴになりそうな書体である。ちょっとアール・デコ風のレトロな雰囲気もあるだろうか。コスメやスイーツ等、女性向けのあれやこれやに。1ウェイト。名前はフランスの地名で、現地発音だと st は発音せず「ボレ」らしい。$18(2,000円ぐらい)と非常に安くてお勧め。
本日『きものの日』らしいのでこちら。そのものズバリの名前を持つ、アウトラインのみのめずらしいモダンスクリプト。基本はアップライトのゆるゆるブラッシュモダンだが、そのフィルをなくし、アウトラインをモノラインで縁取った形のスクリプトである。オルタネートがあるかどうかはちょっとグリフが確認できないので不明。あとなんでコレが Kimono なのかも不明である(笑)。ま、かわいらしいんじゃないでしょうか。
コントラストの極端なモダンローマンディスプレイ。元は ’60年代にアメリカのタイプデザイナー、エド・ベンギアト Ed Benguiat が写植用にデザインしたもので、それをデジタル化したもの。見ての通りのウルトラファットフェイスで、そこにヘアラインが付くというトップクラスのハイコントラストな書体である。ウェイトバリエーションはないが、5種の字幅がある。レギュラー以外にはコンデンス幅に3種、ワイド幅に1種。しかしこのファウンダリーはこのテの書体大好きだよね…。
最近じゃ珍しい大変優雅な正統派カッパープレート。もちろんスワッシュオルタネートは多く用意されているが、ちょっとこちらも珍しくシステマチックで、小文字にはどの文字にもスワッシュオルタネートが6種まったく同じものが用意されている。一部には7~9種あって、そっちにはちょっと違うものがある。大文字には1種のみ。という感じでちょっと限定されている感はあるものの、その分2,000円弱と非常に安くてお手軽である。名前のアテナはギリシャ神話の知恵・芸術・工芸などの女神で有名。ただいま30%オフセール中。
粘性が極めて高そうなディスプレイ。見ての通りディ○ニー風の「ぬにょん」とした動きを表現したようなべっとりねちょねちょな書体で、ステムの抑揚が大きいフレアセリフのようなローマンにスワッシュの付いたオルタネートがある。サンプルは最大ウェイトの Black だと思うが、Thin や Light のような細いウェイトは結構エレガントな雰囲気がある。そのまま組んで洋菓子店のロゴになりそうな書体。7ウェイト。ただいま50%オフセール中。
レトロで優雅な雰囲気のあるおしゃれなローマンディスプレイ。基本は大文字のみのコンデンスなモダンローマンで、コントラストは強いもののウェイトはやや軽め。スワッシュオルタネートが多数用意されており、ちょろんとした軽めのものから、派手にぐりんぐりん回っているものまで数種各文字に用意されている。最多の字は7種もあるとの事。大変エレガントなので、高級ファッションやウェディングなどに重宝するだろう。ウェイトは Regular と Bold の2種。それぞれイタリックもあり。
本日ハロウィンなのでこちら。ゴシックっぽいデコラティブなディスプレイ。本体のグリフは基本図太いセリフ体で、ストロークの端が尖ってたり、ちょろんとしたスワッシュが付いたりしてかなり装飾的になっているが、本体は割としっかりしていて可読性は確保されている。実用性はありつつ雰囲気もある使い勝手の良い書体。フィルに光沢のようなヌキが入った Line というバージョンもあり。双方ともイタリックもある。1ウェイトずつ。
珍しくブラックレターの新作が出たのでご紹介。そんなにゴシックゴシックしておらず、割と読みやすいグリフをしていて、かつアクセント記号もかなりフォローしており実用性が高い。大文字にはロンバルディック・キャピタル Lombardic Capitals を採用しているのがちょっと変わってる。普通のグリフの Regular の他、大文字に植物的な装飾を施した、いわゆるイルミネイテッド・イニシャル Illuminated Initials を持つ Deco というタイプがある。これはドロップキャップとして大きく使う方が効果的だろう。できれば装飾のみのグリフを用意して文字本体と色分けできるようにして欲しかった所。