本日は「アイスクリームの日」だそうなのでこちらを紹介。ぬっちょりしたクリームたっぷり感あふれるレタリングスクリプト。傾きは弱くややアップライト気味。ウェイトは重めでカウンターも狭く、黒黒とした所が特徴。多少スワッシュの付いたオルタネートはあるが、あくまで控えめでそんなに派手なものはない。「ジェラート」という名前ではあるものの、全体的にはちょっとアメリカンな雰囲気があるかなという気がする。ちなみに一般的なジェラートは、日本の規定ではアイスクリームには分類されないそうな…。1ウェイト。MyFonts Best Fonts of 2011 受賞書体。
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みなさま GW いかがお過ごしでしょうか。筆者は特に何もせずボーっとしております。本日はルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』のアリスのモデルとなったとされる Alice Liddell の誕生日だそうなのでこちらを紹介。カーリーでガーリーなディスプレイ。縦のステムの始端と終端がにゅよっと曲がっており、全体的に逆S字を描いている。全体的にコンデンスでコントラストがやや強め。所々くるっと回ったスワッシュが付いているが、これが多少ある程度のノーマルと、過剰に付いた Curly というバージョンがある。ただいま5%オフ。
アール・ヌーヴォー調のサンセリフディスプレイ。20世紀初頭にちょっと流行ったヤツで、字によってウェストが上下したり、A のバーが2本あったり、o が上付きでアンダーバーが入ったりといった所が特徴。この手の書体は Rennie Mackintosh が有名だが、それに比べて組んだ時の黒みが弱まってヌケが良くなり、現代の雰囲気に合うようアレンジされている。ウェイトも6つあってイタリックもあり、更にはギリシャ文字やキリル文字もサポートされている。ただいま70%オフセール中。
ヴィクトリア朝風の非常にクラシカルなディスプレイ。各字に植物的な髭飾りが付いており、かなりデコラティブ。インラインやドロップシャドウは別フォントになっており、ソリッドなレギュラーに重ね打ちする事で装飾する仕様になっている。あんまり字種は多くなく、実を言うとオーナメント類は全然付属していない(笑)。なのでこの辺の資料を持っていない人が使うにはハードルが高いとは思うが、まぁなんとか使いこなして欲しい。最近はこういうヴィンテージな雰囲気が好まれてるようなので。ちなみに作者はインドネシア人らしい。
※その後アップデートされ、オーナメント類の画像が付属された模様。
本日は「オレンジデー」だそうで。んでなんか関連を探してたら「orange」というアニメが以前放映されていたようで、そのロゴの書体を知っていたのでこちらを紹介。刺々しいディスプレイローマン。古い書体でかなり有名なので、見たことのある人も多いだろう。基本的にコンデンスながら、o はもちろん a や e など丸い文字は正円に近く、そのため字幅が広くなって、他の細い文字とコントラストを生んでいる。セリフは鋭くバーはかなり腰高。デジタル化当初は1ウェイトでイタリックもなかったが、のちに拡張されてファミリーや字種が増え、スワッシュの付いたオルタネートも追加された。ちなみになんで「大学」なんて名前なのかは不明。誰か知ってたら教えてください。
「オレンジデイズ」ってドラマあったなそーいや…柴咲コウちゃんかわいかった。
氷上の花であるフィギュアスケーター・浅田真央選手が引退発表した。お疲れ様の意味を込めてこのフォントを紹介。氷の結晶のオーナメントである。いろんなパターンが53種類。’60年代英国のフォークアートや刺繍などからインスパイアされたものとの事。このファウンダリーは他にも多くのオーナメントフォントを発表しており、そっち方面が得意な模様。ファブリックかなんかやってんじゃないかなー。
アセンダーとディセンダーが極端に長いカリグラフィックイタリック。サンプルでは文字が結構上下に伸びているが、これはオルタネートではなく、デフォルトでこんな感じの書体である(横に伸びるスワッシュはさすがにオルタネートだが)。キャップハイトもかなり大きい。傾きは弱く、アップライトに近くなっている。1ウェイトでファミリーがないが、グリフ数は1884とかなり多めで使いごたえがあるだろう。ちなみに「ファド」とはポルトガルの民族音楽の事。でも作者はロシア人。
本日は William Morris の誕生日(1834–96)。毎年やってるとさすがにネタがないかと思ったが、まだあったので紹介する(笑)。Kelmscott Press でモリスがデザインして使用した書体をフォント化したもの。ゴシックローマンの Golden の方はアウトラインをラフにし、活版印刷の雰囲気をそのまま映し出しているのに対し、ロタンダ風味の Troy のアウトラインはスムースになっている。ほか、イルミネイテッドイニシャルが入った Ornaments がファミリーにあり。
ガーリーでかなり派手な装飾の付いたカリグラフィースクリプト。見ての通りくりんくりんのスワッシュがこれでもかと入ったスクリプトで、可読性よりも装飾に重きをおいたスタイルとなっている。華やかさの演出には持ってこいだろう。字種は Pro 版で385と意外にも少ないが、これは制作年がまだ OpenType が一般的に広まる前だったからだと思われる。1ウェイト。名前はフランス語で「私の愛する人」の意。
本日はホワイトデーだがどうでもいいので無関係の書体を紹介する(ふんだ)。ラグジュアリー感漂うインラインエクステンデッドディスプレイ。基本はヘヴィウェイトのモダンローマンだが、2本のインラインが入っていて(結果3本線になって)ゴージャス感あふれるディスプレイとなっている。オルタネートは R にあるだけだが、アクセント記号は全ヨーロッパをフォローするほど幅広い。オーナメントもあり。ただいまセール中でたったの $8。