柔らかい雰囲気のフェミニンなディスプレイ。ややコントラストのあるサンセリフで、角のある部分を極力 R を取って丸くしてある。B/P/R にはほん~のりグリフの違うオルタネートがあるが、最近流行りのデコラティブなリガチャーやスワッシュは皆無の潔い書体である。その代わりと言ってはなんだが、イタリックがあってウェイトも5つのバリエーションがある。メイク用品やトイレタリーなどに。名前は「もたれる」の意。あの「リクライニング reclining」の動詞形である。
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オサレでエレガントなディスプレイローマン。コンデンスで繊細なモダンローマンで、グリフはわりとスタンダードだが、リガチャーが100種以上もあって変化のある文字組みが楽しめるようになっている。大変品のある筆者好みの書体なので、おそらく買います(買いました)。名前を聞いて中山美穂を思い出す人はなかなかの歳だろう(笑)。イタリックと2スタイルで1ウェイトのみ。
モダンローマンベースのエレガントな変形系ディスプレイ。このテとしては奇抜さがそこそこ抑えられているが、変わってるのがリガチャーで、サンプルの lit のように3文字の内の中央の文字を飛ばして両端だけが繋がってるグリフが多数ある。ほかスワッシュオルタネートもちょろっと。同名の有名な懐中電灯があるが、特に関係ない模様(笑)。1ウェイト。
エレガントながら男性的なトランジショナルローマン。コントラストが強くモダンローマン風味があり、xハイトが小さく、そのためクラシカルな雰囲気がある。本文用とキャプション用があるという変わったオプティカル構成になっており、Caption の方はイタリックしかないが、本文用のイタリックよりちょっとだけ傾きが弱く、また字幅が広めになっている。1992年制作と古い書体のため字種は少なめだが、スモールキャップスとオールドスタイル数字はサポートしている。それぞれ4ウェイトずつ。
エレガントな碑文系ディスプレイ。Optima 風味のあるフレアセリフディスプレイで、全体的に腰高で堂々とした中にも繊細さがあり、K や R のレッグがふよっとしてるのが特徴的。15世紀の彫刻家・建築家のベルナルド・ロッセリーノ Bernard Rosselino が彫った、フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会にある聖ヴィラナ・ボッティ Beata Villana delle Botti の墓石の書体を参考にしたとある。Optima も確かイタリアの教会でスケッチしたものを元にしたはずなので、こういう書体はそこかしこにあるのかもしれない。製作年が2004年と古いため、字種は最低限のみ。小文字はなくスモールキャップス。1ウェイト。
かっこよくてエレガントなモダンローマンディスプレイ。腰高なライトウェイトのモダンローマンベースで、セリフは長めで鋭くグリフは全体的に幾何学的要素が強い。女性的でエレガントだが柔らかさよりも鋭さがあり、なかなかかっこいい。リガチャーも豊富にあり。名前はカシオペア座に似てるがスペルが違う(Cassiopeia)。1ウェイト。
ガーリーなディスプレイローマン。モダンローマンをベースに、やや派手目にスワッシュが付いたオルタネートが多数ある。グリフは基本的にベーシックだが、B や S はちょっと変わってるだろうか。全体的な雰囲気は結構ファンシーでガーリーだろうか。イタリックもあって2ウェイト。ファミリーパックでも2,000円程度とかなりお安め。
ライトウェイトのオサレなディスプレイ。全体的にかなりウェイトが細く、字幅がゆったり広めでxハイトもかなり大きめ。骨格は結構幾何学的。全体的な雰囲気はエレガントながらも気取ってなくてかわいらしい。ただあまりに細いので、小さく使うと魅力半減だろう。大きく使うべし。オブリークタイプと2スタイル。
本日は画家ゴッホ Vincent Willem van Gogh の誕生日(1853)。ゴッホと言えばひまわりなのでこちら。おしゃれローマンとサンセリフのデュオ。ローマンの方はモダンローマンをベースにプロポーションがやや変形しており、見ての通りちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがある。サンセリフの方もちょっとバランスが崩れており、そこが何かいい味を出している。ウェイトはやや太め。双方とも小文字はなくスモールキャップス。それぞれ1ウェイトずつ。
MyFonts の Big Script Sale が明日までなのでその中からもうひとつ。穏やかなブラッシュスクリプト。グリフのサイズやベースラインが揃い気味で、しっとりおとなしめなで品のいいスクリプトである。大文字は2種のスタイルがあり、100種以上のリガチャーもあってバリエーションは豊か。これだけあって元々2,000円程度とかなり安い。名前はイタリア語で「話す」の意。1ウェイト。