去る1月2日、故 Hermann Zapf 夫人であり自身もタイプデザイナーでカリグラファーである Gudrun Zapf von Hesse さんが、なんと100歳の誕生日を迎えられたそうな(拍手!)。それに合わせ、Gudrun さんが70年前に本の装丁用に作成したレタリングが書体化された。Zapf さんの Optima に近いフレアセリフである。Optima よりは碑文感が弱く、オーガニックで伸びやかな雰囲気がある。今のところ1ウェイトで小文字もなくスモールキャップス。これからファミリーが増えるのを期待しよう。ちなみに本年一発目のこのブログ、今年もよろしくお願いいたしまする。
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ほんのりヒューマニスト風味を加えて可読性を良くしたジオメトリックサンセリフ。最近のやたらカウンターを広くしたものとは違いx-ハイトをやや小さめに取っており、エレガントさがやや増した感じになっている。a が2階建てになっているのも特徴的。オールドスタイル数字や丸数字を揃え、本文用として利用しやすくなっている。キリル文字もサポート。9ウェイト。名前は「規範」とか「標準」とかの意。これは名詞だが、形容詞になると normal ノーマルとなる。
※幅に Condensed と Expanded を加え、モノスペースも加えられて拡張された TT Norms Pro が発表されている。
流行のゆるいモダンスクリプト。最近はこういうかっちりしてないカッパープレートが流行っている模様。個人的にはちゃんと書けないからまぁいいや的な「逃げ」に見えたりもするが(笑)、現在はこっちの方が受け入れられてる感もあるので、これも時代の流れなのだろう。この書体は2,000近いグリフが入っており、かなり使い出がある。この書体は1番から4番まであり、普通のカッパープレートに近い I、ラフさが少々抑えられた III、サンセリフに近いアップライトの IV というバリエーションがあるが、やはりこの2番が一番人気があるようだ。
ウェイトの重い Didone ディスプレイ。コントラストが極端に強いモダンローマンで、1ウェイトでイタリックもないながら、スワッシュオルタネートやリガチャーが豊富に用意されている。華やかな印象があるのでこの年末の時期に最適。ただしヘアラインが極細なので、あまり小さくは使えないだろう。注意。ただいま25%オフセール中。
ヴィクトリア調の繊細で華美なブラックレター。見ての通りドハデな装飾が施された書体で、可読性などほとんど考えられていないが、まぁクリスマスの時期には華やかでよろしいかと。字種がスタンダードな分、値段はかなりお安めでお買い得。サンプルに間抜け引用符が使用されてるのには目をつぶってください(笑)。本来のシングルクォートにも装飾があり、これには結構びっくりである。それは見てのお楽しみ。
本日は映画の日って事でこちらを。アール・デコ調のディスプレイ。細いステムがヘアラインとなり、アセンダーやディセンダーが長く、クラシックな古き良き映画のエレガントな雰囲気がある。小ぃ~さなセリフの付いたものとないものがあり、フィル部分にジグザグ模様が入った Zick があって、それぞれに2ウェイトあってイタリックもある。オスカー像や古いカメラのアイコンが入った Dingbats もあり。
優雅なカッパープレートスクリプト。ディプロマというと証書・賞状などの意味なので格式ある感じなのかと思いきや、太いストロークの始点が自然な形をしており、全体的にもやや緊張感ゆるめでゆったりしたデザインである。スワッシュはご多分に漏れず多めに用意されているが、スワッシュライン自体には抑揚がなくモノラインなのがちょっと変わってるだろうか(Ornament というファミリーには抑揚のあるラインが用意されてはいる)。このテの書体にしては可読性が良く、使い勝手が良いだろう。
これもまぁハロウィンに似合うかなと紹介。コンデンスなアール・デコ調のディスプレイ。コントラストが程よく、なかなかエレガントに仕上がっている。リガチャーがちょこっとだけあるが、サンプルのように割とアクセントになってていいんじゃないかと思う。2タイプあり、通常のディスプレイ向きの Regular と、x-ハイトを大きくしてやや字幅を広げた長文向きの Book がある。
極限までヘアラインを細くした Didone ディスプレイ。パッと見ステンシルかと思うほどの極細ヘアラインなので、小さく使うのはご法度。5ウェイトあるが、太いものもヘアラインの細さはとにかく同じという潔さで、「ゴースト」の名に恥じないデザインとなっている。ゴージャスな雰囲気があるのでハイブランドなどに。プロモーションサイトもあり。ただいま60%オフセール中。
本日は文鳥の日らしいのでこちらを。カッパープレート全盛の18世紀頃、文字を書くのと同じ技法を用いて描かれた鳥のイラストをフォント化したもの。当時の作品集を見るとこういうのがあちこちに描かれており、鳥以外にもモチーフはあるのだが、圧倒的に鳥が多いかなという気がする。おかげで全部で170ほどのグリフがある。ちなみにカッパープレートが普通に書ける人なら、これぐらいは存外苦もなく描けるのでチャレンジしてみてはいかが。













