本日は「恋人の日」らしい。ブラジルのサンパウロでは、この日に恋人同士がフレームに入れた自分の写真を交換し合う日だとか。スマホ全盛のこの時代にまだやってるのかどうかは不明だが、これに日本の全国額縁組合連合会が乗っかったものらしい。
というワケで「恋人たち」という名のスクリプトを。鋭い男性的なカリグラフィックイタリック。カリグラファーはだいたい自分のオリジナルスタイルのイタリックを開発するもので、このイタリックもそうだろう。この作者はやっぱり男性で、ガイドラインを若干無視した、スピード感に溢れるアップライトのイタリックになっている。アセンダーのキュッとしたフックが特徴的。グリフ数は547とそんなに多くはないが、リガチャーが多く、多彩な文字組みを楽しめるだろう。1ウェイト。
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本日は「ロールケーキの日」とかいうので名前だけ関連してるこの書体を紹介。モノラインのカジュアルなスクリプト。傾きが強く幅広で字間も広いので、横に横に広がるような感じになる書体である。グリフはオルタネートを含め1,000以上あって、非常に組み応えがある。作例にもあるが、ネオンサインに最適な字形をしているので、飲食店方面で重宝するだろう。1ウェイト。ちょっと細すぎるので、ウェイトバリエーション欲しいかな。
久しぶりに見たような気がする、正統派カリグラフィーイタリック。3年前に紹介した Dream Script に近いだろうか。スワッシュ等も含めて教科書のお手本に出てくるような真面目な書体である。ウェイトは教科書でよく紹介されてるようなものよりはやや軽めで、傾きも弱い。特に奇をてらった所はないが、ローマンキャピタルもグリフに入っている。ファミリーは多く見えるが、実は Pro 版に入ってるグリフを Std 版に分けただけなので、Illustrator 等異体字切り替え機能を持つアプリケーションを持っている場合は Pro 版ひとつで済む。1ウェイト。ただいま25%オフセール中。
なんかやたら和風イメージなのが目を惹いたので紹介。筆感たっぷりのブラッシュスクリプト。かなり柔らかい、おそらくは日本や中国の書道で使うような筆で書いたようなスクリプトで、傾きはなくアップライト。コントラストはかなり強く、スピード感はなくぼったりしている。オルタネートやリガチャーはそこそこあるかなという感じ。代わりに同じく筆で書きながらも、スクリプト感はない大文字のみの Hand と、ちゃんとかっちりレタリングされた Sans がファミリーにある。あとシチュエーションにまったく統一感のないイラスト Doodles も付属。ちなみにファウンダリーはインドネシア。ただいま15%オフセール中。
名前の通りカジュアルなスクリプト。欧米人が署名する際に使うような雰囲気のアップライトのラフなもので、Regular は見ての通りモノラインのペンスクリプトだが、Bold の方はコントラストの強いブラッシュスクリプトとなっている。ただし字形の骨格に変化はない。グリフ数は479で、オルタネートやリガチャーは多少あるものの、最近のスクリプトとしてはちょっと物足りないかなという感じ。ま、気軽に使って欲しい。ただいま単品だと50%オフだが、2つセットで買うとなぜか高くなるという変な設定がされている。設定ミスかな?
今週末は母の日。書体名はスペルは違うが明らかにハートをイメージしてるのでこちらを紹介。ポインテッドペンでデザインされたカジュアルなスクリプト。ややコンデンス気味で、見た目の傾きもバラバラだが、ストロークにダイナミックさはなく、あくまでゆるゆる。全体的にガーリーな雰囲気があるかわいらしいスクリプトである。スワッシュオルタネートはほとんどないが、リガチャーはたくさんあるので文字組みのバリエーションが楽しめる。1ウェイト。ただいま40%オフセール中。
本日は「コットンの日」だそうで。なんだそりゃという感じだがこの書体を紹介。手書き風味のあるコンデンスなディスプレイサンセリフ。角丸な長方形を基準に、細い方は製図ペンで、太い方は丸筆でガチで書いてデザインしたそうだ。可読性は良く、綿のようなとまでは言わないが優しいオーガニックな雰囲気があるので、そういったカフェとかで重宝するだろう。キリル文字もサポート。7ウェイト。ただいま45%オフセール中。
本日は「アイスクリームの日」だそうなのでこちらを紹介。ぬっちょりしたクリームたっぷり感あふれるレタリングスクリプト。傾きは弱くややアップライト気味。ウェイトは重めでカウンターも狭く、黒黒とした所が特徴。多少スワッシュの付いたオルタネートはあるが、あくまで控えめでそんなに派手なものはない。「ジェラート」という名前ではあるものの、全体的にはちょっとアメリカンな雰囲気があるかなという気がする。ちなみに一般的なジェラートは、日本の規定ではアイスクリームには分類されないそうな…。1ウェイト。MyFonts Best Fonts of 2011 受賞書体。
1519年の本日はレオナルド・ダ・ヴィンチの命日だそうである。4月15日が誕生日だそうだがなぜその日にこれを紹介しなかったかというと、今年は土曜日だったからである(笑)。というわけでダ・ヴィンチの筆致をフォント化した書体を紹介。当時のペンのせいかどうか知らないが、どうもかっちりしておらず、筆で書いたようなふにゃふにゃしたストロークである。ダ・ヴィンチは左利きだったせいか、鏡文字で右から左に書くクセがあった(というか手跡のほとんどがそうらしい)事が知られており、それを再現した Backward というバージョンもある。後はダ・ヴィンチのスケッチかなんかのオーナメントがちょろっと。
ラフな手書きモノラインスクリプト。ストロークは普通のペンで書いたように抑揚がない。非常にコンデンスな書体で上下に激しく振れており、ウソ発見器のグラフのようである。だが字形はさほど崩れておらず、まぁまぁ読みやすい。One、Two、Three と3種類あるが、ただ単に字形が違うだけ。OpenType 機能を使ってオルタネートにすりゃひとつにまとめられたと思うが、Office 系アプリなどでも使いやすくしたのだろう。3種まとめて買っても $16 と非常に安い。この作者はスクリプトを得意としており、他にも多数発表している。英国在住の本人の twitter アカウントによれば紅茶オタクとの事(笑)。名前は「超うめぇ~!」ぐらいの意。