エレガントなディスプレイローマンとスクリプトのデュオ。ローマンの方はウェイト軽めでコンデンス気味。一見サンセリフに見えるが、ほんのちょっぴりセリフが付いている。スワッシュオルタネートやリガチャーが豊富。実はこの書体単体のも別にあるが、このデュオに付属してるものはそれよりほんのり太くしてあるそうだ。一般に白黒反転すると若干細く見えるが、それに対応するためとか。スクリプトの方はよくあるゆったりしたアップライトのモダンタイプ。スワッシュオルタネートはなく、リガチャーが少しある。ただいまサイバーマンデーセール中で50%オフ。700円弱。
Archive: 2020
ややヴィンテージ感のあるキラキラデコラティブなディスプレイ。基本はモダンローマンだが、見ての通りクリスマスツリーみたいにこれでもかという感じでオーナメントが付いたオルタネートがある。多い文字で5種もあり。可読性はかなり苦しいが(笑)、まあそんなのはこの手の書体に求めてはいけない。好きなだけ飾り付けを愉しめばよかろう。1ウェイト。
本日もブラックフライデーセールより。キリッと引き締まって抑制の効いたカッコよさげなレタリングスクリプト。アメリカン風味でヴィンテージ感のあるスクリプトで、左上がりの t のバーが特徴的。スワッシュオルタネートはないが、フローリッシュが別で付いている。リガチャーは同じ小文字が2文字連なったものがあるのみだが、同じ字形が並ばないように工夫されてるのだと思う。代わりにウエイトが4つあり、また細いモノラインがひとつある。ただいま65%オフセール中。
今年がもう終わるかと思うと恐ろしいが、クリスマスまであとひと月なのでこちら。古風でデコラティブなディスプレイ。10世紀頃の英国でよく見られたような書風で、大変クラシカルで筆者好み。文字自体もセリフがタスカン(二股)になっていてデコラティブだが、加えてリガチャーが大変豊富で、おもしろい文字組が楽しめる。ノーマルタイプの Regular と、上下にリースの付いた Deco の2種。大文字のみ。
MyFonts がブラックフライデーセールをしており、その中からこちらを紹介。最近流行りのレトロかわいいソフトセリフ。往年の名優ハンフリー・ボガートから名前をとったらしいが、特に君の瞳に乾杯な感じはしない。やはり最近の傾向としてスワッシュオルタネートが豊富。字種も多く、キリル文字やギリシャ文字までサポートしている。ウェイトが9つある他、バリアブルタイプもあり。ただいま65%オフセール中。
本日は『ピザの日』らしいので、バジルっぽい名前のこちら。これといった特徴がない(おい)スッキリした素直なモダンローマン。ヘアラインがやや細めでxハイトも小さいのでディスプレイ向きだと思う。古い書体のようで、字種も普通でウェイトも3種と少なめ。ただちょっと変わってるのが、Medium ウェイトに非常に幅の細い Compressed というバージョンがある。あまりに細いので、一見 Empire かと思うほど(言い過ぎ)。こちらは大文字のみ。
本日はパンツで有名な(笑)カルバン・クライン Calvin Klein の誕生日(1942)。その名前にちなんでこちら。みんな大好きジオメトリックサンセリフ。「Futura ばあちゃんへのラブレターとして作った」とある(ばあちゃん?)。字種が多く、a と g は1階建てと2階建てがあり、i や j もドットの形が3種類。ギリシャ文字とキリル文字もサポートし、スモールキャップスや丸数字などなど。ノーマルタイプと字幅の狭い Condensed、xハイトを大きくした本文用の Text と3タイプあり、それぞれに9ウェイトずつとビッグファミリー。ちなみにカルバン・クラインのロゴもジオメトリックサンセリフだが、これとは違う(多分)。ただいま65%オフセール中。
ハイコントラストなモダンローマン。1912年頃の ATF (American Type Founders) の書体、MacFarland を参考にしたとある。オプティカルになっており、ノーマルと見出し用の Display とがあって Display の方がよりコントラストが強くはあるが、ノーマルからして結構強めで、xハイトは大きいものの、ちょーっと長文には向いてないと思う。モダンでラグジュアリー感もあるので、やはり名前の通りファッション業界の広告向けだろうか。ノーマルと Display、それぞれに5ウェイトずつ。ただいま80%オフセール中。
ちょっと変わったモダンスクリプト。字によってサイズ差が大きくかなりバウンシーでダイナミックだが、ストロークがゆったりしておりエレガントさがある。グリフ自体も結構変わっており、ストロークも筆ペンで書いたようなコントラストがついていて表情豊か。ほかのモダンスクリプトにはないユニークさがあっておもしろい。1ウェイトのみ。
今年流行の書体をまたまた紹介。ほどよくレトロでかわいらしいソフトセリフ。ぼたっとした雰囲気は共通してるが、すべての字にちょろんとしたスワッシュオルタネートがある。一部の大文字にはそのスワッシュを利用したリガチャーもあり。と一生懸命日本にも流行を伝播させようとしてはいるが、特に何も起こらずそのまま2021年に行きそうな気配である(笑)。残念。イタリックもあって6ウェイト。