本日も明日14:00終了のブラックフライデーセールより。ちょっとクラシカルな雰囲気もあるジオメトリックサンセリフ。基本的には近未来的なジオメトリックだが、大文字はローマンキャピタル風味が多少あって各字幅に差があり、小文字は小さめ、e のバーが斜め、ローマ数字のグリフありとクラシカルな要素がある。g や y のディセンダーが垂直に降りて直角に折れ曲がっているのが特徴的。イタリックはなく6ウェイト。ただいま50%オフセール中。
Archive: 2022
本日も終了間際のセールから。ゆったりしながらもスピード感のあるシグネチャースクリプト。ブラッシュマーカーのストロークでコントラストがあり、端には打ち込みのようなインク溜まりがあるのが特徴的。グリフは潰さずカウンターを大きく取り、視認性を良くしている。スワッシュオルタネートは水平方向に伸びるものがあり。1ウェイト。ただいま50%オフセール中。
Creative Market もブラックフライデーセール中なのでその書体を。大変上品で優雅なディスプレイローマン。スクリプトと混じって見えるが、大文字にはカッパープレートスクリプト体、小文字の方には繊細なモダンローマンの大文字のグリフが入っているというミクスドフォントで、ひとつのフォントファイルに両方の字体が入っている。小文字の大文字?にはリガチャーが多数あって、バリエーション豊かな文字組みが楽しめるようになっている。全体的にフェミニンなので、女性向けラグジュアリーブランドなどに。名前は言わずと知れたカリフォルニアの高級住宅街。我々世代はエディー・マーフィーを思い浮かべるだろう(笑)。イタリックと2種あって1ウェイトずつ。ただいま40%オフセール中。
※2024.4.24追記:スクリプトのみの Calligraphy というタイプがファミリーに追加された。
MyFonts がブラックフライデーセール中で、その対象の書体を紹介。ゆったりした筆感のあるシグネチャースクリプト。スピード感のないタイプの書体で、ストロークはコントラストがやや強く、端にはインク溜まりがポツっと付いている。グリフはアップライトで傾きはなし。スワッシュオルタネートはシグネチャーらしく、水平に前後に伸びるタイプがある。リガチャーは20種ほど。ただいま50%オフセール中。
古い名作書体が MyFonts に追加されたので紹介。「ネオグロテスク」と呼ばれるタイプのサンセリフのおそらく最初期の書体である。デザイナーの間では有名で、使われてるのを見るとなぜか「おお~」と言ってしまう、なんとなく「通だな」と感じる書体である。英国のデザインユニット Tomato がテレビ朝日のロゴをデザインした際、この書体を元にしていたと記憶にある。ドイツの Berthold というファウンダリーの書体で、ここが MyFonts の運営母体である英国の Monotype に買収されたので、ここでも扱われるようになった。Berthold の書体はパッケージ売が基本でバラ売りしてなかったので、「ひゃっほーこれでバラで買えるぞ」と思ったらやっぱりパッケージでしか買えないようで残念である(笑)。字幅にレギュラーの他に Condensed と Extended があり、レギュラー6ウェイト、Condensed 5ウェイト、Extended 4ウェイト。
本日はシュールレアリスムの画家ルネ・マグリット René François Ghislain Magritte の誕生日(1898)。というワケで同名の書体を紹介。コントラストの強いうにょっとしたディスプレイ。見ての通り植物的なニュアンスを持った耽美的な書体で、シュールレアリストをうたっているが、雰囲気的にはアール・ヌーヴォー風味も感じる。そのまま組むだけでかなりクセが強いが(笑)、リガチャーも多少あってワンパターンにならないよう配慮されている。ギリシャ文字もサポート。作者はカリグラファーとしても有名な方。1ウェイトのみ。
ユニークなコントラストの強いローマンディスプレイ。非常にコントラストが強いヘヴィウェイトの書体で、グリフは小さくキュッととしていてかつ変わったものが多くおもしろい。大文字には小さなスワッシュの付いたオルタネートがある。1ウェイト。ただいま50%オフセール中。
エレガンス感あふれるモダンローマンディスプレイ。基本はスタンダードな骨格のコントラストの強いモダンローマンで、ストロークがクロスするところやセリフの部分でくっと切れ込みが入ったような処理がなされていて、普通よりも目を引くアクセントになっている。派手なオルタネートやリガチャーはないが、小文字にクラシカルなリガチャーが少しある。「モクテル」とは最近できた造語でノンアルコールのカクテルのことを指し、それのスペルは mocktail で最後の e が付かないが、多分それをもじってると思う。1ウェイトのみ。
ジオメトリックながらややクラシカルな雰囲気も持つディスプレイサンセリフ。基本的にジオメトリックでコンデンスな現代的なディスプレイなのだが、見ての通り一部クウェイント(quaint: クラシカルなリガチャー)があり、これがちょっとクラシカルな雰囲気を醸し出している。このリガチャーは種類が豊富だが、大半が小文字なので、大文字だけで使うよりは小文字を使った方が活きるだろう。1ウェイトのみ。
久々に紹介するローマンキャピタル系。やや平筆での手書き感の残るタイプで、他の同系書体に比べて全体的にやや幅広。普通は文字によって字幅がかなり違うが、こちらはその差が小さくなっている。また小文字やイタリックがあるところもちょっと変わってるが、その分普通の書体と同じ感覚で使えるので楽ではあるだろう。スモールキャップスもあり。Bold と2ウェイト。