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Archive: 2022

Canturiana

Canturiana

デコラティブなスラブセリフディスプレイ。細めのウェイトのほぼモノラインのスラブセリフがベースで、ストロークのあちこちがちょっとにゅよっとカーブしてるのが特徴。スワッシュオルタネートがかなり豊富にあり、総グリフ数が1000を超える。1920年代に発売された Canterbury という書体にインスパイアされたものとのこと。確かによく似てはいるが、こちらの方がxハイトがかなり大きい。名前はスペイン語で「歌の練習」とかそういう意味の canturía から来てるそうな。イタリックはなく5ウェイト。ただいま60%オフセール中。

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Design Date
2022
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Christmas Elegant

Christmas Elegant

自分でエレガントって言っちゃってるエレガントなディスプレイ。コントラストの強いフレアセリフ?で、全体的にカウンターが広めでゆったりしている。リガチャーやスワッシュオルタネートが多数あり、イメージのようにおもしろい文字組が楽しめる。イタリックと2種で1ウェイトずつ。

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Design Date
2022
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Tolkien’s Christmas

Tolkien’s Christmas

文字そのものが震えてるハンドライテン。これは映画『ロード・オブ・ザ・リング』の原作『指輪物語』の作者、J.R.R. トールキン John Ronald Reuel Tolkien(1892–1973)が、毎年クリスマスの時期に自身の子供たちに宛てて「サンタのふりをして」書いた手紙の文字からデザインを起こしたものである。文字は老人が震える手で書いたことを想定しており、ガッタガタである(笑)。手紙は長男のジョンが3才だった1920年から、末っ子のプリシラが大きくなるまで20年以上に渡り続いた。内容はホッキョクグマが厄介なことをやらかしたとか、とにかく周辺で起こったドタバタな事件を毎年おもしろおかしく創作しており、それらは Letters from Father Christmas(英国では Father Christmas という呼称が一般的)という書籍にまとめられている。邦訳版もあり、旧版は現物写真がまったく載ってなくてこの筆跡を見ることができなかったが、2006年にそれが掲載された『ファーザー・クリスマス―サンタ・クロースからの手紙』が出版された。いま入手するならこちらがいいだろう。

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Design Date
2021
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New Icon

New Icon

繊細なカッパープレートスクリプトとコンデンスなオールドスタイルローマンのデュオ。スクリプトはカッパープレートのそれのスタイルだが、通常に比べて小文字のxハイトがかなり大きく、可読性が良くなっている。ただし派手なオルタネートはない。ローマンの方は一見コントラストが強いのでモダンローマンに見えるが、肉付きをよく見るとオールドスタイルのようである。全体的にライトウェイトで幅が狭く大文字のみ。同じポイントでほぼサイズが揃うので、以前紹介した Beverly Hills のように両方を混ぜて使うのも面白い。ローマンはさらに幅が狭い Condensed もある。ただいま50%オフセール中。

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Design Date
2022
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Saint Nicholas

Saint Nicholas

クラシカルでデコラティブなディスプレイ。ベースはコントラストの強いシャープなモダンローマンで、作例の F のようにグリフの一部が水平に長く伸びてオーナメントが付いた Deco の他、星飾りが付いた Star、雪の結晶の飾りが付いた Snow がファミリーにある。小文字はなくスモールキャップスで、大文字はベースラインが下がっている。名前はサンタ・クロースの元となった(という説がある)聖(セント)ニコラウスから。ただいま50%オフセール中。

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Design Date
2022
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Publisher

Mesclo

Mesclo

みんな大好きジオメトリックサンセリフ。基本的にはベーシックな本文用ジオメトリックだが、l や t のベースライン上のふにょっと曲がったターミナルが特徴的。通常のグリフの他、ステムがはみ出てない ∩ や ∪ を使った u や r、w、y などの変わった形のオルタネートがある。それらとは別にディスプレイ用途に図のようなマルチラインやドットを用いたアール・デコ風味のものが8種類あり。オブリークタイプのイタリックもあって7ウェイト。ただいま50%オフセール中。

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Design Date
2021
Publisher

Perfora

Perfora

積み木ブロックのようなおもしろいディスプレイ。四角い木片の一部を削って作ったような文字が、様々な縦横比でファミリー展開されており、それらをうまく組み合わせるとキレイに長方形を埋めることができるようになっている。名前に縦横サイズを表す Wn×Hn が入っており、n が 10 から 30 まで 5 刻みでバリエーションがある。W10×H10 と W20×H20 は何が違うんだと思うだろうが、多分同じポイントサイズでグリフが縦横2倍になるのだろう。実際これでブロック作ると楽しいかも(大変だけど)。ただいま10%オフセール中。

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Design Date
2022
Designer(s)

Qatar Capital

Qatar Capital

FIFAワールドカップ2022カタール大会、日本代表がドイツとスペインの2強を破るという、大袈裟でなく歴史的なとんでもないことをしでかした記念としてこちら。柔らかいタッチのブラッシュハンドライテン。名前はキャピタルだが小文字もちゃんとある。グリフは緩やかでゆったりとしてベースラインがほぼ揃っており、この手としては大変読みやすいスクリプトである。オルタネートやリガチャーは皆無なのが残念。ほぼ垂直のレギュラーとやや傾いた Italic の2種。

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Design Date
2018
Designer(s)
Publisher

Melina

Melina

ストローク内にハイライトが入ったデコラティブなディスプレイ。太めのローマンのストローク内に鋭いライン飾りと小さな星が入っており、これが山型に盛り上がった部分の光沢のように見えるようになっている。セリフも半円に欠けており、全体的にデコラティブ。大文字のみで、大文字のグリフにはスワッシュ付き、小文字の方にはスモールキャップスのグリフが入っている。クリスマスに最適だが、今日から12月とか信じられん…。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2021
Designer(s)
Publisher

Vectis

Vectis

ローマンキャピタル系ディスプレイ。大変クラシカル、というよりエンシェント(古代)風味あふれる筆者好みの書体である。スモールキャップスタイプのレギュラーと、小文字がある Miniscule がある。どちらも大文字はベースラインから下がっており、歪な形をしていておもしろい(ちゃんとしたグリフもオルタネートである)。小文字はちょっと幅広にデザインされ、またリガチャーが20種ほどある。双方とも字幅が2種あってウェイトも2種。ほか、彫ったような影の付いた Monumental もあり。

Category(s)
Design Date
2009
Designer(s)
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