Creative Market

Archive: August 2024

Hurricane

Hurricane

関東以北の皆さま台風にお気をつけください、という事でこちら。やや荒っぽいブラッシュスクリプト。スタイルとしてはイタリックで、傾きの強い鋭いストロークで書かれており、結構ダイナミックである。その割にはスワッシュなどは長くなくコンパクト。この手としてはめずらしく、画像にあるような直線的なオーナメントが付いている。フォントはスタイルごとにバラになったヤツと、すべてまとまった Pro 版がある。異体字切り替え機能が付いたアプリなら Pro を買った方がいいだろう。ちなみに台風とハリケーン、サイクロンの違いは発生地域だけらしい。日本や東南アジア近辺のものを台風(タイフーン)、北アメリカ近辺のをハリケーン、インド辺りのものをサイクロンと呼ぶそうな。

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Design Date
2016
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Publisher

ITC Ancestor

ITC Ancestor

本日、世間的にはお盆て事で「ご先祖さま」という名の書体?を紹介。素朴なイラストアイコン集。これらはカナダのブリティッシュコロンビア州にある古代遺跡の壁画から起こしたものらしい。先住民たちが遺したものという事でこういう名前が付いてるようだ。ちょっと検索したところ「これだ」というのは見当たらなかったのだが(笑)、まぁそれっぽい。直線で構成された素朴で可愛らしいイラストが揃っている。なんかTシャツとかグッズ作ってもよさそうな気はする。グリフ数は94。

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Design Date
1997
Designer(s)
Publisher
ITC

P22 Operina Pro

P22 Operina Pro

本日は『世界カリグラフィーの日 World Calligraphy Day』らしいのでこちら。古典的カリグラフィーイタリックのデジタル版。16世紀にヴァチカンで書記をしていた Ludovico degli Arrighi が著した La Operina(小品)というカンチェッレレスカ体 Cancellarescha の教則本から起こした書体である。カンチェッレレスカとは「公文書体」みたいな意味で、現代ではまぁイタリックと呼ばれてるヤツのこと。おそらくはこの本が世界最古のイタリック体の教本である。わずか32ページの小さな本で、検索すればあちこちで高解像度のスキャン画像が見られる(例えばここ)が、日本ではフランチェスカ・ビアゼットン氏の『美しい痕跡―手書きへの讃歌』という本に付録として和訳とともに掲載されているので、興味があれば参照してほしい。

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Design Date
2003
Publisher

Wolfsbur G

Wolfsbur G

本日『世界オオカミの日 International Wolf Day』だそうなのでこちら。ヴィンテージ感あふれるオーガニックなディスプレイ。ヴィクトリア朝風味というかその頃によく見られたスタイルで、ブラックレターの要素を取り入れた植物的な装飾の入ったデコラティブな書体である。大文字のみで、小文字にはやや小さめで装飾を省いたグリフ、大文字のには装飾されたグリフが入っていて、それを組み合わせて使用するようになっている。名前のヴォルフスブルクはドイツにある都市の名前で、「狼の城」というような意味だそうだ。1ウェイトのみ。

Category(s)
Design Date
2022
Publisher

Autophile

Autophile

ちょっと変わりダネのコンバイン書体。カッパープレートスクリプトとモダンローマンのコンバイン書体は本ブログでいくつか紹介しているが、こちらはなんとぶっといサンセリフとスクリプトのコンバイン。こんなに違和感満載の混合もめずらしい(笑)。まあでも同じようなのを量産するよりはいいのかもしれない。スクリプトがサンセリフを侵食してしまっているリガチャー(画像のLE参照)がいくつかある。フィルがソリッドなものとアウトラインの2種がある。名前は「自己愛」「自己肯定感」などの意味だそうだ。

Category(s)
Design Date
2024
Designer(s)
Publisher

Brounde

Brounde

ライトウェイトのスラブセリフディスプレイ。こういうのも一応ジオメトリックというのだろうか、結構幾何学的なラインで構成された書体である。雰囲気的にはアール・デコでもあるだろうか、レトロでかわいらしい。4ウェイトあるが、一番重い Medium でも名前の通りミディアムなので、あまり小さくは使わない方がいいだろう。オルタネートは残念ながらナシ。

Category(s)
Design Date
2011
Designer(s)
Publisher

Banana

Banana

本日『バナナの日』だそうなのでこちら。ポップでかわいらしいブラッシュスクリプト。ぽてっとしたアップライトで、コネクションは取れてたり取れてなかったり。繋いでるというよりはぶつかってるという感じである。字形は素直で大変読みやすいので、使いやすいと思う。イメージ画像がなんかクールなのだが(笑)、書体自体はとてもかわいらしいのでその辺の用途にどうぞ。画像のように大文字だけで組んでも問題ない。リガチャーやオルタネートは少しだけ。1ウェイトのみ。

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Design Date
2008
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Publisher

Ascent Pro

Ascent Pro

レトロポップなジオメトリックサンセリフディスプレイ。全体的に円弧が強調されたグリフで、なるべく角を作らないようにデザインされた書体である。そのおかげでかわいらしい雰囲気に仕上がっており、説明にはモダンとあるがどう見てもレトロである(笑)。ただ細いウェイトもあり、こちらはややモダンかなという感じはする。個性的なリガチャーもいくらか入っている。斜線入りではあるが、デモ版が無料でダウンロード可能。イタリックもあって9ウェイト。

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Design Date
2020
Designer(s)
Publisher

Wadgeton

Wadgeton

ステンシル過ぎてもはや何なのかよく読めない(笑)モダンローマンディスプレイ。非常にコントラストが強くてヘアラインが見えない、のではなく、もうヘアライン部分が消えてしまっている書体である。なのでステンシルのようになっているが、雰囲気はあくまでエレガントでゴージャス。使用は要注意だが、うまく使えば結構効果的だろう。1ウェイトのみ。

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Design Date
2024
Designer(s)
Publisher

Metro Nova

Metro Nova

可読性の良いヒューマニストサンセリフ。アメリカのグラフィックデザイナー、William Addison Dwiggins (1880–1956) が1930年に制作した書体で、そのデジタル復刻版である。復刻には日本人タイプデザイナーの大曲都市氏が携わり、その経緯をご本人がブログで記してあるので、詳しくはそちらを御覧いただきたい。実はこの書体は知らなかったのだが、Dwiggins の伝記の復刻が Kickstarter で始まったのをきっかけに氏の書体を探したらこれがあった。かわいらしくもあり、ひと目で気に入ってしまった。オススメの書体です。ノーマル幅7ウェイト、Condensed 6ウェイト。

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Design Date
1930, 2012
Publisher
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