本日は国際女性デーという事でイメージが黄色かったこちら(笑)。シックで繊細なディスプレイローマン。ヘアラインがかなり細く、大きく使うことが必須な書体で、最近流行りの変形系かと思いきや、g 以外は至ってスタンダードなグリフに近い。小文字はあるもののサイズが大文字と同じで、実質ユニケースのようになっている。おもしろいリガチャーが40種ほど。1ウェイトのみ。
Category: Display
ヴィンテージ風味がありながらも、ゴチャゴチャせずスッキリとしたレトロモダンなディスプレイ。ややコントラストの強いオールドスタイルローマンのステムに細いインラインが入っており、輝いているかのような印象を受ける書体である。控えめなスワッシュの付いたオルタネートがあり、文字組みにアクセントを付けることが可能。ノーマルタイプと、細い影の付いた Shadow の2種がある。小文字はなくスモールキャップス。1ウェイトのみ。
最近流行りのカッパープレートスクリプトとローマンのコンバイン書体。繊細なライトウェイトのローマンと優雅なカッパープレートスクリプトが一体となった書体で、通常の大文字のグリフにスクリプト、小文字のグリフにローマン大文字が割り当てられている。もちろんオルタネートがあり、両タイプともスワッシュがある他、作例の WO のようにローマンには変形グリフもある。リガチャーもあり、ローマン同士のものとスクリプト+ローマンがあってバリエーション豊か。大文字のみで1ウェイト。
あともう考えるのがめんどくさくなったので(笑)、本ブログではこのテの書体は “combined” とタグ付けしようと思う。どうぞよろしく。
本日はイタリアの画家、ボッティチェリ Sandro Botticelli の誕生日(1454?5)らしい。我々デザイナーは一体何度彼の「ヴィーナスの誕生」を目にしたことか。という事でそのギリシャ名アフロディーテの名を持つ書体を紹介。コントラストの強いエレガントなサンセリフディスプレイ。基本的にはストロークは単純なストレートだが、一部フレア気味に広がっているのが特徴。小文字に数文字ちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがある他は、ごくシンプルなデザインとなっている。コスメとかに合いそう。1ウェイトのみ。
本日4年に一度の『にんにくの日』らしいのでこちら。「クリームにんにく」というちょっと気持ち悪い(笑)名前のエレガントなディスプレイ。ヘアラインが繊細なコントラストの強いモダンローマンで、オルタネートに見ての通り糸がのたくったようなグリフがある。最近流行の変形ディスプレイの一種と見ていいだろう。全体的にはやはりフェミニンな雰囲気が漂っているので、その辺りの用途にどうぞ。大文字のみで1ウェイトのみ。
本日は『ビスケットの日』らしいのでこちら。カジュアルでかわいらしいハンドライテン。スクリプトではなくセリフの付いたいわゆるブロック体で、ストロークとセリフが同じ太さなのでスラブセリフっぽくなっている。グリフは統一感なくラフでテキトーだが、ベースラインからは大きく外れてないのでそこまで不規則ではない。小文字はいわゆるアセンダーやディセンダーがなく、すべて高さが揃っているのがめずらしいだろうか。大文字とほぼサイズが同じで、ユニケースのようになっている。1ウェイトのみ。
ちょっと変わったモダンローマンディスプレイ。ストロークの一部が欠けていたり太さが突然変わったりしているおもしろい書体で、細いウェイトだと一見普通に見えるが、太いウェイトだと見ての通りその変形部分が際立つようになっている。オプティカルになっており、Text, Headline, Display, Poster の順でヘアラインが細くなってコントラストが強くなる。それぞれ7ウェイトあって28種ある他、バリアブルタイプもあり。名前は「麗子」とかだったりするのかどうかは不明(笑)。ただいま60%オフセール中。
シックながらかわいらしさもあるローマンディスプレイ。基本はコントラストが強めなオールドスタイルローマンで、見ての通りちょっと変わったプロポーションのグリフをしており、エレガントな雰囲気を持ちつつかわいらしさも兼ね備えているおもしろい書体。デフォルトではこんなグリフだが、実はオルタネートにスタンダードなものも入っている。とはいえ、やっぱりデフォルトを使った方がいいだろう。ファミリーには Alternate と Extended があるが、こちらは異体字切り替え機能のないアプリのためのもので、それがあれば使う必要はない。イタリックもあって3ウェイトあり、Regular には字幅の狭い Condensed もあり。
名前の通り、曲線が艶めかしいフレアセリフディスプレイ。そこまで奇抜ではないが曲線を主体とした変わったプロポーションのグリフで構成されており、大変美しくユニークである。見本は繊細だがウェイトバリエーションがあり、Bold はかなり太めでコントラストが強く、同じ書体とは思えないほど変化がある。一部の字にはグリフ違いのオルタネートがある他、大小それぞれに30ほどのリガチャーがある。字幅はレギュラーと Condensed の2種があり、それぞれ3ウェイトずつ。
やっぱり流行ってるっぽい、ローマンとカッパープレートスクリプトのコンバイン書体。繊細でややコンデンスなローマンとカッパープレートスクリプトのコンビで、変わってるのがスクリプト+ローマンのリガチャーがある所。これは今回初めて見た。ほか、ローマン+ローマンのリガチャーと、スクリプトおよびローマンそれぞれにオルタネートがある。イタリックと2種あるが、傾いてるのはローマンのみ。スクリプトは双方とも傾きの角度は同じかな。大文字のみで1ウェイト。