大変だった2020年が終わりに近づいているが災禍の方はまったく収束の気配無しで来年も続くのかと思うとウンザリするけどもそんな中でもクリスマスはやってくるのでこちら(読点を使えよ)。クリスマス感満載のスラブセリフディスプレイ。基本は手書き風のモノラインのスラブセリフで、大小すべての字にツリーに定番のオーナメントの付いたオルタネートがあり、すべての小文字にモミの葉が付いたオルタネートがある。葉が付く位置は前後が選べるようになっている。字体はアップライトとイタリックの2種。忘年会もパーティも難しいが、まーこんなので気分を紛らわしてくださいな。
Category: Display
エレガントなディスプレイローマンとスクリプトのデュオ。ローマンの方はウェイト軽めでコンデンス気味。一見サンセリフに見えるが、ほんのちょっぴりセリフが付いている。スワッシュオルタネートやリガチャーが豊富。実はこの書体単体のも別にあるが、このデュオに付属してるものはそれよりほんのり太くしてあるそうだ。一般に白黒反転すると若干細く見えるが、それに対応するためとか。スクリプトの方はよくあるゆったりしたアップライトのモダンタイプ。スワッシュオルタネートはなく、リガチャーが少しある。ただいまサイバーマンデーセール中で50%オフ。700円弱。
ややヴィンテージ感のあるキラキラデコラティブなディスプレイ。基本はモダンローマンだが、見ての通りクリスマスツリーみたいにこれでもかという感じでオーナメントが付いたオルタネートがある。多い文字で5種もあり。可読性はかなり苦しいが(笑)、まあそんなのはこの手の書体に求めてはいけない。好きなだけ飾り付けを愉しめばよかろう。1ウェイト。
今年がもう終わるかと思うと恐ろしいが、クリスマスまであとひと月なのでこちら。古風でデコラティブなディスプレイ。10世紀頃の英国でよく見られたような書風で、大変クラシカルで筆者好み。文字自体もセリフがタスカン(二股)になっていてデコラティブだが、加えてリガチャーが大変豊富で、おもしろい文字組が楽しめる。ノーマルタイプの Regular と、上下にリースの付いた Deco の2種。大文字のみ。
本日は女優にしてモナコ公妃であったグレース・ケリー Grace Patricia Kelly の誕生日(1929)にちなんでこちら。エレガントなクラシックなアール・デコ風味のディスプレイ。細身のゆったりしたサンセリフで、ほんのりとしたコントラストが上品である。大文字のみではあるが、リガチャーもいくつかあって退屈しない。女性風味はやや強いものの、単に上品さを演出したい場合には重宝するだろう。1ウェイト。
エレガントなディスプレイローマンとスクリプトのデュオ。ローマンの方はかなりのライトウェイトで、見ての通り非常に変わったグリフをしている。アール・ヌーヴォー風味があるだろうか。いくつかの文字にはオルタネートがあり、スワッシュとかではなく、グリフそのものが違うものが入っている。リガチャーもあり。スクリプトの方はダイナミックなモノラインで、シグネチャータイプと言えるだろう。やっぱり女性向けかなという感じ。それぞれ1ウェイトのみ。
刺々しい鋭いセリフの付いたディスプレイローマン。コンデンスでコントラストの強いモダンローマンに、大きめな鋭いセリフが付いているのが特徴。見方によっては輝きを表現してるように見えなくもない。一部の文字にはちょっとしたスワッシュオルタネートがあり、C と O には中央にダイヤ模様の付いたオルタネートがある。作者はロシア人のようで、キリル文字もサポートされている。大文字のみで1ウェイト。それでは皆さん、楽しいハロウィンを。
コンデンスでデコラティブなローマンディスプレイ。基本のグリフは背の高い優雅なローマンで、見ての通り派手なスワッシュオルタネートやリガチャーがある。普通はスワッシュはあまりぶつからないように避けて使うものだが、これはもうあまり気にしないで思い切ってふんだんに使う方が良いかと思う。魔女が出てきそうな絵本などに似合いそう(限定的すぎる…)。ハロウィンにもぴったり。大文字のみで1ウェイト。
毎年恒例のフォントセール #Fontacular が始まった(日本時間10.24 13:59まで)ので、そのセール中のフォントからこちら。エレガントなサンセリフディスプレイ。ローマンのようにコントラストの付いたタイプで、ライトウェイトでカウンターがかなり大きくとられゆったりしたグリフである。ほとんどの文字にスワッシュオルタネートがあり、一部にはリガチャーもある。また意外にも小文字やイタリックもあり。ウェイトは3つあるが、レギュラーの400より細いウェイト(100と200)しかない。やっぱり女性向けだろうか。ただいま70%オフセール中。
ハロウィンも近いのでそれ向けに。不揃いのローマンディスプレイとスクリプトのデュオ。ローマンの方は大文字のみで、エレメントはスタンダードでしっかりしているが、全体のグリフが不揃いだったり傾いたりしていてガタガタである。スクリプトの方はモノラインのラフなタイプで、個人的には正直あまりマッチしてない気がする。ほか、イラストやキャッチワードが入ったものもファミリーに付属。こちらのキャッチワードの方がカッパープレート風味があって似合ってると思う。
フォントセラーのサイトでハロウィンを検索するとこれに似たようなのか、もしくは筆で乱暴に書いたような書体がいくつも出てくるが、どうも欧米ではこういうのが定番らしい。本ブログでも「ハロウィン」で検索すると出てくるのでお試しを(笑)。