クラシカルでアメリカン風味のあるローマンディスプレイ。大文字のみのタイプで、大文字グリフの部分にはスワッシュ付き、小文字グリフにはノーマルな文字が収まっていて、デモのように組み合わせて使えるようになっている。A のウェイトの付き方が通常とは逆になっているのが特徴。2ウェイトあってフィルが3タイプあり、ソリッドなものと荒れた Grange、線が入った Inline がある。いやー松山選手、グリーンジャケットが映えてましたね。日本人男子マスターズ初制覇おめでとう。
Category: Display
シンプルで品の良いディスプレイサンセリフ。ライトウェイトでモノラインのサンセリフで、やや幅広でカッパープレート風味があるのが特徴。デモにあるように 4 や g などちょっと変わったグリフがあるが、全体的には素直である。4ウェイトあるが、一番重い Bold でも通常のレギュラー程度。名前の通り、大きく使ってロゴに利用するのにいいだろう。
本日はドイツのタイプデザイナー・タイポグラファーのヤン・チヒョルト Jan Tschichold の誕生日(1902)なのでこちら。アール・デコ風味のあるスクリプトっぽいディスプレイ。ライトウェイトでコントラストが強く、コンデンスでやや傾いていてスクリプト風味があるのが特徴的。カリグラファーでもあった作者の本領発揮という感じである。一部ストロークが欠けており、ステンシルっぽさもあり。レトロ風味満載の書体である。1ウェイト。
ヤバいレベルで変形してるがギリギリ原型を保っているディスプレイ。ベースはコントラストの強いモダンローマンだが、見ての通り自己主張がかなり激しく、なかなか見ない感じに変形している。ただそれでも全体的にはエレガントな雰囲気を保っているので、前衛的なファッションとかには似合いそうである。1ウェイト。
レトロモダン(矛盾)な雰囲気のディスプレイ。ライトウェイトのスパイキーなディスプレイローマンで、似たようで違う、イタリア語で名付けられた3種のスタイルがある。Nobili(高貴な)はコントラストの強いモダンローマン、Todi(小さな町の名)はややワイドでカッパープレート風味のある感じで、Fulmini(稲妻)は左下に鋭く落ちるセリフが特徴的。全体的にレトロ風味はありつつ現代的にリファインされており、大変オシャレに仕上がっている。ロシア産らしくキリル文字もサポート。小文字はなくスモールキャップス。名前はイタリア語で「記憶」。ただいま60%オフセール中。
優雅でフェミニンなディスプレイローマン。全体的にゆったりした大きめのカウンターを取った骨格で、エレメントがあちこちにゅよっとしてて変わってる。大文字のステムには見ての通りブレース } が食い込んだような装飾が施されている。女性的なニュアンスの強い書体なので、ファッションやコスメ、エステなどに向いてるだろう。イタリックもあって5ウェイトとこのテとしてはファミリーも充実している。
本日はアイルランドの祭り・聖パトリックの日 St. Patrick’s Day なのでこちら。インシュラー Insular 風味のあるケルティックなディスプレイ。d や g など見慣れてないと読みづらい字形が一部あるが、基本的にはスッキリしていて読みやすく、キレイによくまとまった書体と言えるだろう。パブやビールなどのデザインにどうぞ。どうしてもアイリッシュな雰囲気が出てしまうけども。名前のロズブロークとは、9世紀頃のヴァイキングの伝説的な英雄の事らしい(実在したかどうかは不明)。1ウェイト。
ローマンとスクリプトのデュオ。ローマンの方は硬い印象の細めのクラシカルなタイプで、なるほどどことなくアメリカンな雰囲気が漂っている。こちらは大文字のみ。スクリプトはラフなモノラインのタイプ。ベースラインは程よく揃い、字形もそれほど崩れておらず読みやすい。小文字には横に伸びる短いスワッシュオルタネートがある。リガチャーも少々。f や s、t などにはグリフそのものが違うオルタネートもあり。スクリプトは2ウェイト。
本日『オリーブの日』だそうなのでこちら。ぼったりしてぬっちょりした(笑)ディスプレイ。図太くてかわいらしいグリフをベースに、クリーム感たっぷりの短いスワッシュオルタネートが付いている。全体的にレトロな雰囲気が漂っており、またなんか美味しそうなので、食品パッケージなどに似合いそうである。1ウェイト。
本日は結構な数のなんとかの日が制定されてるが、その内のひとつ『砂糖の日』を取り上げてこちら。かわいらしいカジュアルなハンドライテン。かなり自由に変形したモノラインのスラブセリフで、伸びやかなストロークが特徴的。この書体に似合う簡単なイラストアイコンが付属してるが、ほぼクリスマス仕様である。なんか季節外れな書体でごめん(笑)。