本日は現英国王エリザベス2世 Elizabeth Alexandra Mary Windsor の誕生日(1926)。なんと94才である。いやいやお元気で…。というワケで同名の書体を紹介。大変エレガントなディスプレイローマン。1938年に制作された活字書体のデジタル版で、作者の Elizabeth Friedländer はカリグラファーでもあったようで、そのエッセンスが取り入れられている。アップライトは軽いウェイトで縦のステムがテーパードになっており、腰も高く背の高い印象があって優雅である。イタリックはちゃんと活字でありながらカリグラフィックになっている。大文字にはスワッシュオルタネートもあり。ディスプレイではあるが大きく使わず、招待状などで小さく使う方がエレガントだろう。1ウェイト。
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男前なシグネチャースクリプト。バウンシーではなく文字のサイズやベースラインが揃っており、スワッシュオルタネートもなく、ダイナミックさはないのだが、ストロークが力強くやや角ばっていて男っぽい印象が強い。オーナメントもスワッシュもないが、アンダーラインがいくつかあって、長短あり、途切れたのあり、という感じである。オットコマエなブランディングにどうぞ。1ウェイト。
オーガニックなニュアンスのあるヒューマニストサンセリフ。Friz Quadrata や Eras を参考にしたとあり、ボウルが閉じてない所などが確かに似ている。ベースの骨格はカウンターの大きめなヒューマニストで、ほんのりとした曲線がところどころにあり、柔らかい雰囲気を醸し出している。x-ハイトも大きめで、ディセンダーが潰れ気味なのが評価が分かれそうではあるが、筆者は結構好きである。2002年、作者が学生の頃から作り出して、18年の時を経てようやくリリースされたとの事。9ウェイト。ただいま80%オフセール中。
エレガントなディスプレイローマン。基本はやや幅広で直線的なグリフをしたややぎこちないローマンだが、ライトウェイトのコントラストのせいか上品さを感じる書体で、ウェービーなオルタネートやリガチャーが多数ある。このオルタネートの緩やかな曲線が本体の直線的な部分とのコントラストを生み、視覚的におもしろい効果を出していると思う。エディトリアルや広告などで他の要素とごちゃごちゃさせるよりは、単独で使うショップや商品などのロゴの方がぴったりだと思う。1ウェイト。
レトロでコロコロしたかわいらしいローマン。Cooper や Windsor、Della Robbia などに似たディスプレイローマンで、セリフがボタっとして丸いのが特徴的。a や n の右のステムがちょっと斜めなのが変わってる。イタリックはないが、a、g、w などにイタリック風味のあるオルタネートがある。名前はチリにある地名らしい(チーズ〔リコッタ〕ではない)。欧米では最近こういうのが好まれるのか、この記事の投稿時点で MyFonts ベストセラー8位という人気の書体。7ウェイト。
やや変わったグリフのジオメトリックサンセリフ。’30年代のアール・デコ風味を取り入れている、とある。一見普通なようで所々ちょっと変わっており、E や H などのセンターバーが高く、N や M の斜めのステムがベースラインに届いてないのが特徴的。ほか a や g は2階建てでちょっとつたないグリフだったりするのも変わってる。イタリックはオブリークタイプ。5ウェイトもあるが、あまり長文には向いてないだろう。というワケで、x-ハイトを大きくして読みやすくした Transat Text という本文向きのバージョンもある。ちなみに本日はタイタニックが事故った日(1912年。翌未明沈没)で、ファウンダリーの名前が似てたので紹介した(笑)。
エレガントなサンセリフディスプレイ。ちょっとアール・デコっぽいウェイトの付け方をした背の高いディスプレイで、細い方のステムはほんのりテーパードになっている所が特徴的。小文字もあるが、大文字にバリエーション豊富なオルタネートやリガチャーが用意されており、大文字だけで組んだ方がおもしろいと思う。ちょっと高級感が足りない気がするが、空けて組めばいいだろう。が、それだとリガチャーが死んでしまうのが悩ましい所。化粧品などの広告にフィットすると思う。名前はメキシコの有名高級リゾート地。だったが、現在は犯罪が増加してかつての華やかさはないっぽい。2ウェイト。
本日『フォントの日』らしいのだが、そんな日に何のフォントを紹介すればいいのか逆に分からないのでスルーする(笑)。代わりにロシア生まれの小説家、ウラジミール・ナボコフ Vladimir Vladimirovich Nabokov の誕生日(1899)なので、彼の代表作で少女性愛趣味の代名詞ともなっている『ロリータ』の名を持つ書体を紹介。ヒューマニストをベースに近代的なデザインを施されたサンセリフで、字幅は結構コンデンス。アウトラインの角が落とされており、やや丸ゴシック風味がある。10ウェイトもあってさほどクセはないが、イタリックがなく、広告のボディコピーぐらいならまだしも、あまり長文には向かないだろう。ディスプレイ用だと思う。ちなみにこの小説の主人公の名はハンバート・ハンバート。日本には同名の夫婦デュオがいる。
かわいらしいサンセリフとカジュアルなスクリプトのデュオ。サンセリフの方はころっとした雰囲気を持ったユニケースで、リガチャーやスワッシュオルタネートが豊富にある。スクリプトの方はややダイナミックで伸びやか。短い筆ペンで書いたようなちょっとした抑揚がある。おしゃれなカフェや雑貨屋などによく似合うと思う。それぞれ1ウェイトずつ。
シャープなモダンジオメトリックサンセリフ。やや全体的に幅広ながら野暮ったさはないクリアなサンセリフで、A の腰が低く、M や N のショルダーが鋭く尖っているのが特徴的。可読性が良くて字種が多く、数字にオールドスタイルもある。イタリックはオブリークタイプ。10ウェイトとファミリーが多いが、バリアブルも用意されており、それひとつ買えば事足りる。Thin ウェイトのみフリーなので、試用してみるのもいいだろう。ただいま80%オフセール中。