1946年の本日、かの名画『カサブランカ』が日本で封切りになったとのことでこちら。繊細でエレガントなモダンローマンディスプレイ。ゆったりした骨格をベースに、一部にちょっと変わったグリフを持った書体で、見ての通りちょっとしたリガチャーがある。が、この数はかなり少ないのであんまり期待しないように(笑)。まあシンプルで使いやすいのではないだろうか。リガチャーを活かすためにはアケ組みはしない方がいいだろう。ちなみにカサブランカとはスペイン語で「白い blanca」「家 casa」という意味で、モロッコの都市名だったり花の名前だったりする。君の瞳に乾杯。1ウェイト。
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ゴージャス感のあるハイコントラストのトランジショナルローマンディスプレイ。どっしりとした骨格と、大きなブラケットを持った鋭いセリフが特徴の書体で、グリフが多く、キリル文字を含め900ほどもある。Swashes の方は名前の通りスワッシュを持ったオルタネートとリガチャーを持っていて、それらを含めるとグリフ数は1200ほど。見ての通り堂々としたゴージャス感があるので、高級感の演出に最適。それぞれ7ウェイトずつある他、バリアブルタイプもあり。ただいま60%オフセール中。
繊細でカジュアルなモダンスクリプト。グリフ違いはオルタネートではなくフォントファイルが分かれており、それぞれに「花嫁」「花婿」「指輪」などの名前が付いて9種類あり、それぞれにやや傾いたオブリークバージョンがある。正直違いは微妙すぎる気がする(笑)。それとは別に行頭と行末向けのスワッシュバージョンが1種ずつ。おそらくは Word などでも使いやすくするためにオルタネートにはしなかったのだろうと思われる。ジューンブライドにどうぞ。
エレガントで柔らかい雰囲気のモダンローマンディスプレイ。ややコントラスト強めで全体的にコンデンスなプロポーションのモダンローマンをベースに、K のアームや e のアイなど、所々柔らかな曲線が使われており、それがフェミニンな雰囲気を醸し出している。スワッシュオルタネートが2種あり、ちょっとしたものと、8の字になった大きめなものとがある。リガチャーは残念ながら4つほどとごく少なめ。1ウェイトのみ。
アール・デコ調のレトロなサンセリフディスプレイ。バウハウスとアール・デコ風味をかけ合わせたとあり、Avant Garde の文言もあることから、そっちへのオマージュもあるだろう。ジオメトリックをベースに変わったプロポーションで構成されており、これまた変わったリガチャーも用意され、おもしろい文字組みが楽しめるようになっている。小文字はなくスモールキャップス。2ウェイト。3,000円ちょいとお安め。
クラシカルな正統派本文用オールドスタイルローマン。作者がスウェーデン語版の『指輪物語』初版を購入した際、Berling で組まれた本文を見て感動して制作したとの事。Berling の(おそらく)ベースとなった Weiss も参考にしたとある。セリフがやや小さめで太く、また J や R のテーパードになっているところも少し太めで丸く処理されており、小さな本文サイズでチカチカしないようにという配慮だと思われる。また画像にあるようにルネサンス風のオーナメントも付属しており、全体的にホントにクラシカル。ウェイトは2ウェイト、しかも Bold にはイタリックもない、という完全に書籍本文を意識したセットとなっている。
ネオグロテスク寄りのジオメトリックサンセリフ。名前の通り「一般的な」ものを目指しているようで、ジオメトリックでありながらかなりネオグロテスク寄りの書体である。字種が非常に多く、各種数字や記号類、ギリシャ文字やキリル文字も含め計1900ほど。ファミリーもこれまた多く、字幅に3種類と字面が全体的に小さい Compact というのがあり、それぞれ11ウェイト。ほかにモノスペースの Mono が1種類7ウェイトで計102種もある。別にバリアブルタイプも用意されている。ただいま60%オフセール中。
沖縄はんまースゴい雨なのでこちら。ブラッシュタイプのモダンカリグラフィースクリプト。やや毛足の長い筆でへにょへにょ書いたようなストロークが特徴のスクリプトで、傾きはなくアップライトでデコボコしててバウンシーである。期待するようなスワッシュオルタネートはなく、リガチャーがちょっとあるのみ。残念。カジュアルでかわいらしいので、その辺の用途にどうぞ。1ウェイト。
本日『時の記念日』だそうなのでこちら。クラッシィなモダンローマンディスプレイ。優雅でコントラストの強いモダンローマンに、ちょっと変わったリガチャーがちょろっと付属している。LO のように伸びたスワッシュが反対側でくっついたりするのはなかなか珍しいと思う。まあでもそんなところです。大文字のみで1ウェイトのみ。
ヴィンテージテイストのディスプレイデュオ。モノラインの柔らかカジュアルなスクリプトと大文字のみのサンセリフのデュオで、どちらもやや太めのストロークで端が丸くなっている。サンセリフの方は、ストロークがクロスするところがボタッとしたインク溜まりのように処理されていて、カジュアルさが強調されている。木のアイコンやフローリッシュオーナメントが付いており、組み合わせて作例のようなロゴが作成可能になっている。スクリプト3ウェイト、サンセリフ2ウェイト。