筆者が独断と偏見で選んだおしゃれでかっこいい英語フォント(欧文書体)をほぼ毎日1書体ずつ紹介しています

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必見! お薦めのタグ5選

Patron

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視認性の良いネオグロテスクサンセリフ。ギュンター・ゲラルド・ランゲ Günter Gerhard Lange とロジャー・エクスコフォン Roger Excoffon の書体にインスパイアされたとある。ランゲは Akzidentz Grotesk の作者なので分かるが、エクスコフォンの方は Mistral や Choc などのスクリプトで有名で、どの辺に影響受けたのかはよく分からない。一応 Antiqua Olive とかあるようだが…まあいいや。ややコンデンス気味で字幅が狭い上にxハイトがかなり大きく、どうもサイン用途向けに制作されたようで、グリフにも丸数字や矢印が多く、デモ画像にも空港のサインなどがある。なんとなくほんのり手書きのニュアンスが残っており、ちょっと温かみがあるだろうか。ストロークの端はフレア気味になってるとのことだが、全然分からない(笑)。イタリックもあって6ウェイト。ただいま40%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2023
Designer(s)
Publisher

Rovela

Rovela

まだまだ流行は終わらない、久々に紹介のエレガントな変形系ディスプレイ。ライトウェイトのコントラストの強いサンセリフをベースに、見ての通り変わったグリフやリガチャーが多数ある書体である。ヘアラインのストロークは端がちょっと広がってフレア気味になっているのが特徴。このテとしてはめずらしくファミリー展開されており、イタリックもあって4ウェイトある。重いウェイトもヘアラインの方はそのままなので、コントラストが強くなる。小文字はナシ。ただいま40%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2023
Designer(s)
Publisher

ITC New Baskerville

ITC New Baskerville

トランジショナルローマンの代表格。18世紀英国のタイプデザイナー、ジョン・バスカーヴィル John Baskerville (1706-1775) の書体を元に制作された。オールドスタイルとモダンの中間の過渡的な(transitional)スタイルのローマンで、オールドスタイルに比べてコントラストが強く、セリフは細くてブラケットが小さい。生まれた英国ではあまりウケが良くなく、アメリカで好まれたようである。この Baskerville も多数のファウンダリーが制作しており、かなりのバリエーションがあるが、この ITC のものが比較的スタンダードらしい。4ウェイト。Adobe Fonts では URW と ParaType の Baskerville が利用可能。ちなみによく「トランジショナル」を「トラディショナル traditional(伝統的な)」と間違える人がいるので注意。

Category(s)
Design Date
1982
Publisher
ITC

Söhne

Söhne

高級オフィスチェアで有名なハーマンミラーがロゴを変更したそうで、それに使用された書体を紹介。スッキリモダンなネオグロテスクサンセリフ。「Akzidenz Grotesk の記憶を Helvetica のフレームを通して現実化した」とある。なるほどそれらの遺伝子を受け継いでいるなと感じる書体だが、古さは感じずスッキリとしていてあくまでモダンである。可読性も大変良好。字幅に3種類あり、このレギュラーとコンデンスな Schmal、幅広の Breit がある他、モノスペースの Mono もある。それぞれイタリックもあって8ウェイトずつ。ファウンダリーはニュージーランドだが、書体名やファミリー名にドイツ語を使用しているところがリスペクトを感じる。

Category(s)
Design Date
2019
Designer(s)
Publisher
Fontspring
Set Sail Studios

Scarlet Jazz

Scarlet Jazz

本日なんか消滅した?っぽいが『ジャズの日』だったらしいのでこちら。変わったリガチャーがおもしろいディスプレイローマン。コントラストの強いモダンローマンベースで、見ての通り一部リガチャーがある。ただこういうリガチャーを売りにした書体は数あるが、この書体は一般的な繋ぎ方とちょっと違うところがおもしろい。見本では大文字しかないが小文字もあるのでご安心を。1ウェイトのみ。

Category(s)
Design Date
2024
Designer(s)
Publisher

Bustra Script

Bustra Script

非常に繊細で優雅なカッパープレートスクリプト。めずらしく9ウェイトもあるスクリプトだが、一番太くてもなかなかに細く、まるで床に落ちた髪の毛のよう(例え方…)。xハイトが結構大きく、グリフを視認できさえすれば(笑)読みやすくはある。スワッシュオルタネートはかなりあるようで使い出があるだろうが、カリグラフィーの知識がないとセンスよく使うのはなかなか難しい。がんばってみて欲しい。

Category(s)
Design Date
2024
Designer(s)
Publisher

The Main

The Main

なんかかっちょいい名前のモダンなサンセリフ。ネオグロテスク、ヒューマニスト、ジオメトリックのいろんな要素をちょっとずつ含んだようなスタイルで、あまり見ないタイプでカッコいい。xハイトはほんのり小さいが、カウンターが大きく可読性は大変良好で長文にも十分耐えうるだろう。a や g は2階建てで、1階建てのオルタネートはナシと潔い。オブリークタイプのイタリックもあって8ウェイトある他、バリアブルタイプもあり。

Category(s)
Design Date
2023
Designer(s)
Publisher
House Industries, now available on MyFonts!

Billion Miracles

Billion Miracles

カジュアルでガーリーなシグネチャースクリプト。モノラインの柔らかいストロークで、小文字は小さく横の流れが強いが意外と可読性は悪くない。派手なスワッシュオルタネートはないが、小文字には微妙なグリフ違いのオルタネートとリガチャーが多数あり、手書きのブレが再現できるようになっている。雰囲気はやっぱりガーリーかなという感じ。名前は「10億の奇跡」という意味だが、10億もあるとそれが普通で奇跡とは呼べない気がする(笑)。1ウェイトのみ。

Category(s)
Design Date
2021
Designer(s)
Publisher

Trajan Pro 3

Trajan Pro 3

ローマンキャピタルの最高峰(断言)。ローマにあるトラヤヌスの記念柱の根元にある碑文の書体を元に制作されたもの。この碑文の書体こそがすべてのローマン書体の原典であるとされ、ここから何万というローマン書体のバリエーションが生まれたが、Trajan はこの碑文の書体そのものに近い形で制作されている。2000年経ってもこの威風堂々たる雰囲気の人気は衰えず様々な場面で使用されており、特に映画界では重宝されている模様(笑)。1989年に制作されてから二度改定されており、この 3 が最新版。2ウェイトから6ウェイトになり、ギリシャ文字とキリル文字が追加された。個別購入できる他、Adobe Fonts でも配信されている。Adobe Fonts ではカラーフォント版の Trajan Color も利用可。

Category(s)
Design Date
1989, 2014
Publisher

Nereida

Nereida

コントラストの強いラグジュアリー感のあるディスプレイ。モダンローマンからセリフが落ちたようなスタイルのコントラストの強い書体で、ウェイト展開は多いものの、ヘアライン部の細さは変わらないので、小さく使うのは無理だろう。リガチャーが少しあるが、変わってるのが大文字にスクリプト型のスワッシュオルタネートがあること。これがなかなかおもしろい。字幅に3種類あり、それぞれに7ウェイトずつで計21種。名前はギリシャ神話に登場する海の精ネレイスのスペイン語形らしい。ただいま60%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2023
Designer(s)
Publisher
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法 購入方法を note で解説しています。英語でもだいじょうぶ!
シンプルモダンでおしゃれな欧文ロゴをデザインします

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