ジオメトリックながらクラシカルな雰囲気を持つサンセリフ。Futura など20世紀初頭のジオメトリックをベースに、ルネッサンス期の書体の風味を持たせたとある。グリフを見てみるとなるほどなかなかクラシカルでスモールキャップスやオールドスタイル数字などがあり、しかも可読性も大変良好で長文にも耐えうるだろう。スワッシュを持ったオルタネートや多数のリガチャーもあり、ディスプレイやロゴ用途にも大変優秀。非常に使い勝手の良い書体だろう。イタリックもあって10ウェイトある他、バリアブルタイプもあり。ただいま65%オフセール中。
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なかなかめずらしいテイストのスクリプト。ストロークはコントラストの強いカッパープレートのそれだがグリフは結構カジュアルで、なのにあまり上下には暴れず字幅も揃って整然としているという、いろんな要素がコンバインされた見たことないタイプの書体である。派手なスワッシュの付いたオルタネートはないが、いくつかの字にはちょっとしたグリフ違いが用意されている。あとリガチャーもちょろっと。1ウェイトのみ。ただいま65%オフセール中。
レトロ風味のあるヒューマニストサンセリフ。ルネッサンス期の書体に影響を受けたとあり、全体的な骨格や雰囲気はクラシック。ステムの中央部がくびれており、ストロークの端はフレア気味になっている。スモールキャップスやオールドスタイル数字などを持っている他、何に使うのかは不明だが、小文字は上付き・下付きのグリフがある。さらにそれらの m はなぜか左右のアーチが切れているが、これまた初めて見るグリフである。多少クセはあるが可読性は良好で、ある程度の長文にも耐えられるだろう。イタリックもあって5ウェイト。ただいま49%オフセール中。
全然関係なさそうだけど名前だけクリスマスなシグネチャースクリプト。ややコントラストのあるストロークのラフなシグネチャータイプで、グリフは結構暴れているが潰れてはいないのでまあまあ読みやすい。大文字にオルタネートはないが、小文字にはリガチャーがそこそこあり。総グリフ数は300足らずで最近のスクリプトとしては少ない方だろう。傾きのないアップライトの Regular と、やや傾いた Italic の2種。
かわいらしいアール・デコ風味の半スクリプト。Charles Blumelein という人が1930年頃のニューヨークでコツコツと200種類ほどのスクリプトをデザインしていたそうで、そのひとつをフォント化したものだそうである。この頃はこういうスクリプトと通常のタイプフェイスの中間のような書体がよく作られており、それを筆者は勝手に「半スクリプト」と呼んでいる(というか今作った)。通常は水平のバーが右肩上がりで、全体的にも右上がりのグリフとなっている他、M や N はアーチが大きくなっていたりと、あちこちユニークな処理が施されている。雰囲気はレトロでかわいらしく、ロゴなどに使うとおもしろいだろう。Adobe Fonts にはこのファウンダリーが復刻した Blumelein の書体が多数あるので、使ってみてはいかがだろうか。1ウェイトのみ。
シックでかわいらしいデコラティブなスラブセリフディスプレイ。ライトウェイトのややジオメトリック寄りのスラブセリフに、ちょっとした北欧風の植物的なオーナメントが付いているディスプレイで、とてもシックでかわいらしい。クリスマス向けのフォントはかなりの数があるがほとんどが子供向けで、こういう雰囲気のものはなかなかないのでとてもありがたい。オーナメントが付いてるのは大文字のみで、付いてないバージョンもオルタネートにある。名前の Hygge ヒュッゲとはデンマーク語で「居心地のいい空間」「楽しい時間」などを表す言葉だそうである。1ウェイトのみ。
今日から12月とかヘタなホラーより恐ろしいが取り敢えずこちら。デコラティブなオープンフェイスのディスプレイローマン。大文字のみで、大文字のグリフにはスタンダードなもの、小文字の方にはデコラティブに変形したグリフが入っており、リガチャーも多数あるようで、これらを組み合わせておもしろい文字組みが楽しめるようになっている。大変華やかでこの時期にぴったりだろう。1ウェイトのみ。
ライトウェイトのカジュアルなモノラインスクリプト。グリフは柔らかくゆったりしており、大文字はダイナミックだが小文字は割りとスタンダードで崩れておらず読みやすい。一見よくあるスクリプトに見えるが、よくよく見るとストロークが変わってて、あんまりこの書き方はしないなーというのがチラホラあってめずらしい。筆者は近頃こういうスクリプトを書くこともあり、「こんな書き方もあるのか」と勉強になる。オルタネートやリガチャーはもちろんある。Regular は普通に傾いてるが、傾きが若干強い Oblique と2タイプある。
本日『いい肉の日』なので BBQ に似合いそうなこちら。カジュアルなレイヤードスタイルのサンセリフディスプレイ。基本は大文字のみのコンデンスなイタリックで、これしかスタイルがないのだが、フィルとシャドウがなんと200種類以上あって、これを重ね合わせることで無限(実際は有限・笑)の組み合わせを生むことができるようになっている。テイストはアメリカンヴィンテージなので、ステーキハウスとかその辺に似合うだろう。実際、それらのアイコンイラストが多く付属している。ここまで種類は多くはないが、同様のファミリーに小文字もある普通のサンセリフの Zing Sans Rust、スクリプトタイプの Zing Script Rust もある。ただいま50%オフセール中。
お肌がプルプルになりそうな名前の、全体的に鋭い感じのするディスプレイローマン。基本はコントラストの強いモダンローマンで、骨格は割とスタンダードだが、水平のストロークがあちこち針のようにテーパードになっているのが特徴。イタリックも通常のものより傾きが強い。そんな感じなのでやはりディスプレイ向きで、本文用途には使いづらいだろう。字幅にレギュラーとコンデンスの2種がある。それぞれ7ウェイトある他、バリアブルタイプもあり。ちなみに残念だがコラーゲン collagen の美肌への有用性については科学的根拠がイマイチ薄いようだ(笑)。ただいま50%オフセール中。